式次第とは、入社式や祝賀会や会議など式を進める際の進行表のことです。
本ページでは、これまで学校行事・社内イベント・自治体式典などで多数の式次第を作成してきた実務経験をもとに、式次第や会議次第のテンプレートをワード文書で紹介します。
式次第の目的別のサンプルが掲載されているので、テンプレートを参考にしてください。
今まで地域イベントの式次第を作成してきた経験から、司会者用・参加者配布用など用途に応じてテンプレートを分けて使うことで、現場が混乱することがなくなります。
式次第テンプレートとは|目的と活用シーン
式次第(しきしだい)は、関係者に配布したり、掲示しておくことで、参加者の理解を助け、行事をスムーズに進行させることができます。
以下では、これまで学校や自治体、企業の現場で多数の式次第を作成してきた実務経験をもとに、誰でも使いやすく編集しやすいExcelテンプレートを無料で紹介しています。
式次第とは何か?
式次第には、多くの場合、以下のような要素が含まれます:
主催者あいさつ
来賓あいさつ
進行項目(発表、表彰、演奏 など)
閉会の辞
式次第は、「進行表」や「プログラム表」としても扱われることがあり、参加者・司会者・運営スタッフにとって欠かせない資料です。
どんな場面で使う?(学校行事・式典・イベント・会議など)
式次第は、さまざまな場面で活用されています。具体的な使用シーンは以下の通りです:
(入学式、卒業式、始業式、終業式など)
保護者会、学芸会、運動会の進行表としても使用
✅ 公的・社外向けの式典
(創立記念式典、表彰式、講演会、感謝状贈呈式など)
来賓への配布資料としても重要
✅ 社内イベント・懇親会
(社内表彰、成果報告会、社員総会、新年会など)
タイムスケジュールと併せて使うケースも多い
✅ 会議・株主総会など
(定例会議の進行項目)
議題一覧を「式次第」として配布し、議事進行に活用
必要に応じて、これらの場面ごとの式次第テンプレートを使い分けることで、より実用的で誤解のない進行管理が可能になります。
式次第テンプレート
式次第は、縦書きでも横書きでもどちらでも構いません。書体についても特に決まりはありませんが、手書きを意識した行書体などのフォントが使用されることが多いです。
入社式
入社式のときに使われる式次第のサンプルテンプレートです。開会から代表者の挨拶、役員紹介、内定者紹介など一般的な内容になっています。
・開会の前に「新入社員の入場(整列)」を追加し、動線を整理
・社長あいさつの後に「役員紹介」「先輩社員からのメッセージ」などを追加
・式後の「社内オリエンテーション案内」や「記念撮影」も明記
・名前読み間違いを防ぐため「新入社員一覧(ふりがな付き)」を別紙で連携
祝賀会
横書きで作成した祝賀会の式次第テンプレートです。各項目は、連番で振ることが多いです。
・各項目に「進行担当者名」や「部署名」を追加
・進行時間を15分刻みで明記し、スケジュール調整に活用
・乾杯や中締めの後に「自由歓談」などの時間を追加
・司会者挨拶の末尾に連絡事項欄を挿入
会議式次第テンプレート
会議次第は、会議の時に作成される進行表(アジェンダ)のことをいいます。
通常の会議では作成しませんが、ある程度大きい会議やフォーマルな会議では作成することがあります。
・議題ごとに発表担当者と予定時間を併記
・議決事項の確認欄(可決・否決チェック欄)を挿入
・質疑応答の前に「途中休憩(10分)」を挿入して調整
・閉会の後に「議事録確認サイン欄」を追加
・来賓の肩書きや読み間違い
→ 事前に確認し、ふりがなを記載
・式次第と実際の進行内容にズレが生じる
→ リハーサル後に見直しを反映
・不自然な敬語・文言
→ 過去の例文を参考に簡潔に
式次第の書き方と構成ポイント
行事やイベントを円滑に進めるには、進行スケジュールをわかりやすく整理した資料が必須です。あらかじめ構成を整えておくことで、運営側も参加者も安心して式を迎えることができます。
このセクションでは、式次第の基本的な流れと作成時のポイント、注意すべき点を紹介します。
基本構成(開会〜閉会)
項目 | 内容の例 |
---|---|
開会の辞 | 司会者または主催者が式の開始を宣言 |
主催者あいさつ | 組織の代表者(例:校長・社長)が来賓や参加者へ挨拶 |
来賓あいさつ | 外部ゲストのあいさつ(順番を明記) |
式典内容 | 表彰、紹介、演奏、宣誓など行事の中心となる内容 |
閉会の辞 | 締めの言葉・終了宣言(司会者または責任者) |
記載すべき内容と注意点
- 日時・会場名を明記(例:令和7年4月1日/○○ホール)
- 式の正式名称を中央上部に配置(例:令和7年度 入社式 式次第)
- 時刻・内容・発言者を3列で記載するのが一般的
- 肩書・敬称の表記ミスに注意(来賓は特に要確認)
- 時間配分はリハーサルを参考にして現実的に設定
- 掲示用・配布用など用途に応じてフォントやレイアウトを調整
役員名や来賓肩書は事前に公式資料で確認し、本人または秘書へのダブルチェックを徹底することで、信頼性を高められます。
よくある質問(FAQ)
まとめ
式次第は、式の進行順を記載して配布したり、貼り出したりする進行表のことです。入学式や卒業式、入社式などで使われる他、自治会や祝賀会などの式典でも使用されます。
今回は、縦書きと横書き、異なった式典での3パターンのテンプレートを紹介しました。ワードで簡単に編集できるので、ダウンロードして使用してください。