「シフト表」は、アルバイトやパート、社員の勤務管理に欠かせません。

このページでは、現場での運用経験をもとに、すぐに使えるエクセル形式のテンプレートを紹介。飲食店やコンビニなど、業種ごとの特性やよくあるトラブルを踏まえてカスタマイズされたシートも用意しています。

シフト管理で悩む店舗オーナーやシフト担当者の方は、ぜひ利用してください。

【実務経験コメント】
店舗の人員配置を手書きで管理していた頃は、月末になると修正のたびに大混乱。。。このテンプレートは、そうした現場での経験をもとに、「誰でも使いやすく」使えるように工夫しています。

シフト表テンプレート

1ヶ月、1週間、1日単位のエクセルで作成したシフト表テンプレートです。社員やアルバイト、パートのスタッフの勤務管理に使用できます。クリックすると大きな画像を表示することができます。

1ヶ月単位

エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。10人分のスタッフの1か月間のシフトを管理できます。

ページ上部の「年」」と「月」に該当月の数値を入力すると自動的に曜日が設定されます。日付は1~31で固定なので28日や30日の場合は31日を消去してください。

業務を開始する時間を「入」、終了する時間を「出」に記入するタイプです。勤務時間を自動計算しませんので注意してください。

カスタマイズ例(1ヶ月単位:shift01)
・スタッフ人数を15人に増やすため、行を追加
・月末31日が不要な月は非表示に設定
・土日・祝日に色をつけて視認性アップ
・深夜勤務や早朝勤務に対応するため「備考欄」を追加
エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。1ヶ月のスタッフのシフトをA~Fまでの勤務区分で管理する方式のシフト表です。A~Fまでの勤務区分は特に計算には使用していないので自由に変更してください。

表が細かくて見ずらい場合は、行の高さを変更してスタッフの人数を少なくしてもいいでしょう。

エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。1ヶ月のスタッフのシフトをA~Fまでの勤務区分で管理する方式のシフト表です。A~Fまでの勤務区分は特に計算には使用していないので自由に変更してください。

シフト表テンプレート03とほぼ同じ形式のテンプレートですが、こちらは下部に合計欄がついていて勤務時間を自動計算するので日ごとのA~Fの人数がわかるようになっています。

カスタマイズ例(勤務区分管理型(shift03 / shift04))
・勤務区分「A〜F」を独自表記(例:早番・遅番・通し)に変更
・勤務区分ごとの人数を自動でカウントする式を追加(shift04)
・スタッフ数に応じて行数を調整、印刷時にA4内に収まるよう調整
・部署別の背景色設定(例:キッチンは水色、フロアは薄緑)
エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。上部の年月を入力すると曜日とカラーが自動で設定されます。01とレイアウトは似ていますが、日付の下に備考を入力する欄があります。
カスタマイズ例(備考欄付き:shift07)
・備考欄に「希望休」や「資格保有者」などの情報を記載
・曜日別の色分け(例:土曜は青、日曜は赤)を自動設定
・行の高さを調整して小規模店舗向けに縮小
・祝日の自動反映欄を追加(祝日CSVからVLOOKUPで反映)

1週間単位

エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。始業~終業までの時間を設定することで1週間のスタッフのシフトを管理することができます。

1週間の日付と曜日はページ上部の「期間」の開始日の年月日を入力することで自動的に設定されます。終了日は特に計算には使っていません。

カスタマイズ例(1週間単位:shift05)
・シフト時間に「休憩時間」の列を追加し実働時間を算出
・特定日のメモ欄(例:イベント、棚卸日)を設けて運用
・開始時間と終了時間から自動的に実働時間を計算する関数を追加
・夜勤シフト用に日をまたいだ勤務に対応した入力欄を追加

1日単位

エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。13人分のスタッフの1日のシフト時間を管理できます。「開始時間」と「終了時間」を入力していくだけで「勤務時間」、「時間のチャート」、「時間ごとの人数」を自動的に計算してくれます。

チャートの色は条件付き書式で設定しているので、もし色を変更したい場合は、7時の各社員のセルを選択して「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールの管理」から変更してください。

エクセルで作成されたA4横型のシフト表テンプレートです。スタッフ1人1人の開始時間と終了時間を管理することでスタッフをもれなく配置することが可能なテンプレートです。

