注文請書は、取引先からの注文を受けたことを文書で残すための書類です。

注文書を受け取ったあと、「この内容で引き受けます」と返すときに使います。金額、数量、納期、支払条件をそろえておくと、あとから確認するときに話が早いです。地味な書類ですが、月末に請求書を作るときや、納期の確認をされたときに効いてきます。

テンプレートを使う前は、前回のファイルをコピーして直すことが多いと思います。ただ、そのやり方だと前の会社名や支払条件が残りやすいんですね。テンプレートを使うときは、日付・宛名・発注内容・納期・税込金額だけ先に埋めて、最後に発注書と見比べる流れにすると少し楽です。

このページでは、Excel版とWord版の注文請書テンプレートを無料で配布しています。シンプルな書式、丁寧な提出向け、押印欄付きなど、取引先への提出方法に合わせて選べます。

このページで配布しているテンプレート

  • Excel版の注文請書テンプレート
  • Word版の注文請書テンプレート
  • シンプルな請書フォーマット
  • 押印欄付きの注文請書
  • 注文書との違い、書き方、収入印紙の確認

注文請書テンプレートの選び方

注文請書は、どの形式でも同じように見えますが、実際に使うと少し差が出ます。金額計算をしたいならExcel、文面や見た目を整えたいならWordが向いています。印刷して郵送するのか、PDFにしてメールで送るのかでも選び方が変わります。

用途 おすすめの形式 使いやすい場面
まず普通に使いたい シンプル版 備品購入、単発の物品取引、簡単な受注確認
金額や明細を入力したい Excel版 数量、単価、消費税、合計金額を表で管理したいとき
提出文書らしく整えたい Word版 丁寧・提出向け 取引先へメール添付、または印刷して渡すとき
押印して返送したい 押印欄付き Word版 会社印や担当者印を入れて、紙で提出する取引
すぐPDFにしたい Web作成ツール ExcelやWordを開かず、その場で請書を作りたいとき

注文請書テンプレート(Excel・Word無料ダウンロード)

Excel版は、明細や金額を入力しながら使いたい場合に向いています。Word版は、文章や余白を整えやすいので、取引先へ提出する文書として見た目を整えたいときに使いやすいです。

社内で控えとして残すだけならExcel、取引先に「書類として」出すならWord。ざっくり言うと、その分け方で選ぶと迷いにくいと思います。

Word版 注文請書テンプレート

Word版は、印刷して押印する場合や、PDFに変換してメールで送る場合に使いやすい形式です。項目を増やしたいときは表の行を足し、不要な項目は削ってください。現場では、全部をきれいに埋めるより「取引先が確認したい条件が入っているか」を見たほうが早いです。

注文請書テンプレート Word版 シンプル|宛名・発行日・明細・金額を記入できる無料書式

注文請書テンプレート Word版 シンプル
注文請書テンプレート Word版 丁寧 提出向け|取引先へ送る請書に使える無料フォーマット

注文請書テンプレート Word版 丁寧・提出向け
注文請書テンプレート Word版 押印欄付き|会社印・担当者印を入れて提出できる無料書式

注文請書テンプレート Word版 押印欄付き

Excel版 注文請書テンプレート

Excel版は、明細の行数が多い取引や、数量・単価・消費税を表で整理したいときに向いています。月末に請求書を作る担当者は、Excelで残っているほうがあとで見返しやすいはずです。

ただし、前回ファイルをコピーして使う場合は、宛名や納期が残りやすいです。朝いちで急いで発行するときほど、ここで引っかかります。発行前に、宛名・発注書番号・税込金額の3つだけは見直してください。

注文請書テンプレート Excel A4縦 シンプル|受注内容・金額・納期を記入できる無料書式

注文請書テンプレート Excel シンプル
注文請書テンプレート Excel A4縦|取引先情報・請書番号・支払条件を記入できる書式

注文請書テンプレート Excel 取引条件欄付き
注文請書テンプレート Excel 明細付き|商品名・数量・単価・合計金額を入力できる無料書式

注文請書テンプレート Excel 明細付き
注文請書テンプレート Excel 押印欄付き|発行日・発注者・受注者の欄がある請書書式

注文請書テンプレート Excel 押印欄付き
注文請書テンプレート Excel 消費税欄付き|送料・値引・税額の内訳を記入できる書式

注文請書テンプレート Excel 消費税欄付き
注文請書テンプレート Excel 納期・納入場所欄付き|取引条件を明記できる無料フォーマット

注文請書テンプレート Excel 納期・納入場所欄付き
注文請書テンプレート Excel 案件管理向け|請書番号・見積番号・案件名を記録できる書式

注文請書テンプレート Excel 案件管理向け
注文請書テンプレート Excel 備考欄付き|特記事項や取引条件を追記できる実務向け書式

注文請書テンプレート Excel 備考欄付き

注文請書とは

注文請書とは、取引先から受けた注文内容を確認し、その内容で引き受けることを示す文書です。

たとえば、取引先から「商品Aを100個、6月末納品でお願いします」という注文書が届いたとします。その内容を確認して、受注側が「この条件で承りました」と返すのが注文請書です。

