源泉徴収票は、年末に会社から交付される書類です。源泉徴収票によって、1年間の所得や支払った税金、控除額などがわかります。
当サイトでは、国税庁の公式フォーマットに準拠した令和7年版の源泉徴収票エクセルテンプレートを無料で提供しています。Excel形式なので編集が容易で、業務効率化や人的ミス防止にも役立ちます。
筆者は企業の給与計算や税務関連書類の実務経験を持ち、令和7年版の変更点や注意点を踏まえたテンプレートを公開しています。
令和7年版 源泉徴収票テンプレート(エクセル)
令和7年に対応した最新版の源泉徴収票テンプレートです。市区町村提出用1枚、税務署提出用1枚、受給者交付用2枚の構成で、入力は1枚のみで他のシートに自動反映される仕組みになっています。
※ 初期設定では、A4縦で1枚づつ印刷されます。
- 国税庁の指示に基づく扶養控除関連の細かな区分見直し
- 住所欄やマイナンバー欄の入力フォーマット統一
- 一部記載例の改訂(電子申告対応の強化)
※画像をクリックすると大きいサイズで表示することができます。
源泉徴収票エクセルテンプレートの使い方
令和7年版 源泉徴収票テンプレートの使い方について、実務で役立つ基本的な操作の流れを解説します。
入力方法と自動計算の仕組み
氏名・住所・給与額などを市区町村提出用シートに入力すると、他の提出用シートに自動反映されます。複数の控除額や扶養親族数も連動して計算されるため、入力は1枚だけで済みます。
印刷設定(A4用紙・提出用のレイアウト)
提出先によりA4用紙への印刷形式が指定されています。印刷プレビューで枠線がずれていないかを確認し、余白や拡大率を適切に調整しましょう。
市区町村提出用・税務署提出用・受給者交付用の違い
エクセルテンプレートでは3種類の提出先に対応しています。入力内容は共通ですが、控えとして受給者交付用は2枚発行される点に注意が必要です。
過去年度の源泉徴収票(令和6年・令和5年)
令和6年以前のテンプレートも公開しています。年度によるレイアウトや提出枚数の違いを比較しながら利用できます。
令和6年版の特徴
令和6年版では大きな変更はなく、令和5年のフォーマットを踏襲しています。
令和6年版 源泉徴収票テンプレート(エクセル)ダウンロード
令和5年版の特徴
控除対象扶養親族(非居住者)の区分が変更されました。詳細は国税庁資料をご確認ください。
令和5年の改訂点(国税庁PDF)
令和7年版の源泉徴収票 変更点と注意点
令和7年版では、国税庁の最新情報を踏まえて一部の区分や記載方法が更新されているので注意してください。
扶養親族が非居住者の場合の区分や、配偶者控除の所得判定欄が見直されています。
電子申告(e-Tax)対応における注意点
電子データ提出を行う場合、CSVやXML形式に変換する必要があります