転職活動や資格取得、公務員試験などで提出を求められるのが職歴証明書です。履歴書や職務経歴書に比べると触れる機会が少ないぶん、いざ必要になったときに「どこへ頼めばいいのか」「何を書いてもらうのか」で迷いやすい書類です。

この記事では、人事まわりの実務に触れてきた編集チームが、職歴証明書の書き方、書いてもらうときの確認項目、提出前に見ておきたい点を整理していきます。

職歴証明書とは

職歴証明書は、その会社に在籍していた事実を示すための文書です。会社名や在籍期間、職種、所属部署などが記載されるのが一般的です。

職歴証明書は、以前に勤めていた会社へ発行を依頼して受け取るのが一般的です。退職から時間がたっている場合でも対応してもらえることがありますが、窓口や社内の手続きが会社ごとに違うので、早めに連絡しておくほうが話が進みやすいです。

役割と重要性

  • これまでの勤務先や在籍期間を、第三者に伝えやすくなります
  • 採用側が履歴書や職務経歴書の内容を照らして確認しやすくなります
  • 経歴の食い違いがないかを見直す資料としても使われます

職歴証明書が必要となる場面

  1. 転職活動で、勤務歴の確認を求められるとき
  2. 公務員試験の受験時に、職歴の証明書類が必要なとき
  3. 資格申請で、実務経験の確認資料を出す場面
  4. 住宅ローンなどの審査で、勤務歴の裏付けを求められるとき
  5. そのほか、経歴や収入に関する書類提出が必要な場面

職歴証明書の書き方と記入項目

職歴証明書には、だいたい次のような項目が入ります。会社によって細かな書き方は違いますが、まずはこのあたりを見ておくと整理しやすいです。

  • 氏名、現住所、生年月日
  • 在職期間(入社日〜退職日)
  • 所属部署、役職、職種
  • 勤務形態や勤務時間
  • 発行元の情報(事業所名、所在地、代表者名、電話番号など)

どこまで書けばいいか迷うときは、テンプレートを見ながら項目を確認すると進めやすいです。とくに、部署名や在籍期間の書き方は抜けやすいので、先に形があるほうが落ち着いて見直せます。

職歴証明書テンプレート【無料ダウンロード】

一般的な職歴証明書

職歴証明書テンプレート(一般形式・Excel)記入項目と書き方の見本
職歴証明書テンプレート01

下線記入タイプ

氏名や現住所などを、下線部分に入力して使うタイプです。見た目がすっきりしているので、紙で出したときも整って見えやすいです。

職歴証明書テンプレート(下線記入形式・Excel)在職期間や部署の記入例
職歴証明書テンプレート02

他の書類との違い

在職証明書との違い

在職証明書はいま勤務していることを示す書類で、職歴証明書は過去に在籍していたことを示す書類です。似て見えますが、どの時点の勤務状況を証明したいかで役割が分かれます。

在職証明書テンプレートはこちら

職務経歴書との違い

  • 職歴証明書:在籍期間や所属など、事実の確認に使われる書類
  • 職務経歴書:経験した業務や成果、スキルを伝えるための書類

退職証明書との違い

  • 職歴証明書:どこで、いつまで働いていたかを示すための書類
  • 退職証明書:その会社を退職した事実を示すための書類

退職証明書テンプレートはこちら

よくある質問(FAQ)

職歴証明書はどこで発行してもらえますか?
職歴証明書は、勤務先の人事部や総務部に依頼することが多いです。退職後でも受け付けてもらえることがありますが、担当窓口の確認に時間がかかることもあるので、早めに動いたほうが安心です。
職歴証明書は自分で作成できますか?
自分で作ったものを、そのまま正式な職歴証明書として出すのは難しいです。提出先から求められるのは、勤務先が発行した書類であることが多いためです。個人で用意するテンプレートは、下書きや依頼時の確認用として使う形が現実的です。
在職証明書で代用することは可能ですか?
提出先によっては在職証明書で代用できることもありますが、最初から認められるとは限りません。名前が似ていても用途は少し違うので、出す前に提出先へ確認しておくほうが行き違いを防ぎやすいです。
発行までにどのくらい時間がかかりますか?
発行までの期間は会社によって違いますが、数日から1週間ほど見ておく人が多いです。担当者が不在だったり、社内確認に時間がかかったりすることもあるので、締切がある場合は少し早めに頼んでおくほうが落ち着きます。
職歴証明書にはどんな内容が記載されますか?
一般的には、会社名、氏名、生年月日、住所、在籍期間、部署、役職、職務内容、発行元の会社情報などが記載されます。提出先によって見たい項目が違うこともあるので、必要書類の案内もあわせて確認しておくと安心です。
職歴証明書が必要になるのはどんなときですか?
転職活動、公務員試験、資格申請、ローン審査などで、勤務歴を確認する資料として求められることがあります。毎回使う書類ではないので、急に提出を求められて戸惑う人も少なくありません。
テンプレートを使っても大丈夫ですか?
提出する書類そのものは勤務先が発行したものを使いますが、依頼前の整理や下書きにはテンプレートが役立ちます。Excelで一度項目を並べておくと、会社へお願いするときも話が通しやすくなります。

まとめ

職歴証明書は、その会社に勤めていたことを示すための書類です。転職や試験の手続きで急に求められることもあるので、退職前後に発行の流れだけでも確認しておくと後で慌てにくいです。

また、在職証明書と似て見える部分はありますが、提出先によって扱いが違うことがあります。すでに手元に在職証明書がある場合でも、そのままで足りるかどうかは先に確認しておくほうが安心です。