商品を販売し納品するときに使われる「納入仕様書」、それに対し商品を購入するときに使われる「購入仕様書」もあります。
今回は納入仕様書と購入仕様書の違いやそれぞれテンプレートのワード版エクセル版を紹介します。
納入仕様書テンプレート
購入仕様書テンプレート
納入仕様書とは
納入仕様書とは、製品を販売したときにその製品のスペック(仕様)を購入者に明らかにするために発行する文書のことです。
納入仕様書自体に決まったフォーマットや必須項目というのはありません。その会社によって製品が違うように納入仕様書の内容も変わります。
A41枚に収まる納入仕様書もあれば、数ページに及ぶこともあります。
購入仕様書とは
購入仕様書とは、企業や組織が製品やサービスを購入する際に、その詳細な仕様や条件を記載した文書です。主に発注者側が作成し、納入業者に提示されます。
購入仕様書は次のような状況で使用されます。
新規購入
新しい製品やサービスを初めて購入する際に、必要な性能や品質を具体的に示します。
見積依頼
複数の業者に見積を依頼する際に、統一した条件で比較できるようにします。
契約書の補完
契約書に記載しきれない詳細な仕様を明確にするため、契約書の補完文書として利用されます。
トラブル防止
購入後のトラブルや誤解を防ぐために、具体的な要求事項を明記します。
購入仕様書には、製品やサービスの仕様、数量、品質基準、納期、納入場所、支払い条件などが記載され、発注者と納入業者の間で明確な理解を共有するために重要な役割を果たします。
購入仕様書と納入仕様書の違い
購入仕様書と納入仕様書の違いは、主に作成者と目的です。
購入仕様書は発注者が作成し、必要な製品やサービスの詳細な仕様や条件を提示します。一方、納入仕様書は納入者が作成し、提供する製品やサービスの具体的な内容や条件を詳細に記載した文書です。
購入仕様書は発注者の要求を明確にするために使用され、納入仕様書は納入者が提供する内容を確定するために使用されます。両者は取引を円滑に進めるための文書という点では同じですが、使用する視点と目的が異なります。
まとめ
この記事では、納入仕様書と購入仕様書のエクセルテンプレートについて詳しく説明しました。納入仕様書は製品のスペックを明らかにするために販売側が発行する文書であり、購入仕様書は購入側が製造側に向けてスペックや数量、納期を指定した文書です。
両者はビジネスの異なる局面で使用され、その目的と内容が異なります。テンプレートは、エクセル形式で無料ダウンロードしてすぐに使えるようになっています。
テンプレートを活用することで、作成の手間を削減し効率的に業務を進めてください。