事業計画書のテンプレートを、ExcelとPDFの2つの形式で無料配布しています。
事業計画書テンプレート(Excel・PDF)無料ダウンロード

Excel版は、売上と費用を入れると粗利益・営業利益・資金の過不足が自動で出る作りです。小売業・飲食店・不動産投資の記入例もそろえています。
| 形式 | Excel(.xlsx)/PDF(印刷して手書き用) |
|---|---|
| 用紙 | A4縦・4枚(表紙/事業概要/売上・利益計画/資金計画) |
| 計算式 | Excel版のみ。粗利益・販管費・営業利益・1人当たりの数値・資金の差額 |
| 期間・単位 | 3期分(年単位)、金額は千円 |
| 料金 | 無料・会員登録なし |
業種別の記入例(クリックで詳細へ)
テンプレートの中身と使い方
事業概要シート
事業概要シートには、会社名や代表者名などの企業概要から、事業プラン、顧客ターゲット、競合の状況、販売ルートまで、文章で書く欄をまとめました。 各欄は1〜2行ほどの大きさです。長い説明は別紙にして、ここには要点だけ書くと読みやすくなります。
売上・利益計画シート
売上・利益計画シートは、第1期から第3期までを横に並べた表です。売上高と売上原価を入れると粗利益が出ます。 販管費の欄は、人件費・広告宣伝費・研究開発費・その他(家賃・光熱費など)の合計です。そこから営業利益まで自動で計算されます。グレーの欄は計算式なので、入力は要りません。
資金計画シート
資金計画シートには、設備資金と運転資金を合わせた「必要な資金」と、自己資金や借入などの「調達の方法」を書きます。 一番下の差額が0になれば、必要な額と集める額がそろっている状態です。マイナスなら、まだ資金が足りません。
PDF版は同じ4枚を印刷用にしたものです。計算式は入っていないので、欄外の式を見ながら電卓で計算してください。
創業時、事業計画書を一から作った経験
株式会社エクシアでも、創業のときに事業計画書を作りました。創業資金を身内に出してもらうため、事業の中身を説明する資料が要ったのです。
作成にかかった時間2~3週間ほど
雛形は手元になく、Excelの白紙のシートに表を一から組み、数字を当てはめていきました。
今振り返ると、数字の意味を正確に理解しないまま埋めた欄もあったと思います。Excelの関数も不慣れだったため、計算式の不備も多かったはずです。
あのとき雛形があれば、もっと楽に作れたでしょう。このテンプレートで粗利益や営業利益を自動計算にしたのは、数字のつながりを手で追わなくて済むようにするためです。資金計画シートの調達先にも「親族・知人から」の欄を入れました。
売上と損益分岐点の考え方(記入例の数字で確認)
売上高は「数量×単価」で組み立てると、相手に説明しやすくなります。
以下は、売上原価を変動費、販管費をすべて固定費とみなして計算したものです。
| 確認項目 | 小売業の記入例 | 飲食店の記入例 |
|---|---|---|
| 売上の式 | 延べ客数25,000人× 客単価2,000円 | 月平均2,500食× 12か月× 1食1,000円 |
| 年間売上 | 5,000万円 | 3,000万円 |
| 変動費率 | 60% | 30% |
| 固定費とみなす販管費 | 1,980万円 | 1,800万円 |
| 分岐点の計算 | 1,980万円 ÷ 0.4 | 1,800万円 ÷ 0.7 |
| 損益分岐点売上高 | 4,950万円 | 約2,571万円 |
飲食店の計画の売上3,000万円は、分岐点を400万円あまり上回っています。小売業の計画の売上は5,000万円なので、第1期はほぼ分岐点ちょうど。営業利益は20万円しか残りません。
こうした年は、売上が少し下振れしただけで赤字になります。説明する相手からも聞かれやすいので、どこまで売上が落ちても耐えられるかを答えられるようにしておくと安心です。
業種別の記入例
小売業の記入例
- 会社名
- 明日輝小売株式会社
- 事業形態
- 株式会社
- 起業の経緯・理由
