企画書テンプレートを無料でダウンロードできます。A4 1枚でまとめるシンプルな企画書から、新規事業、イベント、商品企画、キャンペーン、プレゼン資料向けまで、用途に合わせて選べるようにしました。
企画書は、最初からきれいに作ろうとすると手が止まりがちです。まずは近いテンプレートを開いて、目的・対象・効果・費用だけ入れてみる。そこから削ったり足したりするほうが、実務ではかなり楽です。
企画書テンプレートの選び方
企画書といっても、使う場面で書く中身はかなり変わります。月曜朝の会議で上司に見せる1枚、イベント前に関係者へ配る資料、新規事業の初期検討で使う資料では、見せたい情報が違います。
まずは「何を判断してもらう資料か」で選ぶと迷いにくくなります。
| 作りたい資料 | 向いているテンプレート | 使う場面 |
|---|---|---|
| まず1枚でまとめたい | A4 1枚企画書テンプレート | 会議前のたたき台、上司への事前相談、社内共有 |
| 新しい事業案を出したい | 新規事業企画書テンプレート | 市場、収益モデル、初期費用、リスクを1枚で整理したいとき |
| イベントを企画したい | イベント企画書テンプレート | 開催目的、日時、会場、集客、予算をまとめるとき |
| 商品やサービス案を出したい | 商品企画書テンプレート | ターゲット、価格、販売方法、見込み効果を整理するとき |
| 見た目も整えたい | A4 1枚のプレゼン資料テンプレート | 経営層への説明、社外向け資料、プレゼン前の配布資料 |
| 承認や導入を求めたい | 提案書テンプレート | 業務改善、設備導入、費用承認など。企画書より提案書向き |
企画書テンプレート一覧|用途別・形式別の無料フォーマット
A4 1枚に収まるよう設計したテンプレートを、Word・Excel・PowerPoint形式で配布しています。テンプレートを使う前は、白紙の画面を見ながら「どこから書くか」で止まりやすいですが、枠があると、まず空欄を埋めるところから始められます。
項目名はそのまま使わなくてもかまいません。社内向けなら費用と担当、社外向けなら背景と効果を少し厚めにするなど、読み手に合わせて調整してください。
シンプルな企画書テンプレート(Word・Excel)
余計な装飾を省いた、書くことに集中できるテンプレートです。初めて企画書を書く新人の方や、急ぎで上司に概要を見せたい担当者に向いています。
新規事業企画書テンプレート(サンプル入り)
新規事業の企画は、商品企画よりも見る範囲が広くなります。市場、対象顧客、サービス内容、収益モデル、初期費用、運営体制、リスクまで入るので、いきなり文章で書き始めるとかなり散らかります。
このテンプレートには、新規事業の企画書サンプルを入れています。朝の打ち合わせ前にたたき台として配る、経営会議の前に上司へ方向性を見てもらう、といった場面で使いやすい構成です。
- 企画名
- 背景と課題
- 対象顧客
- サービス内容
- 収益モデル
- 初期費用・運営費
- 実施スケジュール
- 想定リスクと対応
イベント企画書テンプレート(1枚)
開催目的・会場・集客施策・予算など、イベントで実際に使う項目を組み込んでいます。社内イベント、展示会、セミナー、地域向けイベントなど、関係者が多い企画ほど、1枚で全体像をそろえておくと後の確認が楽です。
キャンペーン企画書テンプレート(1枚)
販促キャンペーンで使う目的・ターゲット・媒体配分・KPIを、1枚に収まるよう整理しています。媒体の比較や想定効果を全部入れようとするとすぐ窮屈になるので、細かい広告案は別紙に分けると見やすくなります。
商品企画書テンプレート(1枚)
新商品の立ち上げ時に、コンセプト・ターゲット・販売チャネル・収益見通しを整理できる構成です。パッケージ案や競合比較まで入れると詰まりやすいので、1枚目は判断材料に絞り、細かい資料は別に用意しておくと説明しやすくなります。
プロジェクト企画書テンプレート(横型)
A4横向きのレイアウトで、プロジェクトの流れや役割分担を横に見せられます。プロジェクト開始直後、関係者への説明や認識合わせに使うと、口頭だけでは伝わりにくい全体像を共有しやすくなります。
