営業時間変更をお知らせすることは、売上や来店導線、サプライチェーンにかかわります。
本ページでは、実務で使いやすい取引先向け通知文と店舗掲示POPのテンプレート、さらに年末年始の特別営業時間に対応した雛形を無料提供します。
多店舗運営・BtoB対応に携わってきた編集チームの知見をもとに、必要項目のチェックリスト、失敗しやすいポイント、周知チャネルの使い分けまで丁寧に解説します。
本ページの対応範囲と他テンプレとの違い
- 対象:
通常営業の開始・終了時刻の変更、曜日ごとの営業時間見直し、特別期間中の短縮営業や延長営業の告知に対応します - 含まないもの:
店舗の休業・臨時休業や長期の全面停止は「休業のお知らせ」テンプレートをご利用ください - 送付状・案内状が必要な場合は、送付状テンプレートを併用してください
営業時間変更のお知らせテンプレート(無料ダウンロード)
取引先・顧客向け通知(郵送・メール)
店舗掲示POP(来店客向け)
年末年始・特別期間の営業時間
書き方と必須項目
営業時間変更のお知らせを作成する際には、最初に「誰が」「いつから」「どう変わる」を明確にすると、読み手は迷いません。下記の7点をそろえて記載します。
- 件名・掲題:
用途+対象+適用開始日を入れます(例:営業時間変更のお知らせ[◯◯店|2025年9月1日から])。検索や社内共有で見つけやすくなります。 - 変更理由:
人員体制の見直しや近隣環境、季節要因、ピーク時間帯の最適化など、背景を一文で簡潔に説明します。 - 適用期間・曜日:
開始日・終了日・曜日別の時間帯を表形式で示します。祝日や特別期間がある場合は併記します。 - 対象店舗・部門:
店舗名・所在地・フロア・サービス窓口などを正式名称で明記します。複数店舗がある場合は一覧化します。 - 問い合わせ窓口:
電話番号・メール・受付時間・担当部署を記載します。混雑時のつながりやすい時間帯があれば補足します。 - 代替手段:
オンライン注文・予約システム・チャットサポート・提携店舗など、利用可能な代替を案内します。リンクやQRの有無も示します。 - 掲載場所:
店頭掲示・公式サイト・お知らせページ・SNS・Googleビジネスプロフィールなど、更新する場所を決めて同時に周知します。旧情報は削除または非公開にします。
コピペで使える例文
営業時間変更時に、そのまま使える定型文です。店舗名・拠点名・日付・連絡先などを差し替えてご利用ください。
取引先・顧客向け(メール・郵送)
このたび、業務体制の見直しに伴い、誠に勝手ながら、**2025年9月1日(月)**より、下記の通り営業時間を変更させていただきます。
新営業時間
平日:10:00~18:00
土曜:10:00~16:00
日曜・祝日:休業
対象拠点
◯◯支店(◯◯市◯◯1-2-3)
お問い合わせ
◯◯部 ◯◯窓口
TEL: 00-0000-0000
E-mail: mail@example.com
(受付時間:平日9:00~18:00)
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
店舗掲示POP(来店客向け)
平素より当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、このたび当店では、さらなる混雑緩和とサービス品質の向上を目的として、**2025年9月1日(月)**より営業時間を下記の通り変更させていただきます。
新営業時間
平日:11:00〜20:00
土日祝:10:00〜19:00
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、お気軽に店頭もしくはお電話(00-0000-0000)にてお問い合わせください。
年末年始の特別営業時間
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
年末年始の営業について、下記の通りご案内いたします。
期間中は通常とは異なる営業時間となりますので、ご来店の際はご注意ください。
【年末年始 特別営業時間】
12月28日(土)~12月30日(月): 10:00~18:00
12月31日(火): 10:00~16:00
1月1日(水): 休業
1月2日(木)~1月3日(金): 11:00~17:00
**1月4日(土)**より、通常通り営業いたします。
(通常営業時間:平日 10:00~19:00)
年末年始は大変な混雑が予想されます。お客様にはご不便をおかけいたしますが、お時間に余裕をもってお越しいただけますようお願い申し上げます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
掲示・周知のチェックリスト
営業時間変更の当日までにやっておくべき基本対応を、実施順にまとめます。
- 適用開始日と曜日別時間を大きく見やすく表示します。店頭掲示は太字や枠線で強調し、Webは表形式にして一目で確認できるようにします。
- 店頭、入口、レジ、公式サイト、お知らせページ、SNS、Googleビジネスプロフィール、予約サイトを同時更新します。更新後は表示反映まで確認します。
- 古い掲示物や過去の投稿は撤去・非公開にします。検索やSNSから過去情報に流入しないように案内文にも最新ページのリンクを記載します。
- 多言語対応が必要な店舗は英語・中国語版を用意します。数値や日付の表記ゆれがないか最終確認します。
- 変更初週はスタッフの口頭案内を強化します。公式サイトではサイト内検索の候補表示やFAQを上位に固定して、問い合わせを減らします。
失敗しやすいポイントと回避策
よくあるミスを先回りで防ぐために、具体的な回避策をセットで示します。
- 期間未記載・曜日抜けがあると誤案内につながります。開始日、終了日、曜日別時間を表形式で必ず一覧化します。
- 一部店舗のみ変更の場合は対象店舗を明確にします。店舗名と所在地を記載し、地図リンクや店舗詳細ページも併記します。
- Googleビジネスプロフィール未更新は機会損失につながります。即日更新し、検索結果とマップの表示が新時間に切り替わったか反映確認を行います。
- 告知の見落としを防ぐため、SNSは固定表示(ピン留め)にし、店内は入口、レジ、掲示板など複数箇所掲示にします。
- 予約サイトや決済レシートの営業時間表記を同時に更新します。予約確認メールや自動返信の定型文も忘れずに修正します。
よくある質問(FAQ)
関連テンプレート
まとめ
営業時間を変更する場合には、取引先やお客様に迷惑がかからないように文書でお知らせをしておくと親切です。
文面は定型のものがあるので、営業時間がわかりやすいように記載すればすぐに作成できます。