返済計画書は、借入金を「いつ・いくら返すか」を整理するための書類です。個人間の貸し借りや、借用書と一緒に返済日を残しておきたいときに使います。
月末に残高を確認するとき、手元のメモだけだと「あれ、先月分は入金済みだったかな」と迷うことがあります。金額が小さくても、回数が増えると意外とずれます。返済日、返済額、残高を表にしておくと、貸す側も借りる側も確認しやすくなります。
このページでは、返済計画書・返済予定表として使えるExcelテンプレートを無料でダウンロードできます。固定金利の元利均等返済、利息なしの返済計画に加えて、未払い金の分割払いに使える支払い計画書テンプレート、スマホで確認しやすいGoogleスプレッドシート版も用意しました。
返済計画書テンプレートを用途別に選ぶ
返済計画書といっても、使う場面によって向いている形式が少し違います。固定金利で毎月の返済額をそろえたいのか、個人間で利息なしの返済予定を残したいのか、未払い分を分割で払う予定を伝えたいのか。最初にここを分けておくと、テンプレート選びで迷いにくくなります。
| 使いたい場面 | おすすめテンプレート | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 固定金利で毎月の返済額をそろえたい | 固定金利・元利均等返済表 | 毎月の返済額、元金、利息、返済後の残高をExcelで確認したい場合 |
| 個人間で利息なしの返済予定を残したい | 利息なしの返済計画書 | 知人・親族間の貸し借りや、借用書と一緒に保管したい場合 |
| 未払い金を分割で支払いたい | 支払い計画書 | 請求済み金額、滞納分、取引先への支払い予定を整理したい場合 |
| スマホで返済予定を確認したい | スプレッドシート版 | 外出先で返済日や残高を見たい場合。Excelを開けない環境でも確認しやすいです |
返済計画書・返済予定表・支払い計画書の違い
返済計画書と支払い計画書は似ていますが、使う場面が少し違います。
返済計画書は、借りたお金をどう返すかを整理する書類です。借用書と一緒に使うことも多く、返済開始日、返済回数、毎月の返済額、残高などをまとめます。
返済予定表は、返済計画を一覧にした表です。Excelで元金、利息、残高を計算しながら管理する場合は、返済予定表という呼び方の方が近いです。このページのhensai01.xlsxは、固定金利で毎月の返済額が一定になる元利均等返済の形式です。
支払い計画書は、借入金に限らず、まだ払っていない金額をいつ払うか整理する書類です。たとえば、取引先への未払い請求、家賃の滞納分、分割払いの相談などで使います。
| 名称 | 主な内容 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| 返済計画書 | 借入金をいつ、いくら返すかをまとめる | 個人間の貸し借り、借用書と一緒に保管する場合 |
| 返済予定表 | 返済日、元金、利息、残高を一覧で管理する | Excelで毎月の返済額や残高を確認する場合 |
| 支払い計画書 | 未払い金や請求済み金額を分割で支払う予定をまとめる | 取引先への支払い予定、滞納分、分割払いの相談など |
返済計画書・支払い計画書の無料Excelテンプレート
ここから、無料で使えるExcelテンプレートを紹介します。入力欄はできるだけ少なくしているので、新人担当者が初めて作る場合でも使いやすい形です。
数字を入れるときは、返済額だけでなく「返済後の残高」まで見るようにしてください。ここを見ずに金額だけ入力していくと、最終回で端数が残ることがあります。私も最初に作ったとき、最終行だけ1円合わずにしばらく探しました。端数は最終回で調整するときれいに収まります。
固定金利・元利均等返済表テンプレート
固定金利の元利均等返済に対応したExcelテンプレートです。借入金額、返済回数、年率を入力すると、毎月の返済額、元金、利息、返済後の残高を一覧で確認できます。
元利均等返済は、毎月の返済額を一定にしながら、その中で元金と利息の内訳が変わっていく返済方式です。住宅ローンや事業用借入の返済イメージを確認したいときに使いやすい形式です。
月末に残高を確認するときも、元金と利息が分かれていると見返しやすいです。最初は「返済額が同じなら内訳も同じ」と思いがちですが、実際は回数が進むほど利息が減り、元金の割合が増えていきます。
利息なしの返済計画書テンプレート
