目録は、品物をその場で渡す代わりに、内容を紙にまとめて渡すための文書です。今回は、贈呈や表彰、寄付などで使える目録テンプレートを、エクセル版とワード版の両方で紹介します。

【実務経験コメント】
祝い事や贈呈、社内表彰、寄付・協賛などで使える目録テンプレートを無料で公開しています。表書き、金額、品目、印刷位置など、作るときに迷いやすいところもあわせて確認できる内容にしています。
このページで扱う目録について
このページでは、社内表彰・記念品贈呈・寄付・協賛金・お祝いなどで使う贈答用の目録テンプレートを掲載しています。
相続手続きで使う財産目録や、裁判所・法務局などへ提出する書類とは用途が違いますので、公的な手続きで使う場合は、提出先の指定様式を確認した方が安心です。

目録とは|用途と基本ルール

  • 目的:贈呈する金銭・品物の内容を、紙面できちんと伝えるための文書
  • 用途:結婚・出産・長寿祝い、社内表彰、寄付・協賛、弔事の志など
  • 基本:縦書きで作られることが多く、表書き(例:目録/御祝/御礼)を上部中央に記載
  • 記載順:表書き → 品目・金額 → 日付 → 贈り主(団体名・氏名)
作成時に見ているところ
目録は、品目や金額だけでなく、表書き・日付・贈り主の位置でも印象が変わります。
このページのテンプレートでは、A4縦で使うことを想定し、表書き・品目・金額・日付・贈り主の基本項目を入れています。
式典の受付前にあわてて直す、という場面もあるので、Word版とExcel版の両方を用意しました。

目録の基本配置

  • 右側:表題(目録・御祝・寄付目録など)
  • 中央:品目・金額・数量・贈呈内容
  • 左側:日付・贈り主・必要に応じて受け取る相手

目録は、中央に品目や金額を置き、左側に日付と贈り主を書く形がよく使われます。テンプレートを編集するときは、先に品目と金額を直し、最後に日付・贈り主・肩書を見直すと、あとで慌てにくいです。

目録テンプレート(Excel/Word)ダウンロード

テンプレート作成時の確認項目

  • A4縦で印刷したときに、表書き・品目・日付・贈り主が大きく崩れにくいこと
  • 金額表記に「壱・弐・参・拾・萬」などの大字を入れやすいこと
  • 品目が複数ある場合でも、「一、」「二、」の形で追記しやすいこと
  • 社内表彰・寄付・協賛・慶事など、用途ごとに表書きを変えやすいこと
  • Word版は位置調整、Excel版は入力欄の整理に向いていること

Excel版|目録テンプレート(縦書き・旧字体対応)

Excel版テンプレートの特長
  • 慶事・寄付・社内表彰・弔事など幅広いシーンに対応
  • 縦書き・旧字体(金壱萬円・金弐拾萬円)に対応
  • 印刷ガイド付きで奉書紙・A4用紙でも体裁を整えやすい
  • 品目が複数ある場合も「一、二、三、」形式で列挙可能
  • 手書き風フォント(HG行書体)採用で、少しかしこまった印象に
目録テンプレート(Excel)プレビュー|縦書き・旧字体・金額の書き方サンプル

Word版|目録テンプレート(体裁微調整しやすい)

Word版は、テキストボックスで位置を動かせる形式です。プリンタや用紙の違いで、少しだけ位置を直したいときに向いています。印刷位置がずれる場合は、本文全体を大きく動かすより、表書き・品目・日付のブロックごとに直す方が整いやすいです。

目録テンプレート(Word)プレビュー|表書き・品目・贈り主の配置例

目録の書き方とマナー(表書き・金額・品目)

先に確認したいこと
目録は、用途によって表書きや言い回しが少し変わります。
「何を贈るのか」「誰から誰へ渡すのか」「式典用か、社内用か」を先に見ておくと、あとから全文を直す手間が減るはずです。

表書きの選び方

  • 一般的:「目録」
  • 慶事:御祝/御礼/記念品目録
  • 寄付・協賛:寄付目録/協賛目録
  • 弔事:志(※宗派・地域の慣習に配慮)

表書きは、迷ったら「目録」にしておくと無理がありません。
ただ、式典名や贈る内容がはっきりしているなら、「記念品目録」「寄付目録」「協賛目録」のように少し具体的にした方が、受け取る側も内容をつかみやすいと思います。

金額の書き方(旧字体・大字の使い方)

  • 例:金壱萬円・金弐拾萬円・金参拾万円
  • 漢数字は「一二三」ではなく、壱・弐・参・拾・百・阡(千)・萬などの大字を使うことが多い
  • 金額の後に単位(円)を付ける。同じ欄で算用数字と漢数字を混ぜない方が見た目も落ち着く

