この記事では、Excel・Word版の受領書テンプレートを紹介します。

受領書のフォーマットは会社や組織で異なるため、テンプレートを参考に自社に合うように修正して使用してください。

受領書テンプレート

受領書テンプレートをエクセル形式、ワード形式で紹介。シンプルなものから、物品用、金銭用、a4、a5サイズすべて登録なしで無料ダウンロード可能です。

商品+金銭

物品受領書

A5サイズ(2分割)

4分割

通常の納品書については以下を参照してください。
納品書テンプレート一覧

受領書とは

受領書は、商品や金銭を受け取ったことを確認するために発行する文書のことです。通常は商品を受け渡す側が受領書を用意し、受けとった側がサインや押印をします。

身近な受領書として、宅配便や郵便などの押印で、そのほか給与や交通費などを現金手渡しする場合にも使われます。

ちなみに、特に受領書を発行する義務というものはなく受領書には決まったフォーマットもありません。受領したという証明になればなんでもいいのです。

受領書はなぜ必要なのか

受領書には法的な義務がないため、商品や金銭を受け取ったからといって必ずしも受領書を発行するとは限りません。しかし、受領書を発行しないと「受け取っていない」と相手から言われてしまうと証明することができません。

そのため、いつ誰が商品を受け取ったのかを明確にすることで無用なトラブルを回避することができます。

受領書の書き方

受領書は決まった様式はありませんが、主に商品の受け渡しに使われるので、ある程度は必須の項目というのはあります。

受領書に記載される項目

・受領日
・相手先名
・発行者名
・商品名
・単価
・数量
・合計金額

上記は商品を発注して代金が発生する場合に必要な項目です。

鍵や備品などの物品を受け渡すといった場合(宅急便など)には、単価や合計金額は必要ありません。

サインや押印は必要

商品を受け取って受領証を返す場合には受け取りを証明するために、手書きのサインか押印(受領印)が必要です。

通常は担当者レベルの認め印でいいですが、会社単位でのサービスや商品の受け取り時には社印が必要な場合もあります。

印紙が必要な場合

受領書が5万円以上の金銭の受け取りの場合には印紙が必要になります。これは直接的な金銭のやり取りの場合のみなので、買掛などその場で金銭のやり取りが発生しない場合には印紙は不要になります。

国税庁ホームページ
No.7105 金銭又は有価証券の受取書、領収書

受領書の保管期間

法人であれば、取引の際に作成した書類をその事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間保存しなければなりません。

国税庁ホームページ
No.5930 帳簿書類等の保存期間及び保存方法

まとめ

受領書についての基本的な知識とフォーマット、最後にエクセルやワードのテンプレートを紹介しました。

受領書は必ずしも必要ではありませんが、金銭や物品を渡した証拠として確実にサインや押印をいただいて保管しておきたい書類です。

そうすることで無用なトラブルや、配送の問題を回避することが可能です。