旅行前の準備で「忘れ物がないか不安」に感じる方は多いでしょう。Bizrouteでは、そんなお悩みを解消するため、旅行の持ち物を迷わず整理できるチェックリストのテンプレートを、用途別に無料でダウンロードできるようにしました。
今回紹介するのは、目的に応じてすぐ使える 3つの形式 です。
・チェック欄やステータスがプルダウンで選べる Excel(編集版)
・誰でも使いやすい 手書き用のPDF版
国内・海外・出張・ファミリー・女性向け旅行など、シーン別に必要な持ち物を整理しやすいように、独自の分類(必携|電子機器|衣類|洗面・ケア用品|トラベル書類|緊急時用品 など)で構成しています。
実務経験にもとづき、旅行の準備で起きやすいミスや「持っていけばよかった…」を減らすための工夫が満載です。
旅行チェックリストテンプレートとは(このページの特徴)
旅行チェックリストは、旅行前に必要な持ち物や手続き項目を一覧化し、「何を準備したか/何がまだなのか」を一目で把握するためのリストです。
配布テンプレートの形式(Excel・PDF)と使い方
旅行チェックリストは、次の3種類の形式で配布しています。準備の進め方や普段の作業スタイルに合わせて、使いやすい形式を選んでください。
Excel(プルダウン対応版)
パソコンやタブレットで編集しながら使える、プルダウン対応のExcel版です。「未確認/準備中/持った」など、ステータスをプルダウンで切り替えながら進捗管理ができます。
- 項目の追加・削除、カテゴリ名の変更など、自由にカスタマイズ可能
- 「チェック」で色が変わるので準備完了した項目が一目でわかる
- 出発前にノートPCやスマホでチェックしながら荷造りしたい方におすすめ
Excel(印刷用)
A4用紙にきれいに収まるようにレイアウトを固定した印刷用Excel版です。項目名などを少し編集したあと、そのまま印刷する前提で作られています。
- 行や列の幅、フォントサイズなどを印刷用に最適化済み
- 自宅での荷造り時に、紙とペンでチェックしたい場合に便利
- 職場や家族に配布するチェックシートとしても使いやすい構成
PDF(印刷用)
内容を変更せずに、すぐに印刷して手書きで使えるPDF版です。パソコン環境に関係なく、どの端末からでも開いて印刷できるのが特徴です。
- レイアウト崩れの心配がなく、誰でも同じ見た目で利用できる
- 「ひとまず印刷してすぐにチェックしたい」ときに最短で使える
- PDFをスマホに保存して、画面上でチェック項目を確認する使い方も可能
事前の準備段階ではプルダウン対応のExcel版で編集・整理し、最終確認や家族・同僚との共有には印刷用Excel版やPDF版を使うなど、複数形式を組み合わせて活用するのがおすすめです。
旅行チェックリストテンプレート一覧(用途別)
旅行の目的や同行者に合わせて使える旅行チェックリストテンプレートです。国内・海外・家族旅行・女性向けなど、必要な項目だけをすぐ選べる構成です。Excel/PDFの両形式に対応しています。
基本の持ち物チェックリスト(国内・海外共通)
海外旅行用チェックリスト(パスポート・外貨・保険・SIM・薬など)
国内旅行用チェックリスト(1〜3泊/4泊以上)
出張・ビジネス旅行チェックリスト(PC・資料・名刺など)
家族・子連れ旅行チェックリスト(家族分の持ち物管理)
女性向け旅行チェックリスト(コスメ・ケア用品中心)
失敗しない旅行チェックリストの作り方
旅行チェックリストのカテゴリ分けのコツや日数・目的に応じた調整ポイント、紙とスマホの併用方法まで、初めてでも作りやすい手順を紹介します。
カテゴリ分けのコツ(貴重品/衣類/洗面用品/電子機器 など)
旅行チェックリストは、思いついた順に書き出すのではなく「カテゴリごと」に整理すると漏れを防ぎやすいです。最低限、次のようなカテゴリに分けておくと安心です。
- 貴重品(現金、クレジットカード、交通ICカード、身分証、パスポートなど)
- 衣類・服飾品(着替え、下着、靴下、羽織もの、雨具、帽子など)
- 洗面・ケア用品(歯ブラシ、スキンケア、メイク道具、コンタクト用品など)
- 電子機器・充電関連(スマホ、充電器、モバイルバッテリー、カメラなど)
- 薬・衛生用品(常備薬、酔い止め、絆創膏、マスク、除菌シートなど)
- 旅行書類・情報(旅程表、宿泊情報、チケット控え、緊急連絡先など)