式典や贈呈用の目録では、金額を「金弐萬円」のように大字で書く場面が多いです。
ただし、社内用や簡易的な目録なら、算用数字でそろえるケースもあります。
ここは会社や団体の慣習に合わせるのが自然でしょう。

品目の列挙方法(「一、」「二、」)

  • 複数品を贈る場合は、行頭に「一、二、三、」と付して縦に並べる
  • 品名は具体的に書く(例:カタログギフト「〇〇コース」、商品券、記念品)

品目が1つだけなら、無理に行数を増やさなくても大丈夫です。
複数ある場合は、金額・記念品・商品券などをまとめず、1行ずつ分けた方が見た目もすっきりします。

日付・贈り主の記載

  • 日付は和暦・西暦いずれでも可(社内規程に合わせ統一)
  • 贈り主は正式名称+代表者名(必要に応じて役職)まで記載

社名や団体名は、できれば略称ではなく正式名称で書いてください。
社内表彰なら部署名、団体からの贈呈なら代表者名や会長名まで入れると、あとで見返したときにも分かりやすいです。

目録の作り方とA4印刷の設定

目録をパソコンで作るときは、最初に用紙サイズと印刷位置を決めておくと、あとで直すところが少なくて済みます。

本文を入力してから余白をいじると、表書きや贈り主の位置まで少しずつ動いてしまうことがあります。急いでいると、ここで意外と時間を取られます。

  • 用紙:A4縦。奉書紙に印刷する場合は、給紙方向と余白を先に確認
  • 余白:上下左右15~20mmほどを目安にする
  • フォント:サンプルはHG行書体。代替は游明朝・手書き風フォントなど
  • 確認:本番用紙に印刷する前に、普通紙で一度試し印刷する

パソコンで目録を作る手順

パソコンで目録を作る場合、最初から文字位置を細かく合わせようとすると、かえって全体が崩れることがあります。まずは表書き、品目、日付、贈り主を入れてみて、最後に全体の余白を見るくらいの順番が扱いやすいと思います。

  1. Excel版またはWord版の目録テンプレートを開く
  2. 表書き(目録・御祝・寄付目録など)を用途に合わせて変更する
  3. 品目・金額・数量を入力する
  4. 日付と贈り主の正式名称を入力する
  5. A4縦で印刷プレビューを確認する
  6. 普通紙で試し印刷し、位置がずれていないか確認する

Word版は、表書きや品目の位置を少し動かしたいときに使いやすいです。Excel版は、金額や品目を何度か入れ替える場合に向いています。

どちらを使う場合でも、先に内容を入れてから、最後に余白・行間・中央位置を見る流れが無難でしょう。式典の前日や、社内表彰の準備中に直すこともあるので、印刷前の確認だけは少し余裕を見ておくと安心です。

A4で印刷するときの余白と用紙設定

目録は、画面上ではきれいに見えていても、印刷すると下の文字が少し切れたり、中央からずれて見えたりすることがあります。
特に奉書紙や厚手の用紙を使う場合は、プリンタの給紙でほんの少し斜めに入ることもあります。手に取ったときに「あれ、少し右に寄っているな」と気づくこともありますね。

印刷前に見ておきたいところ

A4で印刷する場合は、上下左右の余白を15~20mmほど残しておくと、紙面が詰まって見えにくいです。プリンタの設定で「ページに合わせる」「実際のサイズ」などが選べる場合は、印刷プレビューで文字位置を確認してください。本番用紙にいきなり印刷せず、まず普通紙で1枚出してみるのが無難です。

  • 用紙サイズ:A4
  • 向き:
  • 倍率:基本は100%。はみ出す場合だけ縮小を検討
  • 余白:上下左右15~20mm程度
  • 確認箇所:表書き、品目、日付、贈り主が中央から大きくずれていないか

目録に合うフォント・書体の選び方

目録では、読みやすい手書き風・行書風の書体がよく使われます。サンプルではHG行書体を使っていますが、必ず同じ書体にそろえる必要はありません。

ただ、あまり崩した毛筆体にすると、品目や金額が読みにくくなることがあります。

  • 少しかしこまった印象:HG行書体、行書系フォント
  • 読みやすさ重視:游明朝、MS 明朝などの明朝系
  • 避けた方がよい例:装飾が強すぎる毛筆体、細すぎて印刷時に読みにくい書体

