見積依頼書は、取引先に価格や納期、取引条件を確認してもらうための書類です。

メールだけで「お見積りをお願いします」と送ることもありますが、数量・仕様・納入場所・回答期限が抜けていると、結局あとから確認のやり取りが増えます。月末前の購買処理や、急ぎの備品発注だと、この一往復がけっこう重いです。

このページでは、商品購入、相見積もり、工事・作業依頼などで使える見積依頼書テンプレートを無料でダウンロードできます。Excelで明細を整理したい場合、Wordで社外向けの文書として送る場合、PDFで印刷して使う場合に分けて選べます。

先に選ぶなら

  • 通常の見積依頼なら「基本フォーマット」
  • 複数社へ同じ条件で依頼するなら「相見積もり用」
  • 修理・設置・現場作業を依頼するなら「工事・作業向け」
  • 社外文書として丁寧に送るならWord版、手書きや印刷配布ならPDF版

見積依頼書テンプレート無料ダウンロード

見積りを依頼する商品やサービスの数量、単位、取引条件などを記載できるテンプレートです。

実務では、依頼内容が短すぎて「型番はこれで合っていますか」「送料は別ですか」「いつまでに回答すればいいですか」と確認が戻ってくることがあります。急いでいるときほど、ここで止まりやすいんですよね。

テンプレートを使うと、品名・数量・仕様・納期・見積提出期限をひとつの書式でそろえられます。相手先も確認しやすく、社内であとから見返すときも楽です。

テンプレート 向いている場面 主な記入内容 形式
基本フォーマット01 備品購入、商品発注、一般的な見積依頼 品名、数量、単位、納期、取引条件 Excel / Word / PDF
基本フォーマット02 取引条件や補足事項を少し詳しく書きたいとき 見積条件、支払条件、納入場所、備考 Excel / Word / PDF
商品別フォーマット 複数の商品・部材をまとめて依頼したいとき 品名、型番、数量、単価回答欄、備考 Excel
複数社依頼向け 複数の取引先へ同じ内容で見積を依頼したいとき 依頼内容、提出期限、比較条件、担当者情報 Excel
相見積もり用 条件をそろえて、複数社の見積を比較したいとき 税込・税抜、送料、設置費、同等品可否 Excel
工事・作業向け 修理、設置、現場作業、社内設備の見積依頼 作業場所、作業範囲、希望日、立会い条件 Excel
見積依頼書テンプレート01|Excel・Word・PDFで使える基本フォーマット

見積依頼書テンプレート01
数量・単位・納期・取引条件を記入できる、基本の見積依頼書です。
見積依頼書テンプレート02|取引条件を明記できるフォーマット

見積依頼書テンプレート02
納入場所や支払条件など、条件欄を少し詳しく入れたい場合に使いやすい書式です。
見積依頼書テンプレート03|商品別の見積依頼用フォーマット

見積依頼書テンプレート03
商品や部材を複数行で整理したいときに使いやすいExcel形式です。
見積依頼書テンプレート04|複数社に依頼する際の書式

見積依頼書テンプレート04
複数の依頼先に同じ条件で送るときに使いやすい書式です。

相見積もり用・工事作業向けテンプレート

見積依頼書テンプレート(相見積もり用)|複数社の見積条件をそろえるExcelフォーマット

見積依頼書テンプレート(相見積もり用)
複数社へ同じ条件で見積を依頼したいときに使いやすいExcelテンプレートです。税込・税抜、送料、設置費、同等品可否など、比較時にズレやすい条件を先にそろえられます。
見積依頼書テンプレート(工事・作業向け)|作業場所や立会い条件を記入できるExcelフォーマット

見積依頼書テンプレート(工事・作業向け)
修理、設置、点検、社内設備の作業などに使いやすいExcelテンプレートです。作業場所、作業範囲、希望日、現地確認、立会い条件などを整理できます。

テンプレートを使うときの調整

  • 依頼先が複数ある場合は、同じテンプレートをコピーして宛名だけ差し替えると進めやすいです。
  • 社名ロゴや押印欄を追加すると、社外向け文書として少し整って見えます。
  • Excel版は明細の行追加、Word版は依頼文の調整、PDF版は印刷・手書き向きです。
  • 急ぎの依頼では、見積提出期限を赤字にするなど、相手が見落としにくい形にしておくと楽です。

