社内規定違反の始末書は、就業規則や社内ルールに反する行為があったときに、本人が事実を認め、反省と今後の対応を伝えるための文書です。

このページでは、社内規定違反に使えるWord形式の始末書テンプレートを紹介しています。汎用版のほか、備品の私的利用、勤務時間中の副業など、社内で起こりやすいケース別の書式も用意しました。

このページのテンプレートは、社内提出・内部記録向けの基本フォーマットです。懲戒処分の通知文や、社外へ提出する説明文ではありません。上司や人事から「始末書を出してください」と言われたときに、まず形を整えるための書式として使う想定です。

社内規定違反の始末書テンプレートを用途別に選ぶ

ケース 使う場面 おすすめテンプレート
内容がまだ絞りきれない 上司から始末書提出を指示されたが、規程名や違反内容を自分で差し替えたい場合 社内規定違反|汎用版
備品の私的利用 会社パソコン、社用スマホ、社内備品などを私用で使った場合 備品の私的利用用
勤務時間中の副業 勤務中に副業、アルバイト、私用作業、私用連絡をしていた場合 副業違反用
テンプレートを使う前は、「何をしたのか」をきれいに書こうとして手が止まりがちです。実際には、最初から完璧な文章にしなくて大丈夫です。まずは、発生日、違反した社内ルール、起きたこと、今後どう防ぐか。この4つを埋めると、だいぶ形になります。

会社の会議室で上司から説明を求められたあと、席に戻ってWordを開く。そういう場面だと、ゼロから文章を考えるのはかなり重いです。テンプレートを使うと、書く順番が決まっているので、余計な言い訳を書きすぎずに済みます。

社内規定違反の始末書テンプレート(Word)

社内規定違反|汎用版
規程名や違反内容を差し替えて使える、社内規定違反向けの基本テンプレート
  • 就業規則・服務規程・情報管理規程・備品管理規程など、幅広い社内ルール違反に対応
  • 違反内容が「備品私用」「副業」などに限られない場合に使いやすい形式
  • 新人・担当者が初めて始末書を書く場面でも、事実・原因・再発防止策を順番に整理しやすい構成

社内規定違反|備品の私的利用(会社パソコン)
会社支給のパソコンや備品を私的に使った場合の始末書テンプレート
  • 会社パソコンを私的な調べものや個人作業に使ったケースを想定
  • 発覚経緯・認識の甘さ・今後の利用ルールを書きやすい構成
  • 備品管理や情報セキュリティの観点で、社内記録として残したいときに使いやすい書式

社内規定違反|副業(勤務時間中のアルバイト)
勤務時間中の副業・アルバイト対応など、就業規則違反にあたる行為を整理するテンプレート
  • 勤務時間中に副業の連絡、作業、アルバイト対応をしていたケースを想定
  • 副業そのものではなく、勤務時間の使い方に問題があった場合に向いている書式
  • 本人の反省だけでなく、今後の時間管理や私用端末の扱いも書きやすい構成

始末書をブラウザだけで作成できます。(PDF形式)
ダウンロード不要・個人情報送信なし。Wordを開く前に、文章のたたき台を作りたいときにも使えます。

内部規定違反とは?始末書が求められやすいケース

内部規定違反とは、会社が定めている就業規則、服務規程、情報セキュリティ規程、備品管理規程、副業・兼業規程などに反する行為のことです。

たとえば、会社のパソコンを私用で使う、勤務時間中に副業の連絡をする、社内資料を許可なく持ち出す、届出をせずに兼業する、といったケースですね。

法律違反とまでは言えない場合でも、会社のルールに反していれば、注意・指導や始末書提出の対象になることがあります。現場では「違反の重さ」だけでなく、「本人がどこまで認識していたか」「同じことがまた起きない形になっているか」も見られます。

テンプレートを使う前に確認しておくこと

  • どの規程に反したのか
  • いつ、どこで、何をしたのか
  • 誰に迷惑や影響が出たのか
  • 自分の判断のどこが甘かったのか
  • 次からどう防ぐのか
ここで一番詰まりやすいのは、「どの規程に反したのか」が分からない場合です。条文番号まで書ければきれいですが、実務ではそこまで確認できないこともあります。

その場合は、無理に条文番号を書かず、「就業規則」「服務規程」「備品管理規程」「副業・兼業規程」など、分かる範囲の規程名で書いておく方が自然です。あとで上司や人事が確認して、表現を直すこともあります。

例文:社内規定違反の始末書(汎用版)

始末書

令和〇年〇月〇日

株式会社〇〇〇〇
〇〇部 〇〇〇〇 様

〇〇部 〇〇〇〇

このたび、私は社内規定に反する行為を行い、会社ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしました。

具体的には、〇〇規程に定められている「〇〇〇〇」のルールを十分に確認しないまま、〇〇〇〇を行いました。本来であれば、事前に上長へ確認し、社内ルールに沿って対応すべきところ、自己判断で進めてしまいました。

今回の件は、私の確認不足と規程に対する認識の甘さによるものです。社内ルールは、業務を進めるためだけでなく、会社の信用や情報管理を守るためのものだと改めて認識しました。

