一日の時間配分をわかりやすく分析したい方のために、24時間・12時間のスケジュールを円グラフ(時計型)で可視化できるExcelテンプレートを無料配布しています。
睡眠・仕事・家事・勉強などの時間割合をひと目で把握でき、生活の見直しや習慣改善に役立ちます。色変更・項目の追加も自由で、ライフログ・家族のスケジュール比較・プロジェクトの稼働時間確認など幅広く活用できます。
中小企業の業務改善や時間管理の支援の中で、「今の生活や働き方を視覚的に見直したい」というご相談を数多くいただいてきました。特にフリーランスや在宅ワーカー、子育て中の方にとって、一日のスケジュールを円グラフで全体を見ることは、優先順位の整理や習慣づくりの良いきっかけになります。
時間割のような表形式のスケジュールを作成したい場合は、以下のページをご覧ください。
▶ エクセルの表形式タイムスケジュールテンプレート(日・週・月/15分・30分刻み対応)
本ページは「円グラフで時間配分を可視化する」ためのテンプレート専用です。
1日のスケジュール円グラフ(24時間)
1時間ごとに目盛りあり
・通勤・業務・家事・睡眠などを色分けし、生活リズムを可視化
・シフト勤務や夜勤に合わせて0時~24時の配置を調整
・運動・食事・読書など習慣にしたい時間帯を強調表示
・毎週のスケジュールを曜日ごとにシート分けして記録
・子どもや家族全員分の円グラフを比較して時間の使い方を共有
開始時間表示タイプ
サンプルの予定があらかじめ設定されていますが、自分でスケジュールの値を組み替えて独自の円グラフをつくることができます。
変更可能箇所の説明
項目:スケジュールのラベルを設定します。
開始:項目の開始時間です。00:00形式で入力してください。
終了:項目の終了時間です。00:00~24:59までで入力します。
※ 経過時間は自動的に計算されます。
表示:円グラフの外側に表示する時間です。各項目の開始時間を設定するといいでしょう。
・表示したい時間だけに絞って目盛を出すことで見やすさアップ
・朝型/夜型などライフスタイルに合わせた表示に調整
・複数の予定を1つの時間帯に重ねて表示(例:料理しながら音声学習)
・勉強や仕事の集中時間帯をラベル強調で視認性アップ
・Googleカレンダーなどと連携し、入力データを反映させる運用
1日のスケジュール円グラフ(12時間)
1時間ごとに目盛りあり
24時間のスケジュールまではいらない場合、稼働時間である12時間で活動内容を設定してもすっきりとしたグラフになります。
・午前または午後の活動を集中管理(例:業務時間のみ)
・介護・看護などで午前のケア時間を細分化して記録
・午前中に済ませたいToDoを項目ラベルとして記載
・プレゼン用に「午前中の動き」だけを図解して説明資料に活用
・保育園での午前スケジュール(登園・おやつ・外遊び等)の記録用に
開始時間表示タイプ
円グラフの設定は、シート内の表で行います。薄いグレーは変更不可です。白いセルは自分のスケジュールに合わせて変更してください。
12時間まで予定がない場合でもダミーで時間を埋めてください。
・午前or午後に特化したクラスやイベントなどの時間配分
・訪問営業や店舗運営などの開店~閉店までの業務記録に活用
・通院・リハビリなど時間指定のある予定の視覚化に最適化
・作業項目ごとに優先順位を記号や色で明示する工夫も可能
・表示項目を3〜5件に絞ることで、クリーンで見やすいデザインに
・グラフ内の時間帯が重複してしまい、色が混ざって見える
・終了時間が「0:00」になるとグラフの表示がおかしくなる
・時間の単位が分単位になると円グラフが見づらくなる
一日のスケジュール円グラフとは?
一日の時間を「どの活動にどれくらい使っているか」を、時計のような円の形で可視化したものが一日のスケジュール円グラフです。
24時間・12時間/円グラフの種類別違いと特長比較表
24時間と12時間の円グラフテンプレートには向き・不向きがあります。用途に応じて使い分けることで、見やすく分かりやすい時間管理ができます。
| 種類 | 対象時間帯 | 見やすさ | 編集のしやすさ | 主なおすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| 24時間・目盛り付き | 一日全体 | ◎ 一日の流れを俯瞰しやすい | ○ 時間帯を細かく調整可能 | 生活リズムの見直し/在宅ワーク・シフト勤務の把握 |
| 24時間・開始時刻だけ表示 | 一日全体 | ○ 必要な時間だけを表示できる | ◎ 表の入力だけで自動反映 | 重点時間帯の把握/プレゼン資料・自己分析用 |
| 12時間・目盛り付き | 午前/午後など半日 | ◎ 限られた時間帯をくっきり表示 | ○ 項目数を絞ってスッキリ管理 | 勤務時間だけを可視化/午前中タスクの整理 |
| 12時間・開始時刻だけ表示 | 業務時間・授業時間など固定帯 | ○ 重要な予定だけを強調しやすい | ◎ 少ない項目でサッと作れる | イベントのタイムライン/講座・セミナーの進行確認 |
◎=特におすすめ ○=問題なく使える △=工夫すれば使える -=あまり向かない
| シーン/用途 | 24h 目盛り付 | 24h 開始時刻 | 12h 目盛り付 | 12h 開始時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 生活習慣の見直し(睡眠・仕事・家事の割合) | ◎ | ○ | △ | △ |
| 勤務時間だけを分析(9:00〜18:00など) | △ | ○ | ◎ | ○ |
| 授業・セミナー・イベントの進行管理 | △ | ○ | ○ | ◎ |
| 家族全員の一日スケジュール比較 | ◎ | ○ | △ | △ |
| プレゼン資料で一日の流れを図解したい | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
円グラフテンプレート(Excel)の使い方/カスタマイズ方法
配布しているテンプレートは、基本項目を入力するだけで円グラフが自動更新されるように設定済みです。ここでは具体的な作り方と、用途に合わせたカスタマイズのポイントをまとめます。
ステップ別「作り方/編集方法」図解
大まかな流れは「予定を書き出す → 時間を入力する → 色・ラベルを整える」の3ステップです。
- テンプレートを開く(シート構成を確認)
・入力用の表(開始/終了/内容など)と、円グラフが同じシートに配置されています。
・まずは「白いセル」が入力可能、「グレーのセル」が計算用・固定セルというイメージを持っておくと安心です。 - 一日の予定を表に入力する
・「内容」欄に睡眠・仕事・家事・移動・食事などのラベルを入力します。
・「開始」「終了」欄に 00:00 形式で時刻を入力すると、所要時間が自動計算されます。
・予定がない時間帯は「ダミー」の項目を入れておくと、24時間(または12時間)の合計がきれいに埋まります。 - 時間を合わせる(基線位置の調整)
・円グラフの目盛と予定した時間は自動でぴったり合わないことがあります。
・内側の目盛りに合わせてグラフの基線位置(開始角度)を調整することで、「時計型の一日スケジュール」に近づけることができます。 - 円グラフの色・ラベルを調整する
・グラフをクリックし「グラフスタイル」から色を変更できます。
・データラベルを表示しておくと、円グラフ上に「睡眠」などの文字が表示されます。
・生活の中で重要度の高い項目は、目立つ色や濃い色にしておくと視認性が上がります。 - 印刷・資料への貼り付け
・印刷範囲を設定すれば、円グラフだけ、表+円グラフをまとめて印刷できます。
・PowerPointやWordにコピー&ペーストすると、プレゼン資料や報告書として利用できます。


