会社概要書は、会社名・所在地・代表者・事業内容などをまとめた、会社の基本情報を伝えるための文書です。ホームページに載せたり、営業資料の末尾に入れたり、採用ページで会社紹介として使ったりと、意外と出番があります。
この記事では、会社概要テンプレートをExcel版・Word版・PowerPoint版で無料配布しています。あわせて、取引先や金融機関への提出に使いやすい会社経歴書テンプレートも追加しました。自社の情報に合わせて、項目を足したり省いたりしながら使ってください。
会社概要は、情報をたくさん入れればよい書類ではありません。最初に作ると、つい沿革や取引先を詰め込みたくなるのですが、営業資料に添えるだけならA4一枚で読めるくらいがちょうどいいです。金融機関や新規取引先へ出す場合は、会社経歴書のように沿革・取引銀行・主な取引先まで入れると話が早いです。
会社概要テンプレートの選び方
| 作りたい書類 | 向いているテンプレート | 使う場面 |
|---|---|---|
| 会社概要を1枚でまとめたい | シンプル版 | Web掲載、営業資料、採用ページの会社紹介 |
| 会社情報を表で整理したい | 表形式テンプレート | 初めて会社概要書を作るとき、社内確認用 |
| 記入欄に沿って作りたい | 下線入りテンプレート | 担当者が情報を集めながら作成するとき |
| 会社案内として見せたい | PowerPoint版 | 営業資料、展示会資料、採用説明会のスライド |
| 提出用の会社情報を整えたい | 会社経歴書テンプレート | 新規取引、融資相談、入札関連、取引先から求められた書類 |
会社概要テンプレートの使い方と記載項目
会社概要とは?どんなときに使う?
会社概要とは、会社の基本情報を1枚前後にまとめた紹介資料です。会社名、所在地、代表者、事業内容、設立年月日、資本金、従業員数などを整理して、外部の人が会社の全体像をつかめるようにします。
よく使うのは、営業資料の最後に添える場面です。取引先との打ち合わせで「会社情報も送ってください」と言われたとき、会社概要が1枚あるとメール添付もしやすくなります。採用説明会や会社サイトの資料ダウンロード用として使うこともあります。
会社概要・会社概要書・会社案内・会社経歴書の違い
| 名称 | 内容 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 会社概要 | 会社の基本情報を簡潔にまとめたもの | Web掲載、営業資料、社内共有 |
| 会社概要書 | 提出・配布しやすい文書形式の会社概要 | 取引先への提出、資料添付 |
| 会社案内 | 事業紹介、強み、写真、実績なども含めた紹介資料 | 営業活動、展示会、採用説明会 |
| 会社経歴書 | 会社の沿革、取引先、取引銀行、事業実績などを含めた提出書類寄りの資料 | 新規取引、金融機関、入札、許認可関連 |
会社案内は少し見せる資料、会社経歴書は少し出す資料、という感覚で分けると選びやすいです。もちろん会社によって呼び方は違いますが、迷ったら提出先が何を見たいかで調整します。
会社概要に記載する主な項目
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社〇〇、〇〇合同会社など正式名称で記載 |
| 所在地 | 本社住所を記載。支店や営業所がある場合は別欄で追加 |
| 代表者 | 代表取締役 〇〇〇〇のように役職名も入れる |
| 設立 | 設立年月日を記載。創業日と分けたい場合は両方入れる |
| 資本金 | 登記情報や社内資料と数字を合わせる |
| 事業内容 | 長い文章にせず、3〜5項目ほどの箇条書きにすると読みやすい |
| 従業員数 | 正社員のみか、パート・アルバイトを含むかを社内でそろえる |
| 主な取引先 | 公開してよい会社名だけを記載。迷う場合は「主要取引先」として省略も可 |
| 取引銀行 | 提出先によって入れる。営業資料では省いても使いやすい |
| 沿革 | 設立、移転、事業開始、拠点開設などを時系列で整理 |
ありがちなミスは、最新情報に直し忘れることです。住所、代表者、資本金、従業員数は古いまま残りやすいので、作成前に登記情報や会社サイト、採用資料と数字を見比べておくと後で直す手間が減ります。
会社概要テンプレート一覧(Excel・Word)
会社概要テンプレート シンプル版
罫線を控えめにした、シンプルな会社概要テンプレートです。会社名、所在地、代表者、事業内容などをすっきり見せたいときに向いています。営業資料の末尾に添える場合や、会社サイトに掲載する原稿のたたき台として使いやすい形式です。
会社概要書テンプレート 表形式
項目ごとに会社情報を整理しやすい、表形式の会社概要書テンプレートです。担当者が情報を集めながら作るときや、社内で確認を回すときは、この形の方が迷いにくいです。
取引先に送る会社概要書として使う場合は、主な取引先や取引銀行を入れるかどうかを提出先に合わせて調整してください。営業用なら、あえて省いて事業内容を少し厚めにするのもありです。
会社概要テンプレート 記入欄付き
下線入りで、記入欄が見やすい会社概要テンプレートです。会社概要を初めて作る新人担当者や、総務・管理部門で情報を確認しながら作る場合に使いやすい形です。
空欄が見えるので、足りない情報に気づきやすいのがこの形式のよいところです。反対に、完成後に外部へ出す資料として整えたい場合は、表形式やシンプル版に移して仕上げると見た目が落ち着きます。
会社経歴書テンプレート
会社経歴書は、会社概要よりも提出書類に近い形式です。会社名や所在地だけでなく、沿革、主な取引先、取引銀行、事業内容などをまとめて、新規取引先や金融機関に会社の実績を伝えるときに使います。
会社概要は「この会社は何をしている会社か」を見せる資料、会社経歴書は「これまでどういう事業をしてきた会社か」まで伝える資料、という分け方をすると使いどころが分かりやすいです。取引開始前の書類提出や、入札関連の準備で使う場面が多めです。
パワーポイント形式の会社概要テンプレート
ロゴを置く位置や項目の区切りを整理しやすい、シンプルなスライド型の会社概要テンプレートです。社内プレゼンで使うときや、展示会で配る会社案内の土台として使いやすい形にしています。
PowerPoint版は、A4の会社概要書というより「見せる資料」に近いです。営業先に会社紹介をする、採用説明会で会社の概要を1枚見せる、展示会で配る資料に入れる、といった場面ではこちらが向いています。
会社概要書を作るときに迷いやすいところ
取引先名はどこまで書くか
主な取引先は、相手先に公開してよい範囲だけを記載します。営業資料やWeb掲載用なら、無理に会社名を並べなくても構いません。「大手製造業」「自治体」「医療機関」など、業種名で表現した方が自然な場合もあります。
新規取引先や金融機関に提出する会社経歴書では、取引先や取引銀行が確認材料になることがあります。迷ったら、外に出してよい情報かを社内で一度確認してから入れるのが安全です。
事業内容は長く書きすぎない
事業内容は、文章で長く説明するより、箇条書きにした方が読みやすくなります。たとえば「Webサイト制作、システム開発、業務改善支援」のように、ひと目で分かる言葉にします。
会社案内として使う場合は、事業内容の下に少し補足を入れてもよいです。ただ、会社概要書では詰め込みすぎると読みにくくなるので、最初は短めに作って、提出先に合わせて足すくらいが楽です。
沿革は全部入れなくてもよい
沿革は、設立、移転、支店開設、新サービス開始、法人化など、会社の流れが分かる出来事を中心に入れます。細かいキャンペーンや小さな社内変更まで入れると、かえって見づらくなります。
会社経歴書では沿革を少し詳しく、会社概要書では代表的な出来事だけ。そんな使い分けで十分です。




