このページでは、金銭ではなく「物品」を貸し借りするときに使う物品借用書テンプレート(Excel・Word)を無料で配布しています。

PC、社内備品、工具、測定器、イベント機材などを一時的に貸す場面で使う書式です。月末の備品確認や、退職者からノートPCを返してもらうときなど、あとで「誰に貸していたか」を見返したい場面で使いやすいと思います。

鍵の貸出は、鍵番号や紛失時の扱いを細かく残した方がよいので、物品借用書とは分けました。鍵の貸出用書式を探している場合は、鍵借用書テンプレートをご利用ください。
このページのテンプレートで記録できる内容

  • 物品名・数量・型番などの貸出内容
  • 借用日・返却予定日・使用目的
  • 破損・紛失時の対応
  • 返却日・返却時の状態・確認者

※ お金の貸し借りには対応していません。金銭用の借用書を探している場合は、借用書テンプレートをご利用ください。

用途別に選ぶ物品借用書テンプレート

用途 おすすめのテンプレート 使いやすい場面
まずは普通の借用書を作りたい 物品借用書 Excel版 PC、タブレット、工具、社内備品などを1件ずつ貸すとき
見た目をすっきり整えたい ボックス形式 Word版 社外の取引先や協力会社に提出しても違和感を出したくないとき
返却まで確認したい 返却確認欄付き Word版 退職時のPC返却、現場機材の返却、イベント後の備品回収など

物品借用書テンプレートを無料ダウンロード

物品借用書 Excel版

物品借用書 Excel版|PC・備品・工具の貸出記録
物品名、数量、借用日、返却予定日、使用目的を入力できるExcel形式の物品借用書です。社内備品を一時的に貸す場面や、部署内でPC・タブレット・工具を管理するときに向いています。入力欄が表になっているので、あとから内容を直すのも楽です。

物品借用書 ボックス形式

物品借用書 ボックス形式|見やすく整理したWord書式
記入欄をボックスで区切ったWord形式の物品借用書です。貸出内容、借用者、返却予定日が見やすいので、社内だけでなく取引先や協力会社とのやり取りにも使いやすい形です。少しきちんと見せたいときは、この形式が無難ですね。

返却確認欄付き 物品借用書

返却確認欄付き 物品借用書|返却日・状態・確認者を記録
貸出時だけでなく、返却時の確認まで残せるWord形式の物品借用書です。返却日、返却時の状態、破損・不足の有無、確認者を記入できます。退職時のPC回収や、イベント後の機材返却など、あとで確認が入りそうな貸出に向いています。

鍵を貸す場合はこちら

オフィス、倉庫、社宅、ロッカーなどの鍵を貸す場合は、鍵番号・本数・返却予定日・紛失時の扱いを別で記録する方が管理しやすいです。

鍵専用の書式は、鍵借用書テンプレートのページで紹介しています。

物品借用書で対応しやすい貸出物の例

  • ノートPC、タブレット、モニターなどのIT機器
  • 工具、測定器、カメラ、プロジェクターなどの業務用機材
  • 制服、腕章、ヘルメット、名札などの一時貸与品
  • 展示会やイベントで使う備品、什器、受付用品
  • 社内で共有している備品やレンタル品

朝の事務所で「今日だけこのPCを貸しておいて」と言われると、つい口頭で済ませたくなります。急いでいると、紙1枚を書くのも面倒です。

ただ、数日後に返却予定日を忘れたり、誰が持っているのか分からなくなったりすることがあります。特に月末の棚卸しや退職時の貸与品回収では、ここで少し詰まります。先に物品名と返却予定日だけでも残しておくと、確認がだいぶ楽です。

テンプレートを使う前に決めておくこと

テンプレートを開く前に、まず決めておきたいのは「何を、いつまで、誰に貸すのか」です。

ここがあいまいなまま書き始めると、物品名の欄に「PC一式」だけ入れて終わってしまうことがあります。あとで見返したときに、ACアダプターやマウスも含むのか、本体だけなのか分かりにくいですね。

