個人間の売買、立替金の精算、少額の未払いなどで、相手に失礼のない形で入金をお願いしたいときに使える文例とWordテンプレートをまとめました。
「支払いをお願いしたいけれど、いきなり強い言い方はしたくない」
「手紙で送るべきか、メールでよいのか迷う」
「振込先や期日をどう書けば角が立たないか分からない」
こういう場面で使いやすいように、初回連絡、2回目の連絡、手紙、メール、SMSの文例を用意しています。
とくに個人間のやり取りでは、言い方が少し強いだけで関係がこじれやすいです。こちらに請求する理由があっても、最初から「至急」「未払い」「督促」と書くと、相手が身構えてしまうこともあります。
まずは、金額・期日・振込先を落ち着いて伝える。すでに支払い済みの場合の行き違いにも触れておく。これだけでも、文面の印象はかなりやわらかくなります。
このページでは、個人向けの入金のお願い文例を中心に、手紙・メール・振込依頼で使える書き方を紹介します。文面は一般的な例ですので、実際に使うときは、金額、支払期限、相手との関係に合わせて少し調整してください。
| 使う場面 | おすすめ文例 |
|---|---|
| メールでやわらかく伝えたい | 入金のお願いメール文例 |
| 手紙・書面で丁寧に送りたい | 入金のお願い手紙文例 |
| 振込先を案内したい | 振込のお願い文例 |
| 再度、支払いをお願いしたい | 2回目の入金依頼文例 |
| 短く伝えたい | SMS・はがきの短文例 |
入金のお願い文例はどんな場面で使う?
入金のお願い文例は、支払期限を過ぎている、または支払期限が近づいている相手に、丁寧に支払いをお願いするための文章です。
個人間では、たとえば次のような場面で使います。
- フリマ・個人売買などで、商品代金の入金がまだ確認できない
- 友人・知人に立て替えた費用の精算をお願いしたい
- イベント代、会費、材料費などの支払いを再度案内したい
- 手紙やメールで、振込先と支払期限をまとめて伝えたい
- 強い督促状にする前に、やわらかい文面で連絡したい
実務でも、最初の連絡は「確認のお願い」に近い形にしたほうが、相手も返事をしやすいです。こちらでは入金が確認できていないつもりでも、相手側ではすでに振込済みだった、という行き違いもあります。
そのため、初回は「まだ入金されていません」と断定するより、「入金確認が取れておりません」「行き違いでしたらご容赦ください」と入れるほうが無難です。
「入金のお願い」と「督促状」の違い
- 入金のお願い:支払いを丁寧に依頼する文面です。初回連絡や2回目の案内に向いています。金額、期日、振込先を整理して伝えるのが中心です。
- 督促状:支払いが遅れている相手に対して、より強い表現で支払いを求める文書です。法的手段の検討や最終期限を伝える場合もあります。
- 使い分け:まずは入金のお願いでやわらかく案内し、それでも反応がない場合に督促状を検討する流れが自然です。
いきなり督促状にすると、相手との関係が悪くなることがあります。特に個人間の売買や立替金では、まずは「確認」と「お願い」の文面から始めるのが現実的でしょう。
入金のお願いを送るタイミングと文面の強さ
- 支払期限の当日または翌日以降に送る
- 金額・期日・振込先を再案内する
- 行き違いへの配慮を入れる
- 初回連絡から3日〜1週間後を目安に送る
- 新しい支払期限を具体的に書く
- 事情がある場合の連絡先も添える
- 2回目からさらに数日〜1週間後に送る
- このまま確認できない場合の対応予定を伝える
- 必要に応じて分割や支払い方法の相談余地を残す
実際に迷いやすいのは、2回目の文面です。初回と同じ文面を送るだけだと、相手に伝わりにくい場合があります。
2回目は、「〇月〇日までにお願いします」と新しい期限を入れると、相手も動きやすいです。逆に「早めにお願いします」だけだと、人によって受け取り方が違うので、また先延ばしになることがあります。
入金のお願い文例テンプレート
ここからは、入金のお願いに使える文例を紹介します。メール、手紙、振込依頼、2回目の連絡に分けているので、使う場面に近いものを選んでください。
そのまま使う場合でも、取引内容、金額、期日、振込先は必ず確認しましょう。特に金額と口座番号の間違いは、あとで修正連絡が必要になり、少し気まずくなります。