利息なしで、毎月の返済額と残高を管理するためのExcelテンプレートです。知人や親族間の貸し借りなど、利息を付けずに返済予定だけを残したい場合に使えます。
借用書だけだと「いつ、いくら返すか」が別管理になりがちです。返済計画書を一緒に保管しておくと、あとから確認するときにかなり楽です。
支払い計画書テンプレート
支払い計画書は、未払い金や請求済み金額を分割で支払う予定をまとめるためのテンプレートです。
返済計画書が「借りたお金を返す」書類だとすると、支払い計画書は「まだ払っていない金額を、いつ払うか相手に伝える」書類です。取引先への支払い相談、家賃や利用料の滞納分、分割払いの取り決めなどで使えます。
このテンプレートでは、支払予定日、支払予定額、支払方法、支払後の残額、備考を一覧で管理できます。管理側が確認する場合は、請求書番号や対象取引を備考欄に入れておくと、あとで照合しやすくなります。
スマホ閲覧用 スプレッドシート版
スマホで返済予定を確認したい場合は、Googleスプレッドシート版が使いやすいです。Excel版の利息なしテンプレートと同じレイアウトなので、返済日、返済額、残高をスマホから確認できます。
外出先で「次の返済日はいつだったかな」と見るだけなら、Excelファイルをスマホに保存するよりスプレッドシートの方が軽く使えます。ただし、数式セルをうっかり触ると計算がずれるので、共有して使う場合は編集できる人を絞っておくと安心です。
返済計画書に入れる項目
返済計画書に決まった書式はありません。とはいえ、入れておくと後で確認しやすい項目はあります。
個人間の貸し借りで使う場合は、金額だけでなく、返済開始日、返済回数、返済日、残高まで入れておくと見返しやすいです。貸す側だけでなく、借りる側にとっても「あと何回で終わるか」が見えるので、余計な確認が減ります。
| 借入日 | 借入契約を結んだ日付 |
|---|---|
| 借入金額 | 実際に借りた金額 |
| 返済開始日 | 初回の返済日 |
| 返済回数 | 何回に分けて返済するか |
| 返済方法 | 元利均等、元金均等、利息なしの均等返済など |
| 年率 | 利息を計算する場合の年利率 |
| 返済額 | 毎回支払う金額 |
| 借入残高 | 返済後に残る元金 |
| 備考 | 振込先、返済が遅れた場合の連絡方法、一括返済の扱いなど |
支払い計画書に入れる項目
支払い計画書では、返済計画書よりも「何の支払いなのか」をはっきりさせておくと使いやすいです。取引先対応で使う場合、あとから請求書と照合することが多いので、請求書番号や対象取引を書ける欄があると助かります。
たとえば、未払いの請求額30万円を3回に分けて支払う場合、支払予定日と支払額だけでなく、支払後の残額まで入れておくと、管理側も確認しやすくなります。
| 作成日 | 支払い計画書を作成した日付 |
|---|---|
| 宛名 | 支払い先の会社名、店舗名、氏名など |
| 支払者 | 支払う側の会社名、氏名、住所、連絡先など |
| 支払総額 | 未払い金や請求済み金額の合計 |
| 支払い対象 | 請求書番号、契約名、家賃、商品代金、サービス利用料など |
| 支払予定日 | 各回の支払い予定日 |
| 支払予定額 | 各回に支払う金額 |
| 支払方法 | 銀行振込、現金、口座引落など |
| 支払後残額 | 各回の支払い後に残る金額 |
| 備考 | 振込手数料、端数調整、遅れた場合の連絡方法など |
元利均等返済と利息なし返済の違い
元利均等返済は、毎月の返済額を一定にする方式です。返済額は同じでも、最初のうちは利息の割合が大きく、回数が進むほど元金の割合が増えていきます。固定金利の借入で、返済額の見通しを立てたいときに使いやすい形です。
利息なしの返済は、借りた金額を回数で分けて返すシンプルな形式です。知人や親族間の貸し借りなどで、「利息は取らず、毎月いくら返すかだけ決めたい」という場合に向いています。
| 種類 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 固定金利・元利均等返済 | 毎月の返済額が一定。元金と利息の内訳は毎回変わる | 住宅ローン、事業用借入、固定金利の返済予定確認 |
| 利息なし返済 | 利息を計算せず、借入金額を分割して返す | 個人間の貸し借り、親族間の返済予定、簡易的な返済管理 |
返済計画書を作るときに迷いやすいところ
利息ありと利息なしを混ぜない