見積依頼書とは

見積依頼書とは、取引先に見積書の提出を依頼するための文書です。

商品やサービスの内容、数量、納期、納入場所、支払条件などをまとめて伝えることで、相手先が見積金額を出しやすくなります。購買担当者、総務担当者、現場管理者などが、発注前の確認として使うことが多いです。

たとえば、社内のパソコンをまとめて入れ替えるとき、メール本文だけで依頼すると「Officeソフトは含めるのか」「初期設定費は別なのか」「送料込みなのか」で確認が戻ってきます。見積依頼書に条件を入れておくと、最初の見積から比較しやすくなります。

見積依頼書・見積書・作業依頼書の違い

似た名前の書類が多いので、役割を分けておきます。

書類名 使うタイミング 役割
見積依頼書 発注前に価格や条件を確認したいとき 相手先に見積書の提出を依頼する書類です。本ページのテンプレートが該当します。
見積書 依頼を受けた側が金額を提示するとき 単価、金額、納期、見積有効期限などを提示する回答側の書類です。
作業依頼書 金額や実施内容がある程度決まったあと 作業内容、担当者、実施日、完了条件などを伝える書類です。
依頼文 簡単なお願いを文章で伝えたいとき メールや文書で要件を伝える形式です。項目管理にはやや弱いです。

見積依頼書に書く項目

見積依頼書は、きれいな文面よりも「相手が迷わず見積できるか」を優先したほうが使いやすいです。新人の担当者が初めて作る場合でも、下の項目を埋めていけば形になります。

基本情報

  • 依頼日
  • 宛先会社名・担当者名
  • 自社名・部署名・担当者名
  • 電話番号・メールアドレス
  • 件名または案件名

見積依頼の内容

  • 品名・サービス名
  • 型番・仕様・サイズ
  • 数量・単位
  • 希望納期
  • 納入場所
  • 設置や初期設定の有無

取引条件

  • 見積提出期限
  • 見積有効期限の希望
  • 税込・税抜の指定
  • 送料の扱い
  • 支払条件
  • 同等品の提案可否

相見積もり用テンプレートの使い方

相見積もり用の見積依頼書は、複数社から同じ条件で見積を取るときに使います。

ここでよくあるのが、A社は送料込み、B社は送料別、C社は設置費込み、というバラバラの見積が届くパターンです。金額だけ並べても比較できず、担当者があとからExcelで補正することになります。少し面倒です。

相見積もり用テンプレートでは、次の条件を先にそろえておくと比較しやすくなります。

項目 書き方 迷いやすいところ
税込・税抜 税込価格で記載、または税抜価格で記載と指定します。 会社によって表記が違うと、比較表でズレます。
送料 送料込み、送料別途、納品場所まで含む、などを指定します。 大型備品だと送料差が大きくなります。
設置費・初期設定費 本体価格に含めるか、別項目で出してもらうかを書きます。 パソコン、複合機、設備系で抜けやすいです。
同等品の提案 指定品のみ、または同等品可と書きます。 同等品可にすると安くなることもありますが、仕様確認が増えます。
回答期限 〇月〇日 17時まで、のように日時まで書きます。 「今週中」だと社内処理の締めに間に合わないことがあります。
実務での使い方

購買担当者が複数社へ同時に依頼する場合は、テンプレートの条件欄を固定して送ると後が楽です。質問が来たときも、1社だけに答えるのではなく、同じ回答を全社に共有すると条件差が出にくくなります。

工事・作業向けテンプレートの使い方

工事・作業向けの見積依頼書は、修理、設置、点検、撤去、社内設備の作業などに向いています。

通常の商品購入と違い、工事や作業では「どこで作業するのか」「いつ作業できるのか」「立会いがいるのか」で金額が変わります。ここを空欄のまま依頼すると、見積前に現地確認の調整が入り、思ったより時間がかかります。

項目 書き方 使う場面
作業内容 照明交換、LAN配線、看板設置、設備修理などを具体的に書きます。 作業範囲をはっきりさせたいとき
作業場所 住所、建物名、階数、部屋番号まで書きます。 複数拠点やビル内作業
希望作業日 第1希望、第2希望のように幅を持たせると調整しやすいです。 営業日を避けたい作業
作業可能時間 平日9時〜17時、閉店後のみ、土日可などを書きます。 音やにおいが出る作業
立会い・現地確認 要・不要を選べるようにします。 設備修理、現場確認、搬入経路確認
処分費・出張費 見積に含めるか、別途記載してもらうかを書きます。 撤去作業、交換作業、遠方対応
ここで迷いやすいところ

