寄付のお願い、団体設立の案内、総会開催のお知らせなどで、活動の趣旨をきちんと伝えるために使われるのが趣意書です。

このページでは、用途に合わせて使いやすい趣意書テンプレートを紹介しています。はじめて作ると、何から書けばいいのか迷いやすい文書ですが、土台があるだけでもだいぶ進めやすくなります。必要なところだけ直して、そのままたたき台として使える形にしました。

趣意書とは?

趣意書(しゅいしょ)は、活動の目的や考え方を相手に伝え、協力や賛同をお願いするための文書です。かしこまった案内文に近いですが、単なるお知らせではなく、「なぜこの活動をするのか」まで書くのが特徴です。使われる場面としては、次のようなものがあります。

  • 団体や法人の設立
  • 寄付金・賛助金の募集
  • イベントや学会・総会の開催
  • 社内プロジェクトの推進・承認

趣意書の書き方と構成

趣意書は、失礼のない言葉づかいと、読みやすい流れの両方が求められる文書です。丁寧に書こうとして言い回しが固くなりすぎることもありますが、まずは相手が内容を追いやすい構成にしておくほうが伝わります。よく使われる流れは次のとおりです。

・時候の挨拶
・組織や活動の紹介
・目的・背景の説明
・協力を仰ぐ理由と期待
・詳細(日時・場所・対象者など)
・連絡先や提出方法

趣意書で使う頭語と結語

趣意書では、相手に協力や賛同をお願いする文書らしく、少しかしこまった表現を使うことが多いです。頭語と結語も、その流れに合わせて選びます。

  • 頭語:「謹啓」または「拝啓」
  • 結語:「敬白」または「敬具」

送る相手との距離感や文書の目的によって、合う表現は少し変わります。迷ったときは、まず「拝啓・敬具」か「謹啓・敬白」の組み合わせで考えるとまとめやすいです。

趣意書を書くときに気をつけたいこと

  • なぜこの活動を行うのかがぼんやりしていて、読み手に趣旨が伝わりにくい
  • 丁寧に書こうとして文面が固くなりすぎ、かえって読みにくくなっている
  • 相手に合わない表現や敬語を使ってしまい、文書の印象がちぐはぐになる
  • 日時・場所・対象者など、肝心な情報が抜けている
  • 頭語と結語の組み合わせや形式が崩れている

趣意書テンプレート一覧(Word形式)

ここからは、用途別の趣意書テンプレートを紹介します。各画像の下にあるボタンから詳細ページへ進めます。ダウンロードはその先のページで行えるようにしています。

一般的な趣意書(社内向け)

一般的な社内向け趣意書テンプレート(Word形式)無料ダウンロード

社内向けの趣意書テンプレート01

企画趣意書(社内プロジェクト用)

企画提案用の趣意書テンプレート(社内プロジェクト用Wordファイル)

社内向けの企画趣意書テンプレート02

総会開催の趣意書

総会開催の趣意書テンプレート(学会・イベント開催通知用Word文書)

学会の総会開催趣意書テンプレート03

寄付金募集の趣意書

寄付金募集の趣意書テンプレート(寄付依頼用Wordファイル)

寄付金の募集趣意書テンプレート04

趣意書が使われる主な場面

  • 寄付金募集の趣意書:個人・企業に向けた協力依頼
  • 社内プロジェクトの企画書として:稟議書や起案書と併用
  • 学会・イベントの開催通知に添える
  • PTA・地域活動の賛同依頼
  • NPO設立時の目的説明用

依頼文・企画書・申請書との違い

趣意書は、ただお願いを伝えるだけの文書ではありません。背景や考え方まで含めて理解してもらい、賛同や協力につなげる役割があります。似た文書と並べると違いが見えやすくなります。

文書名 目的 主な内容
趣意書 共感と支援を得る 背景・目的・お願い・賛同依頼
依頼文 業務的なお願い 依頼内容・期日など
企画書 プロジェクト提案 概要・目的・期待効果
申請書 許可や承認を求める 申請理由・希望内容

よくある質問(FAQ)

趣意書とはどのような文書ですか?
趣意書は、活動や企画の目的を相手に伝え、「この考えに協力してほしい」とお願いするための文書です。寄付のお願い、団体設立の案内、総会やイベントの開催通知などで使われることが多いです。
趣意書テンプレートは無料で使えますか?
はい。掲載している趣意書テンプレートは、Word形式で無料ダウンロードできます。会員登録などは不要なので、必要なものを選んでそのまま使えます。
趣意書と依頼書の違いは何ですか?
趣意書は、「なぜこの活動を行うのか」「どんな趣旨で協力をお願いするのか」まで含めて伝える文書です。一方で依頼書は、業務上のお願いを簡潔に伝える文書で、背景説明は必要最低限にとどまることが多いです。
趣意書の書き出し(頭語)は何を使えばよいですか?
丁寧な文書にしたい場合は「謹啓」から始め、「敬白」で結ぶのが一般的です。ビジネス文書に近い場面では「拝啓」「敬具」も使用されます。
寄付金募集に使える趣意書の文例はありますか?
はい。寄付金の趣旨説明と協力依頼を記載した趣意書テンプレート(Word形式)をご用意しています。自由に編集してお使いください。
社内企画に趣意書は必要ですか?
必ず作らなければならないわけではありません。ただ、社内で予算や協力を集めたいときは、趣意書の形で趣旨や背景を整理しておくと話が通りやすくなることがあります。企画書だけだと数字や内容に目が行きやすいので、考え方を先に共有したい場面では意外と役立ちます。
英語で趣意書を作成するには?
趣意書に近い表現としては、「Statement of Purpose」や「Letter of Intent」が使われることがあります。ただし、どちらが合うかは文書の目的で変わります。海外向けに作る場合は、直訳よりも、相手が求めている文書の種類に合わせて表現を選んだほうが自然です。

まとめ

このページでは、趣意書の書き方と用途別のWordテンプレートを紹介しました。

趣意書は、単にお願いを並べるだけでは伝わりにくい文書です。相手に動いてもらうには、活動の背景や目的、なぜ協力をお願いしたいのかを、自分の言葉で少しずつ補っていく必要があります。例文は便利ですが、そのままだとどうしても薄く見えやすいので、事情に合わせて直して使うほうがしっくりきます。

少し手間はかかりますが、趣旨がきちんと伝わる文面になると、読み手の受け取り方も変わります。テンプレートを土台にしながら、伝えたいことを無理なく整理してみてください。