「収支報告書、どう作ればいいんだろう」——そんなときに使える収支報告書テンプレートを無料でまとめました。
町内会・PTA・子ども会・イベント会計など、さまざまな場面ですぐに使えます。予算の管理から増減の記録、繰越の処理まで対応しており、書き方の解説や運用ルール、提出前のチェックリストもまとめてあるので、初めての方でもすぐに使い始められます。
- イベント・飲み会向け
会費の集計や次回への繰越もワンシートで管理できます - 町内会・自治会向け
行事ごとの小計を分けて記録できるので、年度末の報告もスムーズです - PTA・子ども会向け
保護者への配布を想定したサマリー欄つきで、そのまま印刷して使えます
収支報告書テンプレート(無料)
すべてExcel形式、計算式入りで自動集計に対応。団体名や科目名は自由に変更できます。
予算・増減管理型(予実・差額の可視化)
収入・支出を別表管理(差引収支の算出)
繰越金あり(前期→次期の自動計算)
飲み会・イベント向け(会費/繰越対応)
町内会・自治会向け
PTA・子ども会向け
・会費管理(会員数×単価の根拠メモ欄)注記欄
・Googleスプレッドシート互換での配布はPDF書き出し推奨
2025年度版アップデート内容
- 目的別のテンプレ新設(町内会・自治会向け)
- 配布サマリーと前年対比の自動表示(PTA/子ども会向け)
- 印刷レイアウトの調整(A4/余白/ヘッダー情報の標準化)
収支報告書テンプレートの書き方・記入例
収支報告書の書き方で迷いやすいのは「科目の名前をどう統一するか」と「繰越をどこに書くか」の2点です。以下では、実際に使いながら気づいた記入のコツを項目ごとにまとめました。
記入する順番は、収入の合計を出してから支出を引き、差引残高を算出。そこに繰越を加えて、最後に注記や監査所見を添えます。提出前には「科目名のゆれ」「合計の集計範囲」「領収書との金額一致」の3点を必ず確認してください。
各項目の記入ポイント
| 項目 | 内容 | チェック/コツ |
|---|---|---|
| タイトル/対象期間 | 団体名と会計年度(例:2026年4月1日〜2027年3月31日)を明記 | ヘッダーとフッターにも年度を入れておくと、複数の配布物を並べたときに取り違えを防げます |
| 科目 | 別シートに科目マスタを用意し、名称を固定して年次比較に備える | 「会費」と「会員費」が混在すると年次比較ができなくなります。プルダウンで入力を制限しておくのが確実です |
| 金額 | 3桁区切りで統一。税込/税抜、半角/全角のルールも最初に決めておく | 金額セルは数値形式に固定しておくと、通貨記号の混在やSUM計算のエラーを防げます |
| 備考 | 用途限定の寄付、未収/未払、例外処理、監査所見などを記録する欄 | 「理由・根拠・対応済」の3点を短文でまとめておくと、後から見返したときに確認がスムーズです |
| 繰越 | 次期繰越=前年繰越+当期差額。年度をまたいだ連続性を保つための重要な項目です | 前年・当期・次期の3期分の整合をチェック欄で確認する習慣をつけておくと安心です |
| 証憑 | 領収書の番号・日付・相手先・金額が帳簿と一致しているか確認。差異は備考に理由を記載 | 明細に伝票番号の列を設け、突合が終わったらチェックボックスで記録しておくと監査対応が楽になります |
記入例(町内会・PTA・イベント)
- 町内会
収入は「自治会費・行事収入・補助金・寄付金」、支出は「行事費・設備・広報・防災」で管理します。行事の数が多い場合は行事別に小計を出し、班別の内訳と併用すると総会での説明がスムーズです - PTA・子ども会
収入は「会費・寄付・行事収入」、支出は「教育支援・行事・運営」が基本構成です。最上段に配布用のサマリーと前年対比を置いておくと、保護者への説明がひと目で済みます - イベント
会費は「一般・学生・早割」など属性別に人数と単価を掛け合わせて集計します。支出は「会場・備品・飲食・雑費」に分け、差額は次回への繰越として明示しておきましょう
よくあるミス・注意点
- 合計範囲の漏れ
行を追加したときにSUMの集計範囲がずれて合計が変わってしまうことがあります。テーブル化(Ctrl+T)しておくと行を追加しても自動で範囲が広がるので安心です - 数式の上書き
計算セルを誤って書き換えてしまうケースは意外と多いです。計算セルにシート保護をかけ、入力セルだけを解除しておくと防げます - 科目名のゆれ
「会費/会員費」「寄付/寄附」など表記が統一されていないと集計が割れます。科目マスタとプルダウンで入力を固定するのが根本的な対策です - 繰越の不一致
前年・当期・次期の3期分の金額が合わないまま提出されるケースが多いです。チェック欄を設けて必ず確認する流れにしておきましょう - 個人情報の扱い
回覧や掲示に使う場合は、口座番号や個人名をマスキングしてください。金額も必要に応じて千円単位に丸めると安全です
町内会・PTA・イベント別の運用ガイド
同じ収支報告書でも、総会で住民に配る文書と、監査役が確認する文書では必要な情報がちがいます。用途ごとに見せ方を整えておくと、説明の手間がぐっと減ります。
町内会での運用例
- 班別集計
自治会費の集金状況を班ごとに集計しておくと、未収がどの班でどれだけ発生しているかひと目で確認できます。未収分は件数と金額を備考に残しておくと、次の集金時の引き継ぎがスムーズです - 行事別小計
夏祭りや防災訓練など、行事単位で収支をまとめておくと採算性がひと目で確認でき、翌年の予算づくりの参考にもなります - 配布整形
回覧用はA4・1ページに収め、金額は千円単位に丸めて、個人情報は伏せ字にします。読む側の負担を減らすことが、スムーズな承認につながります - 繰越の方針
防災用途など使い道が指定された寄付は、翌期の充当計画を注記に明記しておくと、住民からの問い合わせにも即座に答えられます
PTA・子ども会での活用例
- 配布サマリー
最上段に収入・支出・差引と前年対比をまとめておくと、保護者が全体像をすぐに把握できます。詳細は下段の明細で確認できる構成にすると、説明の時間が短くなります - 会費の根拠
会員数×単価の算式と、免除・減免の扱いを備考に明示しておくと、「なぜこの金額なのか」という質問に書面だけで答えられます - 寄付の用途限定
指定寄付は使い道を明記し、未充当分は翌期に繰越として残します。使途が不明瞭なまま次年度に持ち越すと、後から説明が難しくなります - 監査フロー
監査は「領収書と明細の照合」「通帳残高との一致確認」「数式が書き換えられていないかの確認」の順に進め、最後に承認欄へ署名をもらいます。チェックリストとして印刷しておくと抜け漏れを防げます
小規模イベント・飲み会管理のコツ
- 会費区分と人数の管理
参加区分(一般・学生・早割など)ごとに人数と単価を入力しておくと、総収入がその場で自動計算されます。当日の急な参加者増にも対応しやすくなります - 即日精算
開催当日に現金の実査と領収書の整理を済ませておくと、記憶が新鮮なうちに差額の原因を確認できます。残った差額は次回繰越として明示しておきましょう - 配布資料の絞り込み
参加者への配布はサマリーと主要な費目だけに絞り、細かい明細は別シートで管理します。シンプルな資料の方が、その場での質問も少なくなります - 立替精算のリスク管理立替払いは承認者・日付・金額を備考に必ず記録します。後から「誰が立て替えたか分からない」というトラブルを防ぐための、小さくて大切な習慣です
よくある質問(FAQ)
関連リンク
まとめ
収支報告書は、作り方がわからないまま毎年なんとなく乗り切っている——そういう方が意外と多い書類です。
町内会・自治会・PTA・子ども会など、会社以外の場面でも広く使われており、年度末や行事のたびに作成を求められます。
用途に近いテンプレートをダウンロードして、そのまま、あるいは少し手を加えてご利用ください。毎年使い回せる形に整えておくと、次回からの作業がぐっと楽になります。
本ページは、ビジネス文書テンプレートサイト「Bizroute」を運営する株式会社エクシア(2001年創業)により制作・監修されています。
株式会社エクシアではこれまで、
- 業務システム開発(在庫管理・業務管理など)
- Web制作・業務効率化支援
- 帳票テンプレート設計
などを手がけており、実務ベースでの業務フロー設計に強みがあります。
本テンプレートは、収支報告書の作成において実際の業務で起きやすい
- 収入・支出の分類ミスや記載漏れ
- 合計金額の計算ミス・残高不一致
- 用途や内訳が不明確で説明できない
といったトラブルを防ぐ目的で設計しています。
そのため本テンプレートでは、「収入・支出の明確な区分」「合計・残高の把握しやすさ」「内訳の記録しやすさ」を基本設計としています。
■ 著者
Bizroute編集部(株式会社エクシア)
■ 監修
株式会社エクシア
■ 最終更新日
■ 用途
収支報告書/会計報告/イベント・団体の収支管理/経費管理資料