フォントを変えると、文字の幅や行間も少し変わります。表書きだけ妙に大きく見えたり、品目の行間が詰まって窮屈に見えたりすることもあります。

印刷プレビューだけでは分かりにくいので、最後は実際に1枚出して、紙の上で見た方が確実です。

使用シーン別の記載例(文面ガイド)

社内表彰・記念品贈呈

表書き:目録
品目 一、記念品(社章・楯)
日付 令和〇年〇月〇日
贈り主 株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎

寄付・協賛金の贈呈

表書き:寄付目録
品目 一、金弐拾萬円
日付 令和〇年〇月〇日
贈り主 〇〇同好会 会長 佐藤花子

慶事(結婚・出産・長寿祝い)

表書き:御祝
品目 一、カタログギフト「〇〇コース」
日付 令和〇年〇月〇日
贈り主 営業部一同

よくある失敗とチェックリスト

目録を作成するときにありがちな間違いは、以下でチェックしてください。

  • 金額の旧字体が誤っている(例:二十 → 弐拾
  • 表書きが用途と合っていない(志/御祝など)
  • 贈り主の正式名称・肩書の誤記/略記
  • 縦書きの行間・中央揃えがずれている
  • プリンタ余白で下端が切れる(試し印刷で確認)
実務でつまずきやすいところ
目録は、本文よりも「名前・肩書・金額」のミスが目立ちます。
代表者名や団体名を古い資料からコピーすると、役職だけ前のまま残っていることがあります。
印刷してから気づくと地味に焦るので、贈り主名・代表者名・金額だけは別の人にも見てもらうと安心です。

【チェックリスト】

  • 表書き/品目/金額/日付/贈り主の順で並んでいるか
  • 品目が複数なら「一、二、三、」で列挙したか
  • 金額表記は用途に合っているか
  • 贈り主の正式名称・役職・氏名に誤りがないか
  • フォントは手書き風で統一されているか
  • 余白・位置揃えを印刷前に確認したか

よくある質問(FAQ)

品目が複数ある場合、どのように書けばいいですか?
行頭に「一、」「二、」と付けて縦に並べます。各品名は、できるだけ具体的に書いてください。金額・記念品・商品券などが混ざる場合は、1行ずつ分けた方が読みやすいです。
金額は算用数字(20,000円)でも大丈夫ですか?
式典や贈呈用の目録では、旧字体の漢数字(例:金弐萬円)を使うことが多いです。ただ、社内用や簡易的な目録では算用数字でそろえる場合もあります。会社や団体のルールがあるなら、そちらに合わせてください。
目録では「贈呈」と「進呈」のどちらを使えばいいですか?
社内表彰、式典、記念品、寄付金など、少しかしこまった場面では「贈呈」が合います。粗品や景品など、もう少し軽い場面では「進呈」でも自然です。迷う場合は、目録本文では「右、記念品としてお贈りいたします」のように書くと落ち着きます。
このテンプレートは財産目録や相続手続きにも使えますか?
このページのテンプレートは、贈答・記念品・寄付・協賛金などで使う一般的な目録向けです。相続手続きや公的機関へ提出する財産目録とは形式が違います。公的な手続きで使う場合は、提出先の指定様式を確認してください。
フォントは必ずHG行書体でなければいけませんか?
必ずHG行書体にする必要はありません。手書き風で読みやすい書体なら問題ないでしょう。印刷したときに読みにくい場合は、装飾が強い毛筆体より、少し落ち着いた明朝系の書体を選ぶとまとまりやすいです。
A4以外の用紙サイズでも良いですか?
使えます。奉書紙や二つ折り台紙を使う場合は、中央配置・余白バランスを優先し、試し印刷で位置を確認してください。プリンタによっては下端が切れることがあるので、余白は少し広めに取る方が無難です。

まとめ

目録のテンプレートは、エクセル版とワード版を無料で用意しています。入力欄を整理して使いたい場合はExcel版、印刷位置を細かく直したい場合はWord版が向いています。

このページのテンプレートは、社内表彰・記念品贈呈・寄付・協賛金・お祝いなどで使う贈答用の目録を想定しています。財産目録や公的手続き用の書類とは用途が違うため、提出先の指定様式がある場合はそちらを優先してください。

テンプレートに入っている品目は、それぞれ1つだけです。品目を増やす場合は「一、」以下に追加して並べてください。金額や贈り主の名前はかなり目立つので、印刷前にもう一度見ておくと安心です。

目録は手書きで書くこともありますが、最近では手書き風のフォントで印字するケースもあります。ワード版、エクセル版のサンプルでは「HG行書体」を使っています。別のフォントに変える場合は、読みやすさと全体の余白を見ながら調整してください。