私たちはこれまで、業務支援ツールの開発と並行して、多数の業務マニュアル制作を支援してきました。

その実務経験をもとに、マニュアル テンプレート(Word形式)を無料公開します。表紙/目次/見出し/注釈欄が整ったマニュアル フォーマットで、研修・操作・引継ぎの文書整備をすぐに始められます。

【実務経験コメント】
ゼロから作ると時間がかかる見出しスタイル・目次・スクリーンショット配置・改ページをテンプレで省力化。作成スピードと可読性、運用の再現性が格段にアップします。

業務マニュアル テンプレート(Word)無料ダウンロード

Word版のマニュアル テンプレートです。本文・表紙・目次・注釈欄をプリセットしたマニュアル フォーマットを最短で導入できます。モノクロ/ブルーの2種類を用意。

モノクロタイプ

モノクロ業務マニュアル テンプレート(Word)表紙

業務マニュアル テンプレート(モノクロ)表紙

モノクロ業務マニュアル テンプレート(Word)本文ページ例

本文ページ例

カスタマイズ例(モノクロ)

  • 会社ロゴ欄の追加でブランド統一
  • 表紙なしの簡易版に変更
  • 注釈欄をチェックリスト化して進捗管理に活用

ブルータイプ

ブルー系 業務マニュアル テンプレート(Word)表紙

業務マニュアル テンプレート(ブルー)表紙

ブルー系 業務マニュアル テンプレート(Word)本文ページ例

本文ページ例

カスタマイズ例(ブルー)

  • 部署ごとに見出し色を変更
  • 図版を大きめにして視認性アップ
  • A5サイズへ変更し携帯・配布を想定

マニュアル フォーマット(基本構成と見出し)

「表紙 → 目次 → 本文 → 注釈欄 → 付録」の順で統一すると、誰が作っても迷うことはありません。このページで紹介している業務マニュアル テンプレートもこの構成になっています。

セクション 役割 見出し例
表紙 文書タイトル・版数・作成日・担当 業務マニュアル/版:1.0
目次 章・節の一覧とページ番号 1. はじめに / 2. 業務フロー
本文 業務の流れ・手順・注意事項 見出し1:章/見出し2:節/見出し3:項
注釈欄 補足・改定履歴・担当メモ 注意・変更点・担当署名
付録 図版・チェックリスト・用語集 用語集/FAQ/チェック表
よくある失敗

・見出しスタイル未使用で体裁が崩れる
見出し1〜3を必ず適用

・目次を更新せずに配布
→ 配布前に目次すべてを更新

・画像の位置ズレ
→ 図版直前で改ページ(ページ区切り)を挿入

用途別マニュアル テンプレート(Word形式)

以下では、さまざまな用途のマニュアルの構成サンプルを紹介します。テンプレートの章立てを差し替えるだけで、すぐに作成することができます。

研修マニュアル テンプレート(新入社員・アルバイト)

・対象:入社1年目/配属直後
・章立て例:会社概要 → 業務フロー → 使用ツール → 日次ルーチン → FAQ → 用語集

研修マニュアル テンプレート(新入社員・アルバイト)Word
研修マニュアル
更新日:2025-09-29 対応バージョン:Word 2013以降
新入社員やアルバイトを指導する時に役立つ研修マニュアルテンプレートです。配布はPDF化し、いつでも見れる用語集とチェックリストを付録にするといいでしょう。

操作マニュアル テンプレート(Word形式)

・対象:システム・ツール利用者
・章立て例:ログイン → 基本操作 → よく使う機能 → トラブル時対応 → 問い合わせ先

操作マニュアル テンプレート(Word)
操作マニュアル
更新日:2025-09-29 対応バージョン:Word 2013以降
システムや、大型の機械など指導が必要なツールに対する操作マニュアル テンプレートです。スクリーンショットは番号付きで、手順と対応させ、1操作につき1見出しで迷わせないことがポイントです。

引継ぎマニュアル テンプレート(退職・異動)

