このページでは、家族・親子間でお金を貸し借りする際に使える借用書テンプレート(Word・Excel)を無料で提供しています。
家族間の貸し借りは「身内だから大丈夫」と思われがちですが、返済条件を決めずに進めると、後から贈与・相続・税務の問題になることも少なくありません。
本テンプレートは、
・金額
・返済期限
・無利子/利息の有無
を明確に記載できる、家族間取引に配慮した実務向け書式です。
・金額
・返済期限
・無利子/利息の有無
を明確に記載できる、家族間取引に配慮した実務向け書式です。
※ 友人・知人など第三者との金銭貸借には対応していません。個人間での借用書をお探しの場合は、別ページをご利用ください。
家族・親子間で借用書を作成する主なケース
「身内だから口約束でOK」となりやすい場面ほど、後で行き違いが起きがちです。借用書を作るべき代表的なケースを整理します。
- 親から子へ生活資金・学費を貸す場合
- 子から親へ一時的に資金を貸す場合
- 兄弟姉妹間でまとまった金額を貸し借りする場合
- 相続・贈与と誤解されないよう記録を残したい場合
家族・親子間の借用書テンプレート(無料)
家族間で必要になりやすい「返済条件」「利息の明記」などを最初から入れた、提出・保管しやすい基本書式です。
家族間でも書式は個人間と同様です。特に金額・返済期日・利息・返済方法を明示し、実務上は可能であれば年1〜5%程度の利息を設定して返済実態を残します。
家族向け|無利子/利息あり対応・分割返済
- 本文に贈与ではなく貸付である旨を明記
- 返済スケジュール表で実態を可視化(通帳記録の保存推奨)
- 印紙税・受領確認の運用をページ内リンクで案内
※ 利息ありの場合の返済は、返済計画書に金額と期間、利率をエクセルに入力することで自動で返済金額を計算できます。以下のページで配布しているので参考にしてください。
利息付エクセル返済表(自動計算付き)
家族間の借用書で特に注意したいポイント
家族間で揉めやすいのは、金額よりも「条件の曖昧さ」です。形式ミスを防ぐための最低限の注意点だけ押さえます。
- 返済期限を必ず記載する(未記載は贈与と判断されやすい)
- 無利息の場合でも明記する
- 金額・返済方法を具体的に書く
- 署名欄を省略しない(身内でも証拠性が重要)
よくある質問(FAQ)
家族間でも借用書は必要ですか?
法律上の義務はありませんが、金額が大きい場合や返済期間が長い場合は、
後のトラブルや税務上の誤解を防ぐため、書面を残すことが推奨されます。
後のトラブルや税務上の誤解を防ぐため、書面を残すことが推奨されます。
無利息でも問題ありませんか?
無利息でも問題ありませんが、その場合は「無利息であること」を
借用書に明記してください。記載がないと贈与と判断される可能性があります。
借用書に明記してください。記載がないと贈与と判断される可能性があります。
親子間でも署名や押印は必要ですか?
必須ではありませんが、貸す側・借りる側の双方が署名(必要に応じて押印)
することで、書類としての信頼性が高まります。
することで、書類としての信頼性が高まります。
返済期限を決めずに借用書を作成できますか?
作成自体は可能ですが、返済期限がない場合は贈与とみなされやすくなります。
可能な限り返済期限または返済条件を記載することをおすすめします。
可能な限り返済期限または返済条件を記載することをおすすめします。
友人や知人との貸し借りにも使えますか?
本テンプレートは家族・親子間専用です。
友人・知人など第三者との金銭貸借には、個人間借用書テンプレートをご利用ください。
友人・知人など第三者との金銭貸借には、個人間借用書テンプレートをご利用ください。
まとめ
家族間の金銭貸借は、信頼関係があるからこそ条件を曖昧にしたまま簡単に貸し借りをしてしまいます。
しかし、返済条件を明確にしておかないと、後から贈与や相続の問題として扱われることもあります。
本ページの家族・親子間向け借用書テンプレートは、最低限必要な項目を整理した実務向け書式です。身内同士でも、将来のトラブルを防ぐために書面での記録を残すことをおすすめします。