工事・作業系は、見積金額だけでなく「作業できる条件」も先に見てもらうほうが進みやすいです。たとえば、営業中に音が出る作業ができない、駐車スペースがない、廃材処分もお願いしたい、といった条件です。現場ではこのあたりで止まりがちです。

メールで見積を依頼する文例

見積依頼書を添付して送る場合のメール文例です。件名に案件名と回答期限を入れておくと、相手先も処理しやすくなります。

件名:【見積依頼】〇〇購入に関するお見積りのお願い(回答期限:9月20日)
株式会社〇〇
営業部 △△様
いつもお世話になっております。
株式会社□□の□□です。
添付の見積依頼書の内容にて、お見積りをご提示いただけますでしょうか。
回答期限は9月20日(金)17時までを希望しております。
ご不明点がありましたら、本メール宛にご連絡ください。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
株式会社□□ 購買部
担当:□□
TEL:03-XXXX-XXXX
Mail:aaa@bbb.jp

よくあるミスと確認リスト

見積依頼書で多いのは、書式のミスよりも「条件の抜け」です。新人担当者だけでなく、慣れている担当者でも急いでいると抜けます。

返信期限が入っていない

「お早めにお願いします」だと、相手先の優先順位が下がることがあります。日付と時間まで入れると伝わりやすいです。

仕様や型番があいまい

型番、サイズ、色、数量、単位が抜けると、見積の前に確認が戻ります。似た商品が多い場合は、メーカー名も入れておくと安心です。

送料・設置費・処分費の扱いが書かれていない

本体価格だけで比較すると、あとから総額が変わることがあります。特に什器、機器、工事系では差が出やすいです。

納入場所がざっくりしている

「本社」だけではなく、住所、部署名、階数、担当者名まで入れると、配送や設置の見積が出しやすくなります。

同等品の扱いが決まっていない

安さを優先するなら同等品可、仕様を固定したいなら指定品のみ。ここを空欄にすると、比較しにくい見積が混ざります。

見積依頼書を使うときの実務メモ

テンプレートを使う前

メール本文だけで依頼すると、あとから条件を足していく流れになりがちです。最初は楽に見えますが、3社へ同時に依頼したあとに条件修正が入ると、どの会社にどこまで伝えたか分かりにくくなります。

テンプレートを使うとき

先に条件欄を埋めてからメールに添付すると、送る相手が増えても内容がブレにくいです。社内で上司に確認してもらうときも、何を依頼しているのか一枚で伝わります。

関連テンプレート

よくある質問

見積依頼書テンプレートは無料で使えますか?
無料でダウンロードできます。Excel、Word、PDFの形式があるため、編集したい場合はExcelまたはWord、印刷して使う場合はPDFを選んでください。
Word版とExcel版はどちらを使えばいいですか?
明細行が多い場合や金額条件を整理したい場合はExcel版が使いやすいです。社外向けの文書として依頼文を整えたい場合はWord版が向いています。
相見積もりを依頼するときの注意点はありますか?
数量、納期、税込・税抜、送料、設置費、同等品可否などの条件をそろえて依頼すると比較しやすくなります。他社の価格をそのまま伝える運用は避けたほうが無難です。
工事や作業の見積依頼にも使えますか?
工事・作業向けテンプレートを使うと、作業場所、作業範囲、希望日、立会い、現地確認などを整理できます。修理、設置、点検、撤去などの依頼に使いやすいです。
メールだけで見積依頼をしてもよいですか?
簡単な依頼であればメールだけでも進められます。ただ、数量や条件が複数ある場合は、見積依頼書を添付したほうが誤解や確認戻りを減らしやすいです。

まとめ

見積依頼書を使うと、数量・仕様・納期・取引条件を相手先にまとめて伝えられます。

特に相見積もりや工事・作業の依頼では、条件が少し違うだけで金額が変わります。送料込みなのか、設置費込みなのか、同等品を認めるのか。こういう細かいところを先にそろえておくと、あとで見積を並べたときに判断しやすいです。

テンプレートはそのまま使っても構いませんが、自社の取引条件や承認フローに合わせて少し直すと、日常の購買処理や取引先対応で使いやすくなります。