- 地域社会への貢献と健康的な生活スタイルの提供
- 経営理念
- 「毎日の生活に輝きを」をモットーに、地域密着型の小売業を展開
- 事業プランの概要
- 地域密着型の小売店舗の展開、オンラインショッピングサービスの提供
- 売上・利益計画
- 第1期の売上高5,000万円、営業利益20万円。第3期は売上高7,500万円、営業利益320万円
飲食店の記入例
- 会社名(屋号)
- にこにこラーメン
- 事業形態
- 個人事業主
- 経営理念
- 「お客様の笑顔のために、一杯のラーメンから幸せを提供する。」
- 事業プランの概要
- 独自のレシピによるラーメンの提供と、地域コミュニティに貢献するイベントの開催
- 売上・利益計画
- 第1期は月平均2,500食で売上高3,000万円、営業利益300万円
不動産投資の記入例
- 会社名(屋号)
- 山田不動産投資
- 事業形態
- 個人事業主
- 主な事業内容
- レジデンシャル不動産への投資および賃貸管理
- 経営理念
- 「安心して暮らせる住空間を提供し、地域社会に貢献する。」
- 事業プランの概要
- 中古の住宅やアパートを購入し、リノベーションを施した後、賃貸に出す。
この記入例だけは、不動産投資に合わせて表の項目を変えています。
販売計画のシートは、購入物件数・総賃貸戸数・想定賃料・年間賃料収入・運営コスト・ローン返済・年間利益の順です。第1期の年間賃料収入864万円は、10戸×月8万円×12か月から、空室率10%を差し引いて出しています。
事業概要シートの最後には資金計画の欄があり、物件購入2,000万円・リノベーション500万円・運転資金500万円の合計3,000万円を、自己資金1,000万円と銀行ローン2,000万円でまかなう形です。
表の「年間利益」は、賃料収入から運営コストとローン返済を引いた、手元に残るお金の目安です。ローン返済には元金も含まれるため、確定申告で計算する不動産所得とは一致しません。
日本政策金融公庫の創業計画書との違い
日本政策金融公庫は、融資の申し込みに使う「創業計画書」の様式と、業種別の記入例を公開しています。その記入例と、このテンプレートの項目を並べてみました。
| 公庫の創業計画書 | このテンプレート |
|---|---|
| 創業の動機 | 事業概要「起業の経緯・理由」 |
| 取扱商品・サービス | 事業概要「商品・サービス」「商品概要」 |
| 従業員 | 売上・利益計画「人員計画」 |
| 取引先・取引関係等 | 事業概要「仕入・供給ルート」「販売ルート」 |
| 必要な資金と調達方法 | 資金計画シート |
| 事業の見通し(月平均) | 売上・利益計画(年単位・3期分) |
| 経営者の略歴等、お借入の状況、関連企業 | 欄なし |
大きく違うのは2か所です。公庫の様式には経営者の略歴や今の借入を書く欄がありますが、このテンプレートにはありません。数字の見通しも、公庫は月平均、こちらは年単位です。
提出先が様式を決めているなら、その様式で出すのが確実です。個人的には、このテンプレートで3期分の数字を先に固めてから公庫の様式に書き写す流れが、手戻りが少ないと感じます。月平均に直すときは年の数字を12で割るのが目安ですが、季節で売上が大きく変わる業種は月ごとに考え直してください。
提出前に見直したいところ
テンプレートを埋め終えたら、3か所だけ確認しておきましょう。
- 資金計画シートの差額が0になっているか。ここがずれていると、必要な資金をどう集めるかの説明がつきません。
- 販管費の内訳に人件費が入っているか。人員計画に人数を書いても、金額は販管費の「人件費」に入れないと利益に反映されません。
- 単位が千円になっているか。円のまま入れると、表の数字が1,000倍になります。
よくある質問(FAQ)
Word版はありますか?
PDF版とExcel版の違いは何ですか?
月ごとの資金繰りも管理できますか?
記入例の会社名や数字は実在のものですか?
事業計画と一緒に使える関連テンプレート:








