サービスや商品の提供を終了するときは、終了日だけを伝えても、案内としては少し足りません。利用者や取引先がまず知りたいのは、「いつまで使えるのか」「今後どうすればいいのか」「問い合わせ先はどこか」という部分です。

このページでは、サービス終了のお知らせ、サービス停止のお知らせ、商品の取り扱い終了、業務終了の挨拶文、事業終了のお知らせに使える例文とWordテンプレートをまとめています。メールで送る場合の文面も掲載しているので、社内確認後にそのまま調整して使えます。

サービス終了のお知らせテンプレートの選び方

サービス終了のお知らせは、相手や終了内容によって少し書き方が変わります。たとえば、月額サービスの終了なら請求やデータ保存の案内が必要になりますし、取引先向けならこれまでのお礼も入れたほうが自然です。ここを最初に決めておくと、文面で迷いにくくなります。

使う場面 向いている文面 書いておきたい内容
特定顧客への案内 取引先や重要顧客向けのサービス終了通知 終了日、今後の対応、担当窓口、お礼
利用者全体への案内 Webサービスや会員向けサービスの終了通知 サービス名、終了理由、利用期限、問い合わせ先
別サービスへ移行する場合 新サービスへの移行案内を含む通知 移行先、切り替え方法、申込期限、注意事項
一時的に止める場合 サービス停止のお知らせメール 停止日時、再開予定、利用できない機能、問い合わせ先
業務や契約を終える場合 業務終了の挨拶文 業務終了日、対象業務、引き継ぎ、お礼
事業そのものを終える場合 事業終了のお知らせ 終了する事業、最終受付日、未完了取引への対応

サービス終了のお知らせテンプレート

自社サービスを終了する際に使いやすいWordテンプレートです。テンプレートを使う前は、終了日や理由を毎回一から書くことになり、担当者によって文面の温度差が出やすくなります。テンプレートを使うと、まず形を整えてから、実際のサービス名や問い合わせ先だけを直せるので、確認作業がかなり楽になります。

特定顧客向けのサービス終了通知

取引先や重要顧客に個別で知らせる場合のテンプレートです。終了の案内だけでなく、これまでのお礼や今後の連絡先も入れています。担当者が直接送る文書として使いやすい形です。

特定顧客向け サービス終了のお知らせテンプレート Word無料

利用者全般向けのサービス終了通知

会員や一般利用者に向けて、サービス終了をまとめて知らせるテンプレートです。終了日、終了理由、問い合わせ先を入れやすい構成にしています。Webサービスや月額サービスの案内にも使えます。

利用者全般向け サービス終了のお知らせテンプレート Word無料

新サービスへの移行案内を含む通知

終了するサービスの代わりに、新サービスや後継サービスを案内するテンプレートです。切り替え時期や移行方法を入れられるので、利用者に次の行動を伝えやすくなります。

新サービスへの移行案内を含むサービス終了のお知らせテンプレート Word無料

サービス終了のお知らせメール例文

サービス終了のお知らせをメールで送る場合は、件名だけで内容が分かるようにしておくと見落とされにくくなります。よくある詰まりどころは、本文で「終了日」は書いたのに「利用者が次に何をすればよいか」が抜けることです。月末処理や請求停止が関係する場合は、少し早めに文面を整えておくと後が楽です。

件名:〇〇サービス終了のお知らせ
お客様各位

平素より〇〇サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、弊社が提供しております「〇〇サービス」は、令和〇年〇月〇日をもちまして終了させていただくこととなりました。

これまで多くのお客様にご利用いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

サービス終了に伴い、令和〇年〇月〇日以降はログインおよび各種機能のご利用ができなくなります。保存データの確認や出力をされる場合は、終了日までにお手続きくださいますようお願いいたします。

なお、ご契約中のお客様へのご請求や未完了のお手続きにつきましては、順次個別にご案内いたします。ご不明な点がございましたら、下記窓口までお問い合わせください。

長らくご利用いただき、誠にありがとうございました。

株式会社〇〇〇〇
〇〇部
電話:000-0000-0000
メール:xxxxx@example.com

サービス停止のお知らせメール例文

サービス停止のお知らせは、「終了」ではなく一時的に使えなくなる場合に使います。メンテナンス、障害対応、一部機能の停止などです。ここで迷いやすいのは、再開予定を断定しすぎてしまうこと。確定していない場合は「予定」「状況により前後する場合があります」としておくと、あとで修正しやすくなります。

件名:〇〇サービス一時停止のお知らせ
お客様各位

平素より〇〇サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

下記の日時において、システムメンテナンスのため、〇〇サービスの提供を一時停止いたします。

停止期間中は、ログイン、データ登録、各種確認画面など、一部またはすべての機能をご利用いただけません。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、安定したサービス提供のため、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

サービス停止日時:令和〇年〇月〇日 〇時〇分 ~ 〇時〇分
対象サービス:〇〇サービス
停止理由:システムメンテナンスのため
再開予定:令和〇年〇月〇日 〇時〇分

作業状況により、再開時間が前後する場合がございます。変更がある場合は、弊社Webサイトまたはメールにてお知らせいたします。

株式会社〇〇〇〇
〇〇部
電話:000-0000-0000
メール:xxxxx@example.com

商品の取り扱い終了のお知らせ例文

店舗や販売会社で、特定商品の取り扱いを終了する場合のテンプレートです。代替商品がある場合は、その案内も入れておくと、問い合わせ対応が少し減ります。販売終了日、在庫限りなのか、注文受付をいつまで行うのかをそろえておくと使いやすいです。

