タスク管理をする場合、チームで共有できるクラウド型のタスク管理ツールが主流となりつつありますが、手軽に導入でき、自由度の高いエクセルも根強い人気があります。特に中小企業や個人事業主では、「複雑なツールは不要」「ファイルで管理したい」という声も多く聞かれます。
このページでは、実務経験をもとに設計された無料のエクセルテンプレートをご紹介します。ToDoリスト、ガントチャート、WBSなど、管理の目的に応じてすぐに使えるテンプレートをダウンロード可能です。
タスク・進捗管理に使えるエクセルテンプレート一覧
ToDoリスト テンプレート(個人向けタスク管理)
タスクの整理や優先順位の明確化に最適なToDoリスト。エクセル形式なら印刷も簡単で、職場でも家庭でも手軽に導入できます。
・やるべきことが明確になる
・作業の抜けや漏れを防げる
・始めるのが簡単
・自分用・チーム用のどちらでも応用可能
A4縦型ToDoリスト(4種)
「No」「内容」「重要度」「実行日」など基本的な項目を備えた、シンプルなToDoリストです。デザイン違いで4種類用意しています。
1週間のToDoリスト
月~土までの1週間分を1枚で管理。視覚的に使いやすく、おしゃれなデザインでモチベーション維持にもつながります。
ガントチャート テンプレート(プロジェクト管理向け)
ガントチャートは、プロジェクトの全体像や進捗を「見える化」できる表として広く使われています。複数人での作業共有や、進捗の確認に適しています。
・スケジュールが一目でわかる
・遅れや問題点を可視化できる
・個人でもチームでも使える
テンプレート一覧(タイプ別)
- ▶ シンプルなガントチャート(3ヶ月スケジュール)
- ▶ 時間単位のテンプレート(1時間 or 30分刻み)
- ▶ 月単位(年間分)のテンプレート(2分割・3分割)
- ▶ 週間単位(1日 or 4分割)のテンプレート
シンプルなガントチャート
エクセルガントチャートとして基本的な項目を抑えたシンプルテンプレートです。
標準で3か月分のスケジュールが設定されています。項目はガントチャートで使用するタスク、担当者、予定開始日、予定終了日、ステータス、バーチャートの表となっています。
バーチャートやステータスの自動化はないのでカレンダーの作成は手動でセルを塗りつぶしてください。
表の月と日付と曜日、土日の表示は、開始日の設定をすることで自動で割り振られます。終了日は特に自動化に使用していません。
時間単位のガントチャート
時間単位でタスク管理ができるテンプレートです。
1時間単位でセルが区切ってあり、17時間分のタスクを管理できます。
時間はデフォルトで7:00~23:00までに振ってありますが、「開始時刻」を自分で設定することで自動的で時間が設定されるようになっています。
項目は、「タスク」と「開始時間」「終了時間」だけですが必要があれば列を追加してください。列を追加しても時間の自動計算には影響がありません。
「開始時刻」を自分で設定することで自動的に表に1時間ごとの時間が設定されるようになっています。
月単位のテンプレート(1年間)
1年間のタスクを管理できるエクセルガントチャートテンプレートです。1月単位でセルが区切ってあり2分割でスケジュールを組むことができます。
バーチャートは自動では表示しないので図形の矢印などで手動で描いてください。表の月と年は「開始のセル」を設定することで自動的に割り振ります。
バーチャートは自動では表示しないので図形の矢印などで手動で描いてください。表の月と年は「開始のセル」を設定することで自動的に割り振ります。
1週間のテンプレート
1週間だけのタスクを管理できるエクセルガントチャートテンプレートです。
1日単位でセルが区切ってありますが、バーチャートは自動では表示しないので図形の矢印などで手動で描いてください。
表の日付と曜日は、期間の設定をすることで自動で割り振られます。
項目は「タスク」しかありませんので必要な項目は列の追加で足してください。列を追加しても自動計算には影響しません。
1日単位でセルが区切ってありますが、1日を4分割して細かくタスクを設定できます。
バーチャートは自動では表示しないので図形の矢印などで手動で描いてください。
表の日付と曜日は、期間の設定をすることで自動で割り振られます。
ガントチャートテンプレートについては以下の記事も参考になります。
WBSテンプレート
WBSとは「作業を分解して構造化する」ということです。ガントチャートと混同されることは多いですが、ガントチャートは、WBSにカレンダーを付けてタスクを管理できるようにした表ということです。
WBSのメリットは、ガントチャートに似ていますがスケジュール部分がないので作業の細分化のメリットが主なものになります。
・作業の全体像がわかる
・作業の抜けや漏れを防ぐ
・作業の各工数がわかる
・役割を分担できる
WBSテンプレート(作業の構造化)
WBS(Work Breakdown Structure)は、作業を階層化して「抜け・漏れを防ぐ」ための管理表です。ガントチャートと併用することで、プロジェクト管理の精度を高めることができます。
・作業の全体像と構成がわかる
・抜け漏れ防止
・担当の割り振りや工数の把握に最適
テンプレートの種類
プロジェクトの開始日に日付を入れると日単位で約2か月分のカレンダーに関数と条件付き書式で自動的に日付と曜日(+土日の色分け)が入ります。
工程表テンプレート(製造業・業務工程の管理)
工程表は、製造業などで工程単位のスケジュールや作業内容を管理する際に使われます。ガントチャートやWBSと似た構成ですが、工程単位の管理に特化しており、よりシンプルに運用できるのが特徴です。
進捗管理表とタスク管理表の違い
進捗管理表とは?
プロジェクトの全体的な進行状況を記録・共有するための表です。特にマイルストーンや期日の管理に役立ちます。
- フェーズごとのスケジュール
- 進捗率や実績比較
- リスク・問題点の可視化
タスク管理表とは?
個別の作業内容や担当者ごとの進捗を把握するための表で、チームや個人での業務効率を高めるのに有効です。
- タスク名・担当者・期限
- 優先度やステータス
- 詳細メモ・進行状況の把握
テンプレートの作成背景・監修者について
本ページで紹介しているテンプレートは、中小企業の業務改善・帳票設計を10年以上経験してきたスタッフが、実際の現場で使いやすいように設計しています。エクセルが苦手な方でも使いやすいよう、関数や条件付き書式を活用しています。
本テンプレートは、株式会社エクシア(https://exia.co.jp/)のビジネス支援メディア「ビズルート」が監修・提供しています。