A3サイズの企画書テンプレート
A4 1枚では窮屈な企画に向いています。複数の施策を並べて比較したいときや、背景説明を少し厚めに入れたいときはA3のほうが読みやすいです。ページをめくらせない点はA4と同じなので、説明の場でも使いやすさがあります。
A4 1枚のプレゼン資料テンプレート(PowerPoint)
経営層へのプレゼンや社外向けの説明など、図やグラフで見せたい企画に向いています。PowerPoint版はパーツ単位で作ってあるので、別の企画書に流用したり、内容を更新するときに該当箇所だけ差し替えたりできます。
新規事業企画書サンプル|A4 1枚に入れる内容の例
新規事業の企画書では、「面白そう」だけではなかなか話が進みません。読み手は、誰に売るのか、どう収益化するのか、どこにリスクがあるのかを見ています。
下のように、最初は少し粗くてもいいので、1枚に並べてみると抜けが見えます。個人的には、収益モデルと初期費用を同じ画面に置くと、急に現実味が出て書きやすくなります。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 企画名 | 小規模店舗向け 予約・問い合わせ管理サービスの立ち上げ |
| 背景 | 美容室、整体院、個人スクールなどでは、電話、メール、SNS、LINEなど複数の窓口から予約や問い合わせが入っている。接客中に返信することも多く、予約の転記漏れや返信忘れが起きやすい。 |
| 目的 | 予約、問い合わせ、顧客メモを1つの画面で管理できる仕組みを提供し、店舗側の確認作業や連絡ミスを減らす。 |
| 対象顧客 | 従業員1〜10名程度の小規模店舗。美容室、ネイルサロン、整体院、学習塾、個人レッスン教室などを想定。 |
| サービス内容 | 予約日時、氏名、連絡先、問い合わせ内容、対応状況を一覧で確認できるWebサービス。対応済み・未対応を分け、返信漏れを防ぐ。 |
| 収益モデル | 月額利用料によるサブスクリプション型。基本プランは月額2,980円とし、予約件数やスタッフ数が多い店舗向けに上位プランを用意する。 |
| 集客方法 | 検索広告、業種別の導入事例ページ、無料お試し登録ページを中心に展開。既存の店舗向け顧客リストがある場合はメール案内も行う。 |
| スケジュール | 1か月目に要件整理、2〜3か月目で試作版を開発、4か月目にモニター店舗で検証、6か月目から正式リリースを目指す。 |
| リスク | 多機能な予約システムとの差が伝わりにくい可能性がある。初期段階では「小規模店舗がすぐ使える予約・問い合わせ管理」に絞って訴求する。 |
| 判断してほしい内容 | 試作版の開発可否、対象業種の絞り込み、モニター店舗の募集方法について確認を依頼する。 |
企画書の書き方|A4 1枚にまとめるコツ
A4 1枚に収めようとすると、何を書くかより、何を削るかで悩むことが多いです。全部入れたくなりますが、読み手が見るのは「判断できる材料があるか」です。
最初の数行で全体像を伝える
読み手は最初の数行で、その企画書を読み続けるかを決めます。5W1Hを一文で置いて、冒頭だけ読んでも何の企画かわかる状態にしておくと、後の説明が通りやすくなります。
- 誰に向けた企画かを先に書く
- 何を実施するのかを一文でまとめる
- いつまでに判断してほしいかを最後に入れる
視線の流れに沿って情報を置く
人の視線は、自然に上から下、左から右へ流れます。枠や小見出しで情報を分けておくと、読み手が迷いません。特に印刷して配る資料は、文字が詰まると一気に読みにくくなります。
| 項目 | 記載例 | 調整の考え方 |
|---|---|---|
| 期間 | 2026年7月〜9月 | 日付が未定なら「第2四半期」などでもよい |
| 予算 | 初期費用30万円、月額運用費5万円 | 概算でも入れておくと判断が進みやすい |
| 目標 | 問い合わせ数20件、初月契約5件 | 「売上増」だけでなく件数や率にする |
