このページでは、ビジネス現場で実際に使われている依頼書テンプレート(Word・PDF)を無料配布します。発注・業務委託・資料作成・社内依頼など、用途に応じてすぐ使える書式(フォーマット)をダウンロードできます。
文章例を重視した「依頼文テンプレート」や、現場指示向けの「作業依頼書テンプレート」とは異なり、本ページは帳票の書式に特化しています。
依頼書テンプレート無料ダウンロード|Word・PDF
実務でそのまま使える依頼書テンプレート(Word/PDF)を用途別に紹介します。社内・社外いずれでも、書式の統一とミス防止に役立ちます。必要なテンプレートを選んでダウンロードしてください。
| タイプ | 概要 | ダウンロード | 
|---|---|---|
| 汎用依頼書(社内/社外) | 目的・依頼内容・期限・担当を1枚で整理。別記欄で詳細を管理。 | Word版 DL PDF版 DL | 
| 注文・取引依頼書 | 数量・仕様・希望納期を明記。発注書確定前の正式依頼に。 | Word版 DL PDF版 DL | 
| 業務委託・社内依頼書 | 依頼範囲・成果物・期日・責任区分を明確化。部署間連携に最適。 | Word版 DL PDF版 DL | 
| 仕様書・図面添付依頼書 | 添付一覧・版数・発行日を管理。誤版使用を防止するレイアウト。 | Word版 DL PDF版 DL | 
依頼書テンプレートの使い方と特徴
まずはWord版で自社情報(社名・連絡先・担当者)を差し替え、編集後にPDF化して配布・保存する運用が基本です。1ページで完結・別記欄方式が読みやす
く、押印/電子署名のどちらにも対応します。
- Word版:
 編集・再利用向け。ロゴ差し替え・項目追加・体裁調整が容易
- PDF版:
 配布・提出・保管向け。改ざん防止・レイアウト崩れを回避
- 別記欄:
 数量・仕様・添付資料は「別記」に集約し、本文は目的→要件→期限の順で簡潔に
- 関連テンプレート:
用途別|依頼書テンプレートのタイプ
依頼の目的と、詳細に応じて、最適なタイプの依頼書を選定します。
- 注文・取引依頼:
 数量・価格帯・希望納期を簡潔に。確定時は発注書へ接続。
- 業務委託・社内依頼:
 担当・成果物・期限・承認フローを明記。監査証跡を残す。
- 仕様書・図面添付:
 添付名・版数・改訂日を一覧化し、誤版利用を抑止。
- (参考)現場・作業依頼:
 手順・安全確認が中心。詳しくは作業依頼書テンプレート
依頼書の書き方・フォーマット解説
依頼書は、相手に依頼の内容や目的を伝える文書です。ここでは、実務で使える依頼書の構成や記載項目、書き方のコツを紹介します。
依頼書に必須の記載項目
依頼書は内容を正しく伝えることが重要です。抜け漏れを防ぐため、以下の項目を含めましょう。
| 項目 | 内容・目的 | 記入のポイント | 
|---|---|---|
| 宛名 | 依頼先の会社名・部署・担当者名 | 正式名称と敬称を正確に。誤記は信頼を損ねます。 | 
| 件名 | 依頼の目的を簡潔に示すタイトル | 「~の件」「~依頼書」など文書の種類を明記。 | 
| 依頼内容 | 何を・いつまでに・どのように依頼するか | 数量・期日・範囲を具体的に。曖昧表現を避けます。 | 
| 理由・背景 | 依頼の必要性・経緯を補足 | 1~2文で要点をまとめ、依頼の意図を明確に。 | 
| 納期・期限 | 実施や納品の期日 | 日付を明記。「至急」「早め」など曖昧表現は避けましょう。 | 
| 添付資料 | 仕様書・図面・見積など関連資料 | 添付ファイル名や版数を明記して誤送信を防止。 | 
| 発行日・署名欄 | 作成日・担当者名・押印欄 | 発行日の空欄や印漏れに注意。電子印でも可。 | 
依頼書テンプレートの記入例
以下は一般的な依頼書の記入例です。テンプレートを使う際は、自社名・依頼先・納期・依頼内容などを編集してご利用ください。
 依頼内容:
  販促用製品カタログ(2025年版)を500部、11月15日までに再印刷いただきたくお願い申し上げます。
  版下データと前回印刷時の仕様書を添付しております。内容に変更はございません。
  納期:2025年11月15日(金)
  添付資料:仕様書・デザインデータ(ver2.1)
  担当者:株式会社○○○○ 営業企画部 山田
わかりやすい依頼書の書き方ポイント
依頼内容をスムーズに伝えるには、文章よりも「見やすさ」「情報整理」が重要です。以下のコツを意識すると、依頼先にとって理解しやすい書類になります。
- 1枚で完結:
 内容は1ページに収め、別紙や添付資料は別記。
- 要点を箇条書き:
 長文ではなく、目的・要件・期限を3点で整理。
- 数値・期日を明確に:
 「できるだけ早く」ではなく、具体的な日付を記載。
- フォーマット統一:
 自社テンプレートを使うことで見た目と信頼感が安定。