まずは上のカテゴリを行単位で作ってから、各カテゴリに具体的な持ち物を追加していくと、抜けや重複を確認しやすくなります。このページの各テンプレートも、このカテゴリ分けで項目を配置しています。
日数・目的別に持ち物を調整するポイント
同じ旅行でも「1泊2日」と「4泊以上」、「観光メイン」と「出張メイン」では必要な持ち物が変わります。チェックリストを作るときは、次の3点を意識して調整するといいでしょう。
- 旅行日数
- 1〜2泊:着替えは「+1セット」を目安に抑えめに
- 3泊以上:洗濯の有無を決めて、衣類を減らすかどうか判断する
- 目的・シーン
- 観光旅行:動きやすい服・靴、カメラ、観光情報などを優先
- 出張:PC、資料、名刺、会議に必要な文具やデータを優先
- 子連れ旅行:おむつ、おやつ、おもちゃ、着替え多めなど子ども中心に調整
- 季節・気候
- 夏:日焼け止め、帽子、汗対策グッズ、薄手の着替え多め
- 冬:防寒具(コート、手袋、マフラー、カイロなど)を忘れやすい項目としてリスト化
紙+スマホの併用で「最終チェック」
旅行準備では、チェックリストを紙だけ、スマホだけで管理するよりも「紙+スマホ併用」にすると、出発前の最終確認が確実になります。
- 準備段階
- 自宅で荷造りするときは、印刷したチェックリストにペンでチェックを入れる
- 家族分や部屋ごとに紙を分けておくと、誰の荷物が終わっていないか一目で分かる
- 出発前〜移動中
- スマホにはExcel版やPDF版を保存しておき、移動中や前日夜に最終確認に使う
- 忘れ物が不安な人は、スマホ版で「未チェックの項目」だけ見直すと効率的
- 現地滞在中・帰宅時
- 帰り支度のときも同じチェックリストを使うと、ホテルや宿に忘れ物をしにくくなる
- よく使うリストは、次回の旅行用にスマホに保管しておき、次の旅で再利用する
このページで配布しているテンプレートは、印刷用Excel・プルダウン付きExcel・PDFの3形式に対応しているので、自分の使いやすい組み合わせで「紙+スマホ」のチェックが簡単にできます。
シーン別のチェックポイント(国内・海外・季節別)
国内旅行・海外旅行・季節ごとの注意点を踏まえて、持ち物の優先順位を整理できるチェックポイントをまとめました。場所や気候に合わせたリスクと必需品が一目でわかります。
国内旅行で忘れがちな持ち物
国内旅行は「現地で買えばいい」と思って意外と忘れ物が多くなることがあります。特に移動手段・宿泊形態によって必要な物が変わるため、次の項目を事前にチェックしておくと安心です。
- 充電器・モバイルバッテリー(スマホ・カメラの充電切れ防止)
- 常備薬・酔い止め(薬局が近くにない観光地もある)
- 保険証/マイナンバーカード(急病・ケガに備える)
- 雨具・折りたたみ傘(突然の天候変化に対応)
- 温度調整できる薄手の羽織り(室内・移動中の冷暖房対策)
- 現金(小銭)(地方ではキャッシュレス非対応の店も多い)
- 宿泊先の会員証・ポイントカード(当日割引・特典が使える)
- 入浴セット(化粧水・ヘアブラシなど)(備え付けが少ない場所も)
海外旅行で必ず確認したい持ち物・手続き
海外旅行は「証明書・支払い手段・通信手段」が最重要ポイントです。入国条件や為替に関する事前チェックも必須です。
- パスポート(有効期限6か月以上)
- 航空券・ホテル予約の控え(印刷+スマホ保存の二重持ちが安全)
- 海外旅行保険の加入証明(アプリ・紙どちらも用意)
- クレジットカード(ICチップ入り)+予備カード
- 現地通貨(小額紙幣)(交通・チップ・屋台で必須)
- 海外対応SIM/eSIM/Wi-Fiルーター
- ビザが必要な国の事前申請(ESTA・ETAなど)
- 国際運転免許証(レンタカーを利用する場合)
- コンセント変換プラグ・変圧器
- 緊急連絡先リスト(大使館・カード会社・家族の連絡先)
国によっては「入国カード」や「税関申告」がアプリ化されているため、渡航前に最新情報を確認しておくとスムーズです。
季節・アクティビティ別の追加持ち物(海・スキー・フェスなど)
旅行の目的により必要な持ち物が大きく変わります。以下のチェックポイントを目的ごとに追加してください。
海・プール・リゾート旅行
- 水着・ラッシュガード
- ビーチサンダル
- 日焼け止め・アフターケア
- 防水スマホケース