社内の担当者が使うなら、そこまで堅い文面にしなくても回ると思います。反対に、社外の協力会社へ機材を貸す場合は、返却予定日や破損時の連絡先まで入れておく方が安心です。現場では、相手との関係や貸す物の金額で少し調整する感じです。

先に確認しておくと楽な項目

  • 物品名は型番・管理番号まで書くか
  • 付属品をどこまで含めるか
  • 返却予定日を日付で入れるか、利用終了後とするか
  • 破損・紛失時の連絡先を入れるか
  • 返却時の確認者を誰にするか

物品借用書の書き方

物品名はできるだけ具体的に書く

「PC」「工具」「備品」だけだと、あとで確認するときに少し困ります。

たとえばノートPCなら、メーカー名、型番、管理番号、付属品まで書いておくと見返しやすいです。管理シールが貼ってある会社なら、その番号を入れるだけでもだいぶ違います。夕方に返却確認をするとき、書類と現物を照合しやすいですね。

返却予定日は空欄にしない

物品借用書でよくあるミスが、返却予定日を空欄にしたまま渡してしまうことです。

「来週返します」「使い終わったら返します」でも通じる場面はあります。ただ、担当者が休んだり、貸した相手が別の現場へ移動したりすると、急に分からなくなります。日付で書けない場合でも、「イベント終了日の翌営業日まで」など、判断できる書き方にしておくと後追いが楽です。

破損・紛失時の扱いは一文だけでも入れる

破損や紛失の話は、あまり強く書きすぎると堅く見えます。とはいえ、何も書かないと、いざ起きたときに話が止まりやすいです。

社内向けなら「破損・紛失が発生した場合は、速やかに管理担当者へ連絡する」くらいで十分な場面もあります。社外に貸すなら、原状回復や代替対応について社内ルールに合わせて少し書き足すとよいでしょう。

物品を返却するときの借用書の扱い

物品を返してもらったら、借用書をそのまま終わりにせず、返却日と状態を追記して保管します。

ここをやらないと、「返した」「受け取っていない」の確認で時間を取られることがあります。月末の備品チェックで書類をめくっていると、貸出日の記録はあるのに返却の記録がない、というケースが出ます。地味ですが、ここが一番迷いやすいところです。

返却日・状態・確認者を残す

返却確認欄付きテンプレートでは、返却日、返却時の状態、確認者名を記入できます。

傷がない場合は「異常なし」で構いません。付属品が不足している場合は、「ACアダプター未返却」「ケースに傷あり」など、見たまま書いておく方が後から説明しやすいです。原因までその場で決めなくても、まず状態を残す。それだけでも十分役に立ちます。

借用書は貸主側で保管する

返却後の借用書は、貸した側で保管する形が扱いやすいです。

借りた側に控えを渡したい場合は、コピーやPDFを渡す方法があります。原本をそのまま返してしまうと、あとで会社側に記録が残らないので、備品管理の資料として使いにくくなります。

物品借用書・物品貸出書・受領書の違い

物品をやり取りする書類は名前が似ています。検索していると少し迷いますね。

書類名 主な使い方 向いている場面
物品借用書 借りる側が、物品を借りたことを残す PC、工具、機材などを一時的に借りる場合
物品貸出書 貸す側が、貸出内容を記録する 会社側で貸出履歴を管理したい場合
受領書 受け取った事実を残す 返却ではなく、物品や書類を受け取った証明がほしい場合
預かり証 相手の物を一時的に預かったことを残す 鍵、書類、荷物などを預かる場合

