プロジェクトの進行管理に欠かせないWBS(作業分解構成図)は、タスクの洗い出しとスケジューリングを一括で可視化できる優れた管理手法です。
このページでは、20年以上プロジェクト現場で業務設計を支援してきた経験をもとに、実際に現場で使用したWBSテンプレートを無料提供しています。
シンプルなWBS形式に加え、ガントチャート付きのWBSもExcel形式でご用意。用途に応じてご活用ください。
WBSテンプレートの特徴と使い方
Excelで編集できる2タイプを用意
・WBSのみ(項目管理中心)
・WBS+ガントチャート(スケジュール視覚化)
WBSテンプレートの基本構成(Excel)
- No
- カテゴリ
- 作業名
- 担当者
- 開始日(予定)
- 終了日(予定)
- 開始日(実績)
- 終了日(実績)
- 進捗
- 状況(ステータス)
WBSテンプレート(無料ダウンロード)
① WBSのみ|シンプルな作業分解表
関数やマクロ不使用で、カスタマイズ自由。項目の追加・削除も簡単に行えます。
・「優先度」列を追加し、重要度で並び替え
・カテゴリを「要件定義」「設計」「開発」など工程別に変更
・実績入力欄をロックして報告専用に
関数やマクロは使用していないので、不要な項目を削除、必要な項目を追加してオリジナルのWBSを作成してください。
以下のWBSガントチャートには約2か月分のカレンダーしかないので、週単位でのガントチャートを付けたり3か月以上のスケジュールを引きたい方はこのテンプレートを加工する方が早いでしょう。
② WBS+ガントチャート付き
「WBSのみ」のテンプレートにガントチャートカレンダーを付与した工程表のバージョンです。
・バー色を進捗率に応じて自動変更(条件付き書式)
・表示期間を2か月 → 3か月に拡張
・担当者ごとに色分けした表示
プロジェクトの開始日に日付を入れると日単位で約2か月分のカレンダーに関数と条件付き書式で自動的に日付と曜日(+土日の色分け)が入ります。
WBSとは|意味と活用メリット
WBSとは?
WBS(Work Breakdown Structure)とは、作業を分解・構造化する手法です。 工程を細かく洗い出すことで、納期や担当、工数を明確化し、プロジェクトの見通しを立てやすくします。
WBSのメリット
・全体スケジュールが明確になる
・担当者や責任の所在が可視化される
・プロジェクトの見積精度が向上する
WBSの作り方|3ステップで簡単
① 作業の洗い出し
最初は思いつく限り作業をすべて列挙し、後から重複や不要を整理していきます。
② 作業を構造化する
工程順に並べて親子関係を構築。親タスクの下に子タスクを配置し、階層化された構造にします。
③ 担当者・スケジュールを割り当てる
各タスクに担当者、開始日、終了日(予定)を記載。ガントチャートで視覚化する準備が整います。