1. グラフ領域のの円の部分を右クリックし、「データ系列の書式設定(E)...」を選択
2. データ系列の書式設定ダイアログの、「グラフの基線位置(A)」の角度を変える。
3. 設定した予定の時間と合わせて終了。



応用テク(Googleカレンダー連携、シフト制への対応等)
円グラフを工夫すると、既存のスケジュール管理ツールや別の表と組み合わせて使うこともできます。
- Googleカレンダーから一日の予定を取り込む
・GoogleカレンダーをCSVでエクスポートし、開始・終了・タイトルを貼り付けます。
・不要な行を削除し、円グラフ用の表にコピーすれば「実際の一日」の円グラフが作成可能です。 - シフト制勤務の「パターン別」可視化
・早番・遅番・夜勤など、代表的なパターンでシートを分けて円グラフを作成します。
・「早番」「遅番」「夜勤」の3種類なら、勤務パターンごとの負荷の違いが一目で分かります。 - 複数人のスケジュール比較
・シートをコピーして「本人」「子ども」などの名前をつけ、同じフォーマットで円グラフを作ります。
・印刷して並べることで、家事分担・送迎・勉強時間などのバランスを見直すきっかけになります。 - 週/月単位の「代表日」をピックアップ
・「典型的な一日」を選んで円グラフ化すると、長期的な傾向がつかみやすくなります。
・月初と月末、繁忙期と閑散期など「対照的な一日」を比較するのもおすすめです。
職業・生活パターン別サンプル例
同じテンプレートでも、職業や生活スタイルによって円グラフの使い方は大きく変わります。代表的なパターンごとのイメージを示しておくと、自分のケースに当てはめやすくなります。
平日・会社員の一日(オフィス勤務)
- 24時間・目盛り付きタイプがおすすめ
- 6:00〜7:00 朝食/7:00〜12:00 仕事/12:00〜13:00 休憩/13:00〜18:00 仕事/18:00〜19:00 夕食/19:00〜23:30 自由/23:30〜6:00 睡眠といった形で配分。
- 「残業時間」「通勤時間」など、減らしたい時間を色分けしておくと、改善ポイントが明確になります。

在宅ワーク・フリーランスの一日
- 24時間・開始時刻表示タイプで「集中時間帯」と「ゆるやかな時間帯」を分けて可視化。
- 午前中に集中作業、午後は打合せ・家事・子育てなど、ざっくりしたブロックで円を区切ると、理想と現状のギャップが分かりやすくなります。
- 学習時間・クリエイティブ作業など「増やしたい時間」を目立つ色で塗りつぶすと、目標管理にも使えます。
共働き+子育て家庭の一日
- 24時間版で家族ごとにシートを分けると、負担の偏りや送迎・家事の分担が見えてきます。
- 「保育園送迎」「食事準備」「寝かしつけ」など家事・育児に関する時間を細かめにラベル付けしておくと、見直しの材料になります。
- 平日・休日でシートを分ければ、「休みの日の過ごし方」も円グラフで比較できます。
受験生・資格学習者の一日
- 12時間版で「勉強時間帯」だけを取り出すと、集中している時間とそうでない時間が一目瞭然になります。
- 「インプット(読む・聞く)」「アウトプット(解く・書く)」を別の色で分けると、学習の質も含めて振り返りやすくなります。
- 模試前日・休日など「特別な一日」も円グラフにして、普段との違いを比較するのも有効です。
よくある質問(FAQ)
関連ページ
まとめ
1日のスケジュール円グラフを24時間と12時間の2パターンで紹介しました。
円グラフはエクセルで簡単に作ることができますが、時間割のように時間と予定を合わせた円グラフスケジュールを作成するには少しコツが必要です。テンプレートを使用して、改良した方が圧倒的に時間もコストもかからないので、ぜひダウンロードして活用してください。
その他、スケジュールを設定するための別のテンプレートもあります。表でタスクを管理できるので以下のテンプレートも検討してみてください。