このページの物品借用書は、「あとで返す物」を借りるときの書式です。受け取って終わりの書類ではありません。返却予定日と返却確認欄を入れる理由も、そこにあります。

物品借用書で書き漏れが多いところ

  • 返却予定日が空欄のまま:いつ返すのか分からず、後で確認が必要になります。
  • 物品名があいまい:「PC一式」だけだと、付属品の有無で迷います。
  • 数量を書いていない:工具や部品を複数貸すときに不足確認がしにくいです。
  • 返却確認欄がない:返したかどうかの記録が残りません。
  • 署名・確認者を省いている:誰が確認したのか分からなくなります。

新人の担当者が最初に作ると、文章のきれいさに気を取られて、返却日や付属品の欄が抜けることがあります。私なら、まず「物品名」「返却予定日」「返却確認」の3つを先に埋めます。文面を整えるのは、その後でも間に合います。

テンプレートを使うときの調整例

社内備品なら文面を短くする

部署内でPCや備品を貸すだけなら、堅い文章を長く入れなくても使えます。管理番号、借用者名、返却予定日、確認者が入っていれば、実務上はかなり回しやすいです。

社外へ貸すなら破損時の扱いを足す

協力会社や取引先へ機材を貸す場合は、破損・紛失時の連絡先や対応方法を少し足しておく方がよいでしょう。最初から細かく書きすぎると重く見えるので、まずは連絡と確認の流れを入れるくらいが使いやすいです。

返却まで管理するなら確認欄付きテンプレートを使う

退職時のPC返却、現場機材の回収、イベント用品の返却などは、返却確認欄付きテンプレートが合います。貸すときの書類と返却時の控えを分けなくてよいので、紙が増えにくいです。

よくある質問(FAQ)

物品借用書はお金の借用書と何が違いますか?
物品借用書は、PC・備品・工具・機材など、返却する物を借りるときの書類です。金額、利息、返済条件を書く金銭用の借用書とは項目が違います。物品名、数量、借用日、返却予定日、返却時の状態を残すために使います。
社内の備品貸出でも物品借用書を作った方がいいですか?
すべての備品で作る必要はありません。文房具のような消耗品なら管理台帳だけで済む場合もあります。ただ、PC、タブレット、測定器、カメラなど、返却確認をしたい物は書面を残す方が後で楽です。
物品を返却したら、借用書は返すのですか?
基本は、貸した側で保管する形が扱いやすいです。返却日、返却時の状態、確認者を追記しておくと、あとから「返却済み」と分かります。借りた側にも控えがいる場合は、コピーやPDFを渡す方法があります。
返却時に破損が見つかった場合はどう書けばいいですか?
返却確認欄に「本体に傷あり」「付属品不足」「動作未確認」など、確認した状態を書きます。原因や弁償の判断までその場で決めきれないこともあるので、まず日付、状態、確認者を残すと話を進めやすいです。
鍵の貸出にもこの物品借用書を使えますか?
簡単な貸出なら使えます。ただ、鍵は鍵番号、本数、対象施設、紛失時の扱いまで記録した方が管理しやすいです。鍵専用の書式を使う場合は、鍵借用書テンプレートのページをご利用ください。
物品貸出書と物品借用書はどちらを使えばいいですか?
借りる側の確認を残したい場合は物品借用書、貸す側の管理記録として残したい場合は物品貸出書が向いています。社内では、物品借用書を貸出管理の控えとして使うケースもあります。

まとめ

物品借用書は、金銭の借用書とは目的が違います。

PC、備品、工具、機材などを「あとで返す」前提で貸し借りするときに、物品名、返却予定日、破損・紛失時の扱いを残すための書類です。

テンプレートを使う前は、貸した人の記憶やチャットの履歴に頼りがちです。最初はそれでも回りますが、貸出件数が増えたり、月末にまとめて確認したりすると急に探しにくくなります。

まずはExcel版で基本項目を残す。社外向けならボックス形式、返却まで見たいなら確認欄付き。そんな選び方で十分です。現場では、きれいな文面よりも、あとで見返せることの方が助かる場面が多いと思います。