入金のお願いメール文例|個人向け
メールで送る場合は、件名で内容が分かるようにします。相手が見落とさないように、「入金のお願い」「お支払いのお願い」などを入れておくとよいです。
{相手名} 様
いつもお世話になっております。{差出人名}です。
先日お取引いただきました{取引内容}につきまして、現在、{請求金額}円のご入金確認が取れておりません。
お手数をおかけしますが、{期日}までに下記口座へお振込みをお願いいたします。
金融機関名:{銀行名}
支店名:{支店名}
口座種別・番号:{普通/当座} {口座番号}
口座名義:{口座名義}
すでにお手続き済みの場合は、行き違いの可能性がございます。その際はご容赦ください。
ご不明な点がありましたら、遠慮なくご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
{差出人名}
{電話番号}
{メールアドレス}
入金のお願い手紙文例|個人間の売買・立替金向け
手紙で送る場合は、メールより少しだけ改まった表現にします。
ただし、個人間のやり取りであまり堅くしすぎると、逆に重い印象になります。まずは、取引内容、金額、期限、振込先が分かるように整理するのが大事です。
{相手住所}
{相手名} 様
{差出人住所}
{差出人名}
入金のお願い
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
先日お取引いただきました{取引内容}につきまして、代金{請求金額}円のご入金をお願い申し上げます。
つきましては、{期日}までに下記口座へお振込みいただけますと幸いです。
金融機関名:{銀行名}
支店名:{支店名}
口座種別・番号:{普通/当座} {口座番号}
口座名義:{口座名義}
すでにお支払い済みの場合は、行き違いの可能性がございます。その際はご容赦ください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
敬具
手紙の場合、控えを残しておくと後で確認しやすいです。封筒で送るなら、送付日もメモしておくと安心ですね。
振込のお願い文例|振込先を案内するとき
「お振込みお願いします」とだけ送ると、金額や期限が抜けやすいです。相手がすぐ手続きできるように、必要な情報をまとめて書きます。
{相手名} 様
お世話になっております。{差出人名}です。
{取引内容}の代金につきまして、下記のとおりお振込みをお願いいたします。
金額:{請求金額}円
振込期限:{期日}
金融機関名:{銀行名}
支店名:{支店名}
口座種別・番号:{普通/当座} {口座番号}
口座名義:{口座名義}
お振込みが完了しましたら、お手数ですがご一報いただけますと助かります。
すでにお手続き済みの場合は、行き違いの可能性がございますのでご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
{差出人名}
振込先を別メッセージで送っている場合でも、再度まとめて書いたほうが親切です。相手が過去のメールやLINEを探し直す手間が減ります。
2回目の入金依頼文例|新しい期日を伝える場合
初回のお願いに反応がない場合は、2回目の連絡で新しい支払期限をはっきり書きます。
ここで強く言いすぎると相手が返事をしにくくなるので、「ご事情がある場合はご連絡ください」と入れておくと、話が進みやすくなります。
{相手名} 様
{差出人名}です。
先日ご連絡しました{取引内容}の代金{請求金額}円につきまして、現時点でご入金の確認が取れておりません。
恐れ入りますが、{新期日}までにお手続きをお願いいたします。
ご事情があり期日までのお支払いが難しい場合は、{相談期限}までに一度ご連絡ください。支払い方法や分割についても、状況に応じて相談できればと思います。
念のため、振込先を再度記載いたします。
金融機関名:{銀行名}
支店名:{支店名}
口座種別・番号:{普通/当座} {口座番号}
口座名義:{口座名義}
すでにお手続き済みの場合は、行き違いの可能性がございます。その際はご容赦ください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