- タオル(速乾タオル)
- 折りたたみクーラーバッグ
スキー・雪山・冬の旅行
- 防寒インナー・手袋・耳あて
- ネックウォーマー
- カイロ(貼るタイプ・貼らないタイプ)
- 滑り止め付きブーツ
- リップクリーム・保湿クリーム
フェス・ライブ・野外イベント
- モバイルバッテリー(大容量)
- レインポンチョ・防水バッグ
- 携帯チェア・レジャーシート
- 汗拭きシート・タオル
- 飲料・塩分補給タブレット
春・秋の気温差が大きい季節
- 薄手の羽織り(カーディガン・パーカー)
- 温度調整しやすい重ね着アイテム
- 花粉症の薬・マスク(春)
よくある忘れ物・失敗例と対策
旅行で特に多い忘れ物やトラブル例を整理し、事前に防ぐための具体的な対策を紹介します。チェックリストに加えるべき重要項目もあわせて解説します。
パスポート・チケット・貴重品周りのミス
旅行トラブルで最も多いのが「出発前の貴重品まわりのミス」です。特に海外旅行では、忘れ物=旅行不可につながるため、次のポイントを必ず事前に確認してください。
- パスポートの有効期限が不足している
─ 渡航国によって「残存期間6か月以上」が必要。出発前に必ず確認。 - 航空券・ホテル控えをスマホだけに保存
─ 電池切れに備えて「印刷 or PDFを別デバイスに保存」するのが安全。 - 海外旅行保険の証明書を忘れる
─ アプリのQRコード+紙の控えの2種持ちがベスト。 - 財布を1つにまとめすぎる
─ 「メイン財布+予備財布」で分散管理すると紛失リスクが下がる。
対策:貴重品は“二重化”が基本。印刷/スマホ/クラウド保存の3段構えで確実に。
充電器・変換プラグなど電子機器の抜け漏れ
電子機器は「1つ忘れただけ」で旅行中のストレスが急増します。特に海外旅行では代替品が高額だったり、規格が違って使えないこともあります。
- スマホ・PC・カメラの充電器を忘れる
- モバイルバッテリーの容量不足(10000mAh以上が推奨)
- コンセント変換プラグを未準備(A/C/O/BFなど国の規格に注意)
- ヘッドホンの機内用変換アダプタがない
- Wi-Fiルーター・SIMを空港で受け取り忘れ
対策:デジタル用品は「デバイス別」に整理。スマホ/PC/カメラ/衛生家電でチェックすると漏れにくい。
荷物が多すぎる/少なすぎるときの見直し方
旅行の慣れによって起きやすいのが「持ちすぎ」または「持たなさすぎ」の問題です。どちらも旅行中の快適さに直結するため、以下の判断ポイントを使って見直しを行いましょう。
- 衣類が多すぎる
─ 旅の「日数 ÷ 2+1セット」を目安に減らすと最適量になる。 - スキンケア・コスメのボリューム過多
─ 試供品・ミニサイズに差し替えると大幅に軽量化。 - 逆に必要最低限すぎて困るケース
─ 雨具・羽織り・常備薬などは「現地調達しにくい」ため持参必須。 - キャリーの容量を事前に把握していない
─ 荷造り後に重量超過が発覚することがある。
対策:「宿泊日数」「目的」「現地の気候」の3つで必要量を割り出す。前日に試すと過不足がすぐわかる。
旅行チェックリストテンプレートのよくある質問(FAQ)
まとめと関連テンプレート
旅行チェックリスト活用のポイントまとめ
旅行チェックリストは、カテゴリごとに整理することで、漏れやダブりを大きく減らせます。日数や目的(観光・出張・子連れ・女性向け)に応じてテンプレートを使い分けると、必要な項目だけを効率よく確認できます。
- 「基本の持ち物チェックリスト」をベースに、用途別テンプレートで細かい調整をする
- 印刷用PDF・印刷レイアウト固定Excelで荷造り時にチェックする
- プルダウン付きExcel版をスマホ・PCで開き、出発前や移動中の最終確認に使う
- 帰り支度や次回の旅行にも同じチェックリストを再利用し、毎回少しずつ改善していく
一度オリジナルのチェックリストができると、以後の旅行準備が非常に楽になります。今回のテンプレートをベースに、家族構成や旅行スタイルに合わせてカスタマイズしてお使いください。
あわせて使いたい旅程表テンプレートへのリンク
持ち物リストとあわせて「いつ・どこへ・どの交通手段で移動するか」を整理しておくと、当日の動きがスムーズになり、チケットや予約情報の確認漏れも防ぎやすくなります。旅行チェックリストとセットで、旅程表テンプレートの活用もおすすめです。