テンプレート02とほぼ同じ形式ですが、02は1時間単位、こちらの06は30分単位で作成できます。開始時間と終了時間を入力すると勤務時間と時間ごとの人数を自動的に計算してくれます。チャートは自動では作成しませんので、自分でシフト時間を塗りつぶしてください。

カスタマイズ例(1日単位:shift02 / shift06)
・セルに時間帯で色をつけてチャートの視認性を向上(02)
・30分単位で対応するために列数を拡張(06)
・時間ごとの必要人数を比較できる欄を追加
・「希望時間帯」と「確定時間帯」を別列で管理

飲食店向け

飲食店などのアルバイトやパートなどのスタッフを管理できるエクセルテンプレートです。1日のシフトを時間単位で入力し、時間別の人員の合計や、日給の合計を計算することができます。

「出勤時間」と「退勤時間」を手入力することで、時間別のシフトを自動的に入力しどの時間に何人入っているかわかります。

カスタマイズ例(飲食店向け:shift08)
・日給計算に時給の自動反映式を追加
・ポジション(キッチン・ホール)ごとの人数集計を追加
・「ピーク時間帯(11:30~14:00)」に必要人数との差分を表示
・固定シフト社員と変動シフトバイトを色分け表示

コンビニ向け

コンビニなどの24時間営業する店舗でシフト管理ができるエクセルテンプレートです。横軸を日付にし、1週間の予定をスタッフの稼働時間に色分けします。自動計算機能はありません。
カスタマイズ例(コンビニ向け)
・24時間を3交代(早番・遅番・夜勤)に分けた帯を色で可視化
・夜勤手当や深夜時間の計算式を追加
・学生バイトとフルタイムで行を分けて記載
・祝日・繁忙期(年末年始)の欄を強調
⚠️ テンプレート作成時のよくある失敗
・古いシフト表のまま配布して混乱が生じる
・時短勤務や休憩時間の記入漏れ
・スタッフの希望休が反映されていない
・視認性を意識せず、色分けやレイアウトが不十分

シフト表テンプレートの種類と特徴

シフト表テンプレートは、従業員やアルバイトの勤務管理を効率よく行うための必須ツールです。用途や業種に応じて使い分けることで、作業負担を減らしミスの防止にもつながります。以下では主な種類とその特徴を紹介します。

📅 1ヶ月単位のテンプレート

月ごとの全体スケジュールを一覧できるため、バイトやパートのシフトを一括で管理したい場合に便利です。長期休暇や固定パターンの調整にも対応しやすく、月間全体の勤務状況が把握しやすくなります。

🗓️ 1週間単位のテンプレート

週ごとの細かなシフトを柔軟に管理したい場合に適しています。業務の繁閑に応じて調整しやすく、急な変更にも対応しやすいフォーマットです。

🕒 1日単位のテンプレート

時間帯ごとに細かく業務が分かれている業種に最適です。時間別の人員配置が明確になり、効率的なシフト作成をサポートします。

🏢 業種別テンプレート

飲食店・コンビニなど、それぞれの業種の業務フローに合わせて作られた専用のテンプレート。業種特有のニーズに対応できる構成となっています。

🔢 自動計算機能付きテンプレート

勤務時間や人員数などを自動で集計できる機能を備えたテンプレート。手作業でのミスを防ぎ、シフト作成の効率を大幅に向上させます。

よくある質問(FAQ)

テンプレートは無料で使えますか?
はい。すべてのシフト表テンプレートは無料でダウンロード・利用可能です。
スマホでも編集できますか?
基本はエクセル形式のため、スマホでの閲覧は可能ですが、編集にはPCやタブレットを推奨します。
勤務時間の自動計算には対応していますか?
テンプレートによって異なります。自動計算対応のものには「勤務時間自動計算」の記載があります。
テンプレートの編集やカスタマイズは可能ですか?
はい。Excel形式なので自由に行や列の追加・色の変更などが可能です。

まとめ

今回はシフト表の作り方やエクセルテンプレートを紹介しました。

手書きでシフト表を作成している店舗なども多いと思いますが、エクセルでテンプレートを作ってしまえば自動的に日付や曜日が作成できるので、毎月シフト表を印刷するのが楽になります。

修正やもっと使いやすいシフト表にしたいと思った時にもエクセルをある程度覚えれば、簡単に修正できるので是非テンプレートを活用してオリジナルのシフト表を作成してみてください。