日計表は、1日の伝票の取引を集計するために作成します。

この記事では、総勘定元帳への転記に使われる「仕訳日計表」と毎日の売上を記録するための「売上日計表」のエクセルテンプレートを紹介します。

日計表テンプレート

エクセル版の仕訳に計表と売上日計表のテンプレートです。ダウンロードボタンで該当ページへ行きファイルを無料でダウンロード可能です。

仕訳日計表

毎日の仕訳状況を仕訳日計表に記録するためのテンプレートです。A4用紙1枚に3日分の日計表を作成することができます。

仕訳日計表テンプレート01

売上日計表

毎日の売り上げを記録するための売り上げ日計表テンプレートです。伝票枚数、現金、カード、その他の売り上げ金額を1か月分管理できます。

シート左上に該当年月を入力すると自動的に、日付と曜日が設定されます。また合計欄も自動で計算されるようになっています。

売上日計表テンプレート

 

日計表とは

経理における日計表とは、日々発生する取引を勘定科目ごとに集計した表です。売上や仕分けだけでなく、現金や預金などの残高なども確認できます。日計表は、以下の3つの目的で利用されます。

毎日の取引状況を把握する

日計表を作成することで、その日発生した売上や仕入などの取引金額を把握できます。また、現金や預金などの残高も確認できます。これにより、経営状況を日々把握することが可能になります。

試算表の作成

日計表は、毎月の試算表を作成するための基礎となります。試算表は、会社の財政状態や経営成果を示す重要な書類です。日計表が正確に作成されていないと、試算表も正確なものを作成することができないため注意が必要です。

ミスの発見

日計表を作成することで、取引の誤りや二重計上などのミスを発見することができます。早くミスを発見することで、すぐに修正することができ、会社の損失を防ぐことができます。

日計表の項目

日計表には、以下の項目が含まれます。

・日付:取引が発生した日付
・勘定科目:取引に関連する勘定科目
・摘要:取引の内容
・借方金額:借方に計上した金額
・貸方金額:貸方に計上した金額
・残高:借方金額と貸方金額の差額

日計表は、手書きで作成することもできますが、エクセルや会計ソフトを利用すると簡単に作成することができます。

日計表のメリット

毎日の取引状況を把握することができる
試算表の作成が容易になる
ミスの発見が容易になる
経理業務の効率化が図れる

日計表のデメリット

作成に時間がかかる場合がある
誤入力が発生する可能性がある

日計表は、経理業務において非常に重要な役割を果たします。日計表を正確に作成することで、会社の経営状況を把握し、適切な経営判断を行うことができます。

まとめ

毎日の科目別の仕訳を管理する仕訳日計表と現金やカードの売上を管理する売上日計表の2種類のテンプレートを紹介しました。

日計表を作成することで、毎日の伝票を集計することができ、総勘定元帳への転記の手間と転記時のミスを少なくすることができます。