結論と要点は上部に置く
結論と要点は上部か左上に置きます。「これは説明したい」と思った情報ほど、読み手には後回しでよいこともあります。迷ったら、本文に入れずに補足資料へ回す判断で十分です。
- 上部に企画の結論を置く
- 要点は3〜5項目に絞る
- 細かい根拠は別紙や口頭説明に回す
効果は数字で、強調は絞る
「売上が上がる」よりも「月10件の問い合わせ増を目標にする」のほうが判断しやすくなります。強調も多すぎると逆に読みにくいので、本当に見てほしい箇所だけに絞ります。
- 効果は件数、金額、率で書く
- 前回実績や既存施策との差を添える
- 太字や色の使いすぎを避ける
次にしてほしい行動を最後に書く
企画書を読んだ相手が「で、どうすればいいんだろう」と感じると、そこで止まります。最後に、承認してほしいのか、打ち合わせしたいのか、追加資料を見てほしいのかを書いておくと動きやすくなります。
- いつまでに判断してほしいかを書く
- 承認、相談、確認など行動を明記する
- 担当者や連絡先を入れておく
テンプレートを使う前と使うときの違い
テンプレートを使う前は、どうしても「きれいな企画書を作ること」に意識が向きます。そうすると、タイトルを直したり、枠線を整えたりしているうちに、肝心の企画内容が薄くなりがちです。
テンプレートを使うときは、まず見た目をいじらず、空欄を埋めるだけで始めてください。最初から完成形を狙わず、7割くらいの内容で一度印刷してみると、余白や文字量の詰まり具合がよく見えます。夕方に画面で見ていたときは平気でも、翌朝に紙で見ると「ここ長いな」と気づくことがあります。
| 場面 | テンプレートなし | テンプレートあり |
|---|---|---|
| 書き始め | 白紙から構成を考えるため時間がかかる | 項目に沿って仮入力できる |
| 社内確認 | 人によって見る場所がばらつく | 目的、費用、効果を同じ位置で確認できる |
| 修正 | 文章を足しすぎて長くなる | 枠に収まる分量を目安に削れる |
企画書と提案書・稟議書の違い
「企画書」と「提案書」は似ていますが、使う場面は少し違います。新しいアイデアや施策の方向性を見せるなら企画書。すでに課題があり、導入や承認を求めるなら提案書のほうが合います。
稟議書は、費用や契約などを正式に承認してもらう書類です。企画書で方向性が通ったあと、社内の決裁ルートに乗せる段階で使うことが多いです。
| 書類 | 主な役割 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 企画書 | 新しい案の内容や方向性を伝える | 新規事業、イベント、商品企画、キャンペーン |
| 提案書 | 課題に対する解決策を示す | 業務改善、システム導入、取引先への提案 |
| 稟議書 | 社内で正式に承認を取る | 購入申請、契約、費用発生、決裁手続き |
よくある失敗例と直し方
1枚企画書でつまずくのは、文章力よりも「何を残すか」の判断です。現場でよくある失敗をまとめました。
情報を詰め込みすぎて読みにくい
背景、目的、施策、費用、スケジュール、リスクまで全部を同じ密度で書くと、読み手がどこを見ればいいか迷います。説明したい内容が多いときは、企画書本体には判断材料だけ残し、詳細は別紙に分けます。
目的と手段が混ざっている
「SNSで告知する」「チラシを配る」は手段です。目的は「来店数を増やす」「新サービスの認知を取る」など、もう一段上にあります。ここが混ざると、会議で「そもそも何のため?」と戻されやすくなります。
新規事業なのに収益モデルが薄い
新規事業企画でありがちなのが、サービス内容は詳しいのに、どう売上を作るかが弱いケースです。月額課金、初期費用、紹介手数料、広告収入など、ざっくりでも収益の形を書いておくと話が進みやすくなります。
次の行動が書かれていない
「ご確認ください」で終わると、読み手に判断を丸投げしてしまいます。最後に「試作版の作成可否を確認したい」「来週の会議で対象業種を決めたい」など、次の行動を書いておくと止まりにくくなります。