{差出人名}
SMS・はがきの短文例
SMSやはがきでは、長い説明よりも、金額、期限、連絡先を短くまとめます。個人情報を書きすぎないように注意しましょう。
{差出人名}です。{取引内容}の代金{請求金額}円につきまして、{新期日}までにご入金をお願いいたします。
ご事情がある場合は、{相談期限}までにご連絡ください。
すでにお支払い済みの場合は、行き違いの可能性がございますのでご容赦ください。
件名・差出人表示の例
入金のお願いメールでは、件名も意外と大事です。あいまいな件名だと、相手が通常の連絡だと思って後回しにすることがあります。
- 件名例:入金のお願い({取引内容}について)
- 件名例:お支払いのお願い({請求金額}円)
- 件名例:お振込のお願い({取引内容})
- 件名例:再送:入金のお願い
- 差出人表示:{差出人名}|{屋号・所属}|{電話番号}
件名に金額まで入れるかは、相手との関係やメールの使い方によります。個人情報が気になる場合は、件名には「入金のお願い」までにして、本文に金額を書く形でもよいでしょう。
お支払いのお願い文書に入れる項目
入金のお願い文書には、最低限、次の項目を入れておくと分かりやすいです。
- 相手名:個人名、会社名、屋号など
- 取引内容:商品名、サービス名、立替内容、会費など
- 請求金額:税込・税抜が分かる場合は明記する
- 支払期限:「早めに」ではなく具体的な日付を書く
- 振込先:銀行名、支店名、口座番号、口座名義
- 連絡先:メール、電話番号、受付時間など
- 行き違いの一文:すでに支払い済みの場合への配慮
ここでよくあるミスは、振込先だけ書いて「何の代金か」が抜けることです。相手が複数の支払いを抱えている場合、どの支払いなのか分からず、確認のやり取りが増えます。
また、口座名義がカタカナ表記の場合は、テンプレート内にもそのまま書いておくと親切です。
送る前に確認したいこと
- 請求金額に間違いがないか
- すでに入金されていないか
- 支払期限が現実的な日付になっているか
- 振込先の口座番号・名義に誤りがないか
- 相手との関係に対して文面が強すぎないか
- 手紙で送る場合、控えを残しているか
特に入金確認は、送る前に一度見ておいたほうがよいです。こちらが確認する前に相手が振り込んでいた場合、少し気まずい文面になってしまいます。
使わないほうがよい表現
個人向けの入金のお願いでは、最初から強い言葉を使わないほうが無難です。
- 「至急支払ってください」:強い印象になりやすく、初回連絡には向きません。
- 「未払いです」:断定表現なので、入金確認の行き違いがあるとトラブルになりやすいです。
- 「法的手段を取ります」:督促状や最終通知に近い表現です。入金のお願い段階では避けたほうがよいでしょう。
- 「何度も言っていますが」:感情的に見えやすく、相手が返事をしにくくなります。
代わりに、「ご入金の確認が取れておりません」「お手数ですが」「行き違いでしたらご容赦ください」といった表現を使うと、角が立ちにくいです。
同封・添付すると安心な書類
手紙やメールで入金のお願いを送るときは、必要に応じて次の書類を添付・同封します。
- 請求書または明細書
- 取引内容が分かる資料
- 振込先情報
- 過去のやり取りが分かるメールやメモ
- 問い合わせ先を記載した案内文
毎回すべてを添付する必要はありません。初回は文面だけで足りることもあります。ただ、金額の内訳で迷いそうな場合は、明細を一緒に送ったほうが話が早いです。
個人向け 入金のお願い文例テンプレート(Word)
このテンプレートは、個人間の売買、立替金の精算、会費や材料費の支払い依頼などで使えるWord形式の文例テンプレートです。
メール文面として使う場合は、住所欄や発行日を省略して、件名と本文だけに整えると使いやすいです。手紙で送る場合は、相手名、差出人名、日付、金額、振込先を入れてから印刷してください。
| ファイル名 | tokusoku08.docx |
|---|---|
| ファイルタイプ | ワード |
| 作成バージョン | Word 2013 |
| ファイルサイズ | 18.37 KB |
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