個人間の貸し借りでは、途中で「やっぱり少し利息を付けよう」となることがあります。ただ、利息なしで作った表にあとから利息を足すと、元金と残高の見え方が変わります。
利息を入れる可能性があるなら、最初から元利均等返済表のように、元金と利息の列が分かれているテンプレートを使った方が直しやすいです。
返済日をあいまいにしない
「毎月末ごろ」のように書くと、月末が土日祝だったときに迷います。実務では「毎月末日。金融機関休業日の場合は翌営業日」など、少し具体的にしておくと後で話が早いです。
個人間なら、給与日の直後に設定することもあります。無理のない日付にしておく方が、結局続きやすいです。
残高の列を消さない
返済額だけ並んでいれば足りるように見えますが、残高の列は残しておいた方がいいです。
特に月末処理で確認するとき、残高がない表だと「今どこまで返したか」を別計算することになります。ちょっとしたことですが、ここで手が止まります。
数式セルを上書きしない
Excelでよくあるのが、元金や残高の数式が入っているセルをうっかり上書きしてしまうミスです。見た目では気づきにくく、数回分あとで残高が合わなくなることがあります。
入力するセルだけ色を付けたり、数式セルをロックしておくと、編集時のミスを減らせます。
返済計画書テンプレートの使い方
まず、借入金額、返済回数、返済開始日を入力します。固定金利・元利均等返済表を使う場合は、年率も入力します。
次に、返済日と返済額を確認します。テンプレートをそのまま使う場合でも、初回返済日や最終回の金額は一度見てください。端数がある場合、最終回で調整した方がきれいです。
取引先や相手に渡す場合は、印刷前に備考欄も確認します。振込先、振込手数料の扱い、返済が遅れた場合の連絡方法など、あとで揉めそうな部分を短く書いておくと安心です。
返済計画書テンプレートのカスタマイズ例
知人に30万円を貸すことになったとき、返済計画書を少し直して使いました。そのままでも使えますが、個人間の貸し借りでは、備考欄や署名欄を足しておくと認識を合わせやすくなります。
「遅れた場合」の扱いを備考欄に書く
まず気になったのが、返済が遅れた場合の扱いです。
口頭で話しても、数か月後には記憶がずれることがあります。備考欄に「返済が1か月以上遅れる場合は事前に連絡する」「一括返済は双方合意のうえ可」といった内容を書いておくと、あとで確認しやすくなります。
返済日は給与日の直後にする
返済日は毎月25日など、具体的な日にちに固定しておくと管理しやすいです。給与日後のタイミングにすると、借りる側も無理なく返済しやすくなります。
「月末」とだけ書くより、「毎月25日」「毎月末日」など日付を固定した方が、表にも入力しやすいです。
印刷して署名欄を追加する
2人でシートを確認したあと、印刷して署名欄を1行追加することもあります。正式な契約書とは別ですが、署名があるだけでお互いの認識が揃いやすくなります。
借用書と一緒に保管しておくと、あとで返済日や残高を確認するときも見つけやすいです。
数式のセルはロックしておく
私は一度、残高の列を誤って上書きしてしまい、計算がずれたことがあります。見た目ではすぐに分からず、あとから「あれ、合わない」となりました。
入力するセルと、数式が入っているセルを分けておくだけでもかなり違います。Excelに慣れていない人へ渡す場合は、数式セルをロックしておくと安心です。
返済計画書テンプレートのよくある質問
返済計画書・支払い計画書テンプレートまとめ
固定金利で毎月の返済額をそろえたい場合は、元利均等返済表テンプレートが使いやすいです。毎月の返済額は同じでも、元金と利息の内訳は少しずつ変わります。Excelで一覧にしておくと、返済後の残高まで確認しやすくなります。
個人間の貸し借りで利息を付けない場合は、利息なしの返済計画書テンプレートを使うとシンプルです。借用書と一緒に保管しておくと、あとから返済日や金額を確認しやすくなります。
未払い金や請求済み金額を分割で払う場合は、返済計画書よりも支払い計画書の方が自然です。取引先対応では、請求書番号や支払い対象まで書いておくと、確認のやり取りが減ります。
テンプレートを使う前は、返済日や残高を手計算で確認しがちです。使うときは、入力するセルと計算されるセルを分けておくと、数字のずれに気づきやすくなります。少し地味ですが、ここが一番助かるところです。
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