商品の取り扱い終了のお知らせテンプレート Word無料

事業廃止のお知らせ例文

会社や店舗の一部事業を廃止する場合に使えるテンプレートです。事業廃止は表現がやや硬くなるので、取引先向けの正式な案内や、社外に残す文書として使いやすい形式です。

事業廃止のお知らせテンプレート Word無料

業務終了の挨拶文テンプレート

業務委託、担当業務、取引先対応などが終了するときに使える挨拶文です。サービス終了のお知らせよりも、相手との関係性に少し寄せた文面になっています。たとえば、毎月の確認作業や納品対応など、日々やり取りしていた相手に送る場合は、事務的すぎないほうが収まりやすいです。

業務終了の挨拶文テンプレート Word無料

事業終了のお知らせテンプレート

事業そのものを終了する場合のお知らせ文です。事業廃止のお知らせよりも少し読みやすく、顧客や取引先に向けた案内文として使いやすい形にしています。終了する事業、最終受付日、未完了の取引への対応を入れておくと、あとから確認の連絡が集中しにくくなります。

事業終了のお知らせテンプレート Word無料

サービス終了・停止・事業終了の違い

言葉が似ているので、文面を作るときにここで迷うことがあります。社内で確認するときも、「終了なのか、停止なのか、事業終了なのか」を先にそろえておくと、タイトルや本文がぶれにくくなります。

表現 意味 使う場面
サービス終了 サービスの提供を終えること Webサービス、会員サービス、月額サービスなど
サービス停止 一時的にサービスを止めること メンテナンス、障害対応、一部機能の停止など
取り扱い終了 商品の販売や取り扱いを終えること 販売店、卸売、ECサイト、商品メニューの変更など
業務終了 担当していた業務や契約上の作業を終えること 業務委託、取引先対応、担当変更、契約満了など
事業終了 会社や店舗の一部事業を終えること 店舗閉鎖、部門終了、事業撤退、営業終了など

サービス終了のお知らせを書くときに確認すること

  • 終了するサービス名や商品名を正式名称で書く
  • 終了日、最終受付日、利用できる期限を分けて確認する
  • 利用者が行う手続きがある場合は、手順を短く入れる
  • 問い合わせ先の部署名、電話番号、メールアドレスを明記する
  • 代替サービスや後継商品がある場合は、押し売りに見えない程度に案内する
  • 請求、返金、データ保存など、月末に問い合わせが増えそうな内容を先に書く

よくあるミスと調整例

サービス終了のお知らせでありがちなのは、終了日だけが先に決まり、利用者への案内が後回しになることです。担当者としては「決まった内容だけ書けばいい」と思いがちですが、受け取る側は細かい部分で止まります。

  • 「終了日」と「最終受付日」が同じなのか別なのか分からない
  • 問い合わせ先が代表電話だけで、担当部署までたどり着きにくい
  • 新サービスへの移行案内が強すぎて、終了のお知らせに見えない
  • 一時停止なのに「終了」と書いてしまい、利用者が誤解する
  • 事業終了なのに、未完了の注文や契約への対応が書かれていない

実際に文面を作るときは、最初に「終了するもの」「続くもの」「利用者が確認するもの」をメモしてからテンプレートに入れると楽です。とくに新人担当者が作る場合は、サービス名や日付の差し替えだけで終わらせず、請求やデータ保存の扱いを管理側に確認してから出すと安心です。

よくある質問(FAQ)

サービス終了のお知らせはメールと郵送どちらで送ればいいですか?
基本的には、利用者に届きやすい方法を選びます。メールでの案内が中心になりやすいですが、重要顧客や契約書面が関係する相手には、書面を併用する形もあります。
サービス終了のお知らせに書く内容は何ですか?
サービス名、終了日、終了理由、利用者が行う手続き、問い合わせ先を入れます。新サービスや代替手段がある場合は、最後に短く添えると案内しやすくなります。
サービス終了のお知らせはいつ送ればいいですか?
影響が小さい場合でも、終了日の1か月前くらいには案内しておくと動きやすくなります。契約、請求、データ保存が関係する場合は、2〜3か月前から段階的に知らせることもあります。
サービス停止のお知らせとサービス終了のお知らせは何が違いますか?
サービス停止は一時的に使えなくなる場合、サービス終了は提供そのものを終える場合に使います。メンテナンスや障害対応なら停止、サービスを今後提供しないなら終了と書くのが自然です。
事業終了のお知らせには何を書けばいいですか?
終了する事業名、終了日、最終受付日、未完了取引への対応、問い合わせ先を書きます。これまで利用してくれた相手へのお礼も入れると、文面がやわらかくまとまります。

まとめ

サービスや商品の終了通知は、一般的なお知らせ文よりも、受け取る側の動きまで考えて書く場面が多くなります。終了日、最終受付日、問い合わせ先、代替案内を先に整理しておくと、文面の抜けが減ります。

テンプレートを使うと、挨拶文や基本構成を一から考えなくて済みます。あとは、自社のサービス名、終了日、利用者への案内内容を現場に合わせて差し替えてください。少し手直しするだけでも、送る側・受け取る側の両方にとって分かりやすいお知らせになります。