事務所や店舗を移転する際には、取引先やお客様への周知が欠かせません。移転通知文書には正しい書き方やマナーが求められるため、内容を誤ると信頼低下につながります。
本ページでは、ビジネス文書作成の実務経験をもとに、事務所移転のお知らせに使える文例とテンプレートを紹介します。実際の業務で利用できる無料ダウンロード可能なWordテンプレートを用意し、失敗しないための注意点やカスタマイズ方法も解説しています。
事務所移転のお知らせ文例
事務所移転のお知らせには定型的な構成があります。ここでは基本的な例文を示します。
取引先各位
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社は業務拡大に伴い、下記の通り事務所を移転することになりました。
移転を機に社員一同、より一層業務に精励してまいりますので、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってご挨拶を申し上げます。
新所在地: 〒000-0000
○○県○○市○○町1-1-1
電話番号: 03(1234)5678(代表)
FAX番号: 03(1234)5679
業務開始日: 4月1日(水)
文例のポイント
- 宛名は「取引先各位」「お客様各位」「相手会社名+担当者名」など状況に応じて変更可能です。
- 移転理由(事業拡大・業務効率化など)を記載するとより丁寧です。
- 旧住所の業務終了日を加えるとわかりやすくなります。
事務所移転のお知らせテンプレート(無料DL)
以下のテンプレートをWord形式でダウンロードできます。すぐに編集して利用可能です。
取引先全体向け(宛名:各位)
取引先全体にまとめて通知する際に便利です。
特定の担当者向け(宛名:会社名+担当者名)
特定の相手に通知する場合に利用できます。
箇条書きなし
業務開始日があいさつ文の中に記載し、下部の箇条書きには含めないパターンのテンプレートです。
相手先は「取引先各位」なので会社単位での通知に利用できる文例です。
箇条書きなし(担当者宛)
業務開始日があいさつ文の中に記載し、下部の箇条書きには含めないパターンのテンプレートです。
送付先の宛名を会社名 相手名にしているので特敵の担当者にお知らせしたい場合に利用できます。
店舗移転のお知らせテンプレート
小売店舗などを移転する際には、顧客に対して新店舗の所在地やオープン日を明示する必要があります。 新店舗が近隣の場合は地図を添付すると親切です。
事務所移転通知の注意点
- 通知は業務開始日の1か月前までに送るのが望ましいです。
- メールで送る場合も、正式文書をPDFで添付すると安心です。
- 移転理由を簡潔に伝えることで、信頼性が高まります。
よくある質問(FAQ)
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まとめ
事務所や店舗の移転は、取引先や顧客との信頼関係に直結する大切な案内です。
このページで紹介した無料のWordテンプレートを活用すれば、正しいフォーマットのお知らせ文をすぐに作成できます。必要に応じて宛名や挨拶文をカスタマイズして使用してください。