今後は、該当する社内規程を再確認し、判断に迷う場合は必ず上長へ相談いたします。また、同様の行為を繰り返さないよう、業務上の判断を自己完結させず、確認を取ってから行動いたします。

このたびは誠に申し訳ございませんでした。

以上

社内規定違反の始末書に書く内容

項目 書く内容 迷ったときの考え方
違反内容 どの社内ルールに反したのかを書く 条文番号が分からない場合は、規程名だけでもよい
発生日時・場所 いつ、どこで起きたのかを書く 日付が曖昧な場合は、分かる範囲で記載する
原因 確認不足、認識不足、自己判断などを書く 言い訳に見えないよう、短く整理する
反省 会社や関係者に迷惑をかけたことへの謝罪を書く 長く書きすぎず、事実に沿ってまとめる
再発防止策 次から何を変えるかを書く 「気をつけます」だけで終わらせない

ありがちなミスと書き直し例

社内規定違反の始末書でよくあるのが、事情説明が長くなりすぎるパターンです。本人としては背景を伝えたいのですが、読む側から見ると、言い訳に見えることがあります。

弱い書き方

忙しかったため、確認する時間がなく、結果として社内ルールに反する形になってしまいました。今後は気をつけます。

書き直し例

社内ルールを確認しないまま自己判断で対応したことが原因です。今後は同様の判断を行う前に、該当する規程を確認し、判断に迷う場合は上長へ相談いたします。

書いてみると分かりますが、「忙しかった」「知らなかった」を前に出すと、どうしても軽く見えます。そこは少し抑えて、確認不足だったこと、次にどう動くかを先に書く方が収まりがいいです。

再発防止策の書き方

再発防止策は、社内側がかなり見ている部分です。反省の言葉だけではなく、次から何を変えるのかを書きます。

弱い書き方 具体的な書き方
今後は気をつけます。 会社貸与品を私用で使用せず、判断に迷う場合は上長へ事前に確認します。
ルールを守ります。 就業規則と関連する社内規程を再確認し、業務中の行動を見直します。
副業には注意します。 勤務時間中は副業に関する連絡・作業を行わず、私用端末も確認しません。

汎用版とケース別テンプレートの違い

汎用版は、違反内容がはっきり1つのケースに当てはまらないときに使いやすいテンプレートです。たとえば、社内資料の持ち出し、申請漏れ、社内ルールの確認不足など、個別テンプレートにぴったり合わない場合ですね。

備品の私的利用テンプレートは、会社パソコンや社用スマホなど、会社貸与品の使い方に問題があった場合に向いています。副業テンプレートは、勤務時間中の私用作業や副業連絡など、時間管理の問題がある場合に使いやすいです。

迷った場合は、まず汎用版を開いて、規程名と違反内容を差し替える方が早いと思います。そこから「これは備品の話だな」「副業の話だな」と分かれば、ケース別テンプレートに切り替える流れでも問題ありません。

よくある質問(FAQ)

内部規定違反とは何ですか?
内部規定違反とは、就業規則、服務規程、情報セキュリティ規程、備品管理規程、副業・兼業規程など、会社が定めた社内ルールに反する行為のことです。法律違反ではない場合でも、会社の秩序や業務に影響する場合は、注意・指導や始末書提出の対象になることがあります。
どの規程に違反したか分からない場合はどう書けばいいですか?
条文番号まで分からない場合は、「就業規則」「服務規程」「備品管理規程」など、分かる範囲の規程名で書く形でもよいでしょう。無理に細かく書いて間違えるより、上司や人事に確認してから整える方が安全です。
備品の私的利用は、軽微でも始末書の対象になりますか?
社内規定の内容や上司の判断によります。会社パソコンや備品を私的に利用した場合、短時間でも注意・指導の一環として始末書の提出を求められるケースがあります。とくに情報セキュリティや資産管理に関わる場合は、社内記録として残すことがあります。
副業が全面禁止でなくても、始末書の対象になりますか?
副業が許可制・届出制であっても、勤務時間中に副業の作業や連絡をしていた場合は、就業規則違反となる可能性があります。この場合は副業の可否ではなく、勤務時間の使い方や私用端末の扱いが問題になります。
始末書に処分内容まで書くべきですか?
一般的には、本人が作成する始末書に処分内容まで書くことは少ないです。始末書は、違反内容を認め、反省と再発防止策を示す文書です。処分の決定や通知は、会社側が別の文書で行うのが通常です。

まとめ

  • 社内規定違反の始末書は、社内提出・内部管理向けの文書です。
  • 汎用版は、規程名や違反内容を差し替えて使える基本形です。
  • 備品の私的利用や勤務時間中の副業など、内容がはっきりしている場合はケース別テンプレートを使うと書きやすいです。
  • 事実関係は短く、原因と再発防止策は具体的に書く方が伝わります。
  • 「気をつけます」だけで終わらせず、次から何を確認し、誰に相談するのかまで書くと収まりがよいです。
本ページのテンプレートは、「まず何を書けばよいか分からない」状態でも、最低限の形を整えやすいように作成しています。実際に使うときは、社内ルールや上司の指示に合わせて、規程名・違反内容・再発防止策を調整してください。