・対象:後任・支援担当
・章立て例:担当業務一覧 → 優先順位 → 期限・関係者 → 帳票・保管場所 → リスク → 連絡テンプレ

引継ぎマニュアル テンプレート(Word)
引継ぎマニュアル
更新日:2025-09-29 対応バージョン:Word 2013以降
退職や定年者の引き継ぎ時に使用するマニュアルテンプレートです。連絡先/依頼定型文を付録化し、マニュアルを見れば翌日から運用可能にするぐらい細かく作成すると安心です。

Word編集のコツ(見出し・目次・改ページ)

Wordのマニュアルテンプレートを編集する方法について解説します。テンプレートの形式を改変して独自のビジネス用マニュアルを作成したいという方は、以下のように編集してください。

見出しの作り方

見出しは、大項目(見出し1)、中項目(見出し2)、小項目(見出し3)の3書式が設定してあります。

見出しに使用する文字を入力後に、「ホーム」→「スタイル」の見出しをクリックしてください。作成する形式に合わせて見出し1~見出し3を選ぶことでそれぞれの見出しを作成できます。

Word 見出しスタイル設定の例

※ 各項目の番号は自動では付かないようになっているので、自分で作成してください。

目次の更新の仕方

目次はワードの仕様上、自動では更新されません。目次エリアを選択すると目次を更新するボタンがあらわれるのでそれをクリックします。

Wordの目次更新操作画面

「ページ番号だけ」か、「目次すべてを更新するか」を選択するダイアログが出るので「目次すべてを更新する」を選んでOKを押します。

Word目次更新ダイアログのスクリーンショット

「作業手順書 テンプレート」との違い

このページは業務マニュアル テンプレートの配布・作り方を扱います。 作業手順書は、特定作業の工程を逐次的に指示する実行書で、チェックリストや検査記録が主体になります。

手順の詳細設計や作業図解が目的の方は、以下のページをご利用ください。

よくある質問(FAQ)

マニュアル テンプレート(Word)は無料ですか?
登録不要で無料ダウンロードできます。表紙・目次・見出し・注釈欄まで整ったフォーマットです。
マニュアル フォーマットの基本構成は?
一般的には「表紙→目次→本文→注釈欄→付録」です。本ページのテンプレートもこの構成に準拠しています。
研修/操作/引継ぎなど用途別に使えますか?
はい。用途別セクションの章立て見本に沿って差し替えるだけで対応できます。サンプルの構成を挿入した用途別テンプレートもあります。
作業手順書を作りたいのですが?
作業ごとの指示・検査を主眼にした文書は「作業手順書」です。作業手順書 テンプレート(チェックリスト・指示形式)をご覧ください。
業務マニュアルとSOP(標準作業手順書)の違いは何ですか?
業務マニュアルは業務全体のルールや章立て、役割分担、運用ルールを体系化したドキュメントです。SOP(標準作業手順書)は特定作業の手順・チェックリスト・検査記録にフォーカスした実行用ドキュメントで、工程ごとの指示と品質管理を重視します。
改訂管理はどうすれば良いですか(版数・改訂履歴・版管理)?
表紙に版数、作成日、作成者を明記し、末尾に改訂履歴(改訂日、版、変更点、担当者)を設けます。配布時はPDF化して改訂済みファイルのみ共有し、目次の自動更新、見出しスタイルの統一などフォーマットを固定化すると版管理が安定します。
画像やスクリーンショットはどの程度最適化すべきですか?
A4印刷を想定し、解像度は150〜200dpiを目安に圧縮します。スクリーンショットは番号付きでキャプションと対応させ、ページ区切りを活用してレイアウト崩れを防止します。最終配布時はPDF化し、ファイルサイズ削減と可読性を両立させます。

Wordで作る業務マニュアルまとめ

この記事では、業務マニュアル テンプレート(Word)マニュアル フォーマットの要点を網羅しました。 研修・操作・引継ぎは章立て見本を流用し、作成後はPDF化して配布運用へ。社内文書整備にぜひご活用ください。