命令形NG|優しい表現のコツ
依頼書は行動を求める文書ですが、命令調ではなく丁寧で柔らかい表現を使うのが基本です。以下の言い換え例を参考にしてください。
| 避けたい表現 | 推奨表現 | 補足 | 
|---|---|---|
| 至急対応してください。 | お手数ですが、早めのご対応をお願いできますと幸いです。 | 相手の都合に配慮した言い回しに。 | 
| この件を実施してください。 | 本件についてご対応のほど、よろしくお願い申し上げます。 | 依頼調に変えると印象が柔らかくなる。 | 
| 確認してください。 | ご確認のうえ、ご連絡いただけますと幸いです。 | 語尾を「~いただけますと幸いです」に変えると丁寧。 | 
| 提出してください。 | ご提出のほど、よろしくお願いいたします。 | ビジネス文書では「お願い申し上げます」で締める。 | 
依頼書の文面では、相手の立場に配慮しながらも目的・期限・責任範囲を明確にすることが大切です。柔らかい表現と明確な情報の両立が、実務的で信頼される依頼書作成のポイントです。
用途・シーン別 依頼書テンプレート
依頼書は、依頼内容によって形式や記載項目が変わります。ここでは、注文・取引・業務委託・社内依頼など、実務でよく使う4タイプのテンプレート例を紹介します。Word・PDF形式いずれも無料で利用可能です。
注文・取引依頼書テンプレート
取引先に商品やサービスの提供を正式に依頼する際に使用する依頼書です。発注書ほど厳密ではありませんが、依頼内容・数量・納期を明確にして誤発注を防ぎます。
形式: Word・PDF(宛先・依頼内容・納期・担当者欄あり)
ポイント: 契約書や見積依頼書と併用し、依頼経緯を残すと信頼性が高まる。
業務委託・社内依頼書テンプレート
社内外の関係者に業務を依頼する際に使うフォーマットです。特に他部署や外部業者にタスクを委託する場合、責任区分と納期を明記することでトラブルを防げます。
形式: Word・PDF(目的・依頼内容・納期・担当部署欄付き)
ポイント: 「業務委託契約書」と併用する場合は、依頼範囲を一致させるのが重要。
仕様書・図面添付依頼書テンプレート
図面・仕様書・資料などを添付して製作を依頼する際に使うテンプレートです。添付物の管理番号や改訂版を明示して、誤ったデータの使用を防止します。
形式: Word・PDF(依頼内容・添付一覧・確認欄付き)
ポイント: 添付ファイル名・版数・発行日を明記、「添付資料一覧」欄を活用すると管理しやすい。
現場・作業依頼書との違い
「現場・作業依頼書」は、作業手順や安全確認を含む現場指示書の性格が強い文書です。一方、本ページで扱う依頼書は取引・社内業務の依頼を記録する汎用フォーマットであり、記載の粒度が異なります。
違い: 作業依頼書=現場・手順中心/依頼書=業務・依頼事項中心。用途を分けると混乱を防げます。
依頼書テンプレート FAQ・注意点
依頼書を作成する際によくある疑問点や、トラブルを防ぐための注意事項をまとめました。Word・PDF両形式で利用する際の操作方法や、他の関連テンプレートとの使い分けも紹介します。
依頼書作成時のよくある質問
依頼書の使い方や形式の選び方、似た書類との違いなど、実務で混同しやすいポイントを解説します。
記載ミス・トラブル事例と対策
依頼書の記載ミスや不備は、誤発注・納期遅延などのトラブルにつながります。実際に起きやすい例と、その防止策を紹介します。
- 宛名・部署名の誤記:
 送付前に正式名称を確認。社名略称や旧社名のまま送付しない。
- 依頼内容の曖昧さ:
 目的・期日・担当範囲を明確化。「~までに対応をお願いします」ではなく、具体的な納期を明記。
- 確認印・承認漏れ:
 社内承認フローを通したうえで発行。Excel編集後のPDF化で押印欄を残すのが確実。
- 添付資料忘れ:
 仕様書・見積書・図面などの添付有無をチェックリスト化しておく。
まとめ|依頼書テンプレート活用のポイント
依頼書は、相手に「何を・いつまでに・どのように」行ってほしいかを正確に伝えるためのビジネス文書です。Word・PDF形式のテンプレートを活用すれば、書式の統一やミス防止、承認手続きの効率化にもつながります。
活用のコツ:
- 文面ではなく依頼内容・期日・担当範囲を明確化する
- 書式は会社統一フォーマットを使用し、社印・ロゴの位置を固定
- Word版は編集用、PDF版は送付・保存用として用途を分けて運用
- 見積依頼など目的別テンプレートと組み合わせて活用
依頼の趣旨を説明する文面を作成する場合は、依頼文テンプレートを、
現場作業や業務手配を指示する場合は作業依頼書テンプレートを、
見積を依頼する場合は見積依頼書テンプレートをご利用ください。
テンプレートを使い分けることで、相手への伝達ミスを防ぎ、依頼業務をより円滑に進めることができます。
 
							
											