注文書と注文請書のやり取りフロー図|発注から受注確認までの流れ

注文請書は、法律で決まった専用書式があるわけではありません。とはいえ、会社名、注文内容、金額、納期、支払条件があいまいだと、あとで確認に時間を取られます。

特に、電話やメールで条件を何度か変更したあとに請書を作るときは要注意です。最後に決まった内容がどれなのか、担当者の記憶だけだとズレます。こういうとき、紙でもPDFでも、ひとつの文書にまとめておくと安心感があります。

注文書・注文請書・受注書の違い

注文書、注文請書、受注書は名前が似ています。実務でも少し混ざります。ただ、役割を分けると次のようになります。

書類名 主に作る側 役割
注文書 発注側 商品や業務を依頼する内容を相手に伝える書類
注文請書 受注側 注文内容を確認し、引き受けたことを返す書類
受注書 受注側 受けた注文を社内で管理するための書類や台帳

会社によっては、注文請書を「受注書」と呼ぶこともあります。ただ、このページでは、取引先へ返す文書としての注文請書を中心に紹介しています。社内の受注管理表や受注台帳を探している場合は、別の書式のほうが合うこともあります。

注文請書の書き方

注文請書には、次の項目を入れておくと実務で使いやすいです。すべてを毎回入れるというより、取引先と確認したい内容を落とさないためのチェックリストとして見るとよいです。

  • タイトル:「注文請書」と記載する
  • 発行日:注文請書を作成した日付を入れる
  • 請書番号:社内で管理する番号があれば記載する
  • 宛名:発注側の会社名、部署名、担当者名を入れる
  • 発行者情報:受注側の会社名、住所、連絡先を入れる
  • 件名:何の注文に対する請書か分かる名前にする
  • 明細:品名、数量、単価、金額を記載する
  • 納期:納品予定日や作業完了予定日を入れる
  • 納入場所:商品や成果物を納める場所を記載する
  • 支払条件:月末締め翌月末払いなど、決まっている条件を入れる
  • 備考:発注書番号、見積番号、特記事項などを書く
  • 押印欄:紙で提出する場合や、社内ルールで印鑑を使う場合に入れる

注文請書の書き方 見本|発行日・請書番号・取引先・明細・支払条件の記入例

注文請書の記入例

宛名 株式会社〇〇 御中
件名 事務用品一式のご注文について
注文内容 A4コピー用紙 20箱、クリアファイル 100冊
納期 2026年6月30日
納入場所 貴社 本社総務部
支払条件 月末締め翌月末払い
備考 発注書No.2026-001に基づき、上記内容をお引き受けいたします。

見た目を整えるより先に、発注書と同じ条件になっているかを見ます。とくに納期、金額、支払条件は間違えると後で手戻りが出ます。夕方に急いでメール送付するときほど、前回のテンプレートに残った日付や社名を見落としがちです。

注文請書を使う場面

注文請書は、物品販売、工事、制作、修理、システム開発、業務委託などで使われます。すべての取引で必ず出すわけではありませんが、金額が大きい取引や、納期・仕様・支払条件をあとで確認したい取引では残しておくと便利です。

よく使う場面

  • 取引先から注文書を受け取ったあとに返送する
  • 工事や制作案件で、作業内容と金額を確認しておく
  • 社内の承認後、受注内容を正式な文書として残す
  • 請求書を作る前に、受注内容を見返す
  • 取引先から納期や金額を確認されたときに参照する

新人の担当者だと、「注文書があるなら注文請書はいらないのでは」と迷うことがあります。小さな取引ならそれでも回ることはあります。ただ、金額が大きい案件や納品日が決まっている案件では、受けた側の確認文書があるほうが話が早いです。

テンプレートを使うときの調整例

テンプレートは、そのまま使っても形にはなります。ただ、実際には少し直したほうがなじみます。

調整する箇所 現場での直し方
押印欄 メール送付だけなら削る、紙提出なら残す
請書番号 社内で管理番号を使っていなければ空欄でもよい
納入場所 物品納品なら残す、サービス業務なら「作業場所」に変える
支払条件 取引先指定の条件がある場合は、その文言に合わせる
備考欄 発注書番号、見積番号、担当者名などを入れる

個人的には、備考欄は少し広めに残しておくほうが使いやすいです。あとから「この注文はどの見積の分ですか」と聞かれたとき、見積番号があるだけで探す時間が変わります。

注文請書と収入印紙

注文請書は、内容によって収入印紙が必要になる場合があります。とくに、工事、制作、加工、システム開発など、仕事の完成を約束する取引では確認しておきたいところです。

一方で、すべての注文請書に印紙を貼るわけではありません。物品売買なのか、請負契約なのか、紙で交付するのか、PDFで送るのかによって扱いが変わります。

ケース 印紙の扱い
請負契約にあたる注文請書を紙で交付する 記載金額に応じて印紙がかかる場合があります
契約金額が1万円未満 原則として非課税です
PDFをメールで送る 紙の原本を作成・交付しないため、印紙税の対象外とされるケースがあります
既製品の単発購入 請負ではなく売買にあたる場合、印紙が不要なことがあります

印紙の判断は、書類名だけでは決まりません。「注文請書」と書いてあっても、内容が請負契約に近ければ印紙が関係します。逆に、紙を出さずPDFでやり取りする運用なら扱いが変わることもあります。

迷う場合は、社内の経理担当や税理士に確認してください。ここは自己判断で済ませないほうが無難です。

よくあるミスと確認のしかた

前回の宛名や金額が残っている

テンプレートをコピーして使うと、前回の会社名、担当者名、納期、支払条件が残ることがあります。

画面上ではきれいに見えていても、印刷したあとに「あ、社名が前のままだ」と気づくことがあります。紙を手に取った瞬間に冷っとするやつです。送付前に、宛名、金額、納期だけは声に出すくらいの感じで見直すとミスが減ります。

注文書と請書の内容がズレる

発注書では納期が6月30日なのに、注文請書では6月28日になっている。金額は合っているのに、支払条件だけ前回のまま。こういう小さなズレが、後で確認メールの往復になります。

注文請書は、単独で作るより注文書を横に置いて作るほうが安全です。Excelなら2画面で開く、紙なら机の左に注文書、右に請書。少しアナログですが、急いでいるときほどこの方法が効きます。

押印欄を残すか迷う

最近はPDF送付も多いので、押印欄を残すか迷うことがあります。取引先が印鑑を求めないなら、押印欄なしでも運用できる場面はあります。ただし、建設業や長く付き合いのある法人取引では、まだ押印欄があるほうが落ち着くこともあります。

メールで送るならWord版をPDFに変換、紙で出すなら押印欄付き。そう分けておくと迷いにくいです。

よくある質問(FAQ)

注文請書テンプレートはExcelとWordのどちらを使えばいいですか?
金額や明細を表で管理したい場合はExcel、文面や見た目を整えて提出したい場合はWordが向いています。メール送付なら、Wordで整えてPDFに変換する使い方もあります。
注文請書と注文書はどちらも作りますか?
注文書は発注側、注文請書は受注側が作るのが一般的です。取引条件を双方で確認したい場合は、注文書と注文請書をセットで残すと確認しやすくなります。
注文請書と受注書は同じですか?
会社によって呼び方が混ざることはありますが、注文請書は取引先へ返す確認文書、受注書は社内で受注内容を管理する書類として使われることが多いです。
注文請書には収入印紙を貼りますか?
内容や発行方法によって変わります。請負契約にあたる注文請書を紙で交付する場合は、記載金額に応じて印紙が関係することがあります。PDFやメール送付では扱いが変わる場合があります。
注文請書はメールで送ってもよいですか?
PDFやWordファイルをメール添付で送る運用はよくあります。ただし、取引先が紙の原本や押印済みの書類を求める場合もあるため、初回取引では相手の運用を確認しておくとスムーズです。
注文請書の書式はシンプルでも問題ありませんか?
取引内容、金額、納期、支払条件、発行者情報が分かれば、シンプルな書式でも使えます。工事や制作案件では、作業場所や仕様、特記事項を追加したほうが後で確認しやすいです。

まとめ

注文請書は、取引先から受けた注文内容を確認し、受注側として引き受けたことを残す書類です。

テンプレートを使う前は、前回のファイルをコピーしてなんとなく作りがちです。でも、その方法だと社名、日付、支払条件が残ります。忙しい月末や、納期が近い案件ほど見落としやすいです。

まずはシンプルなテンプレートを土台にして、必要な項目だけ足す。Word版で提出用に整える。明細が多いときはExcel版を使う。そんな使い分けで十分です。

きれいな書類にするより、発注書と同じ条件で残っているか。そこを見ておくと、あとで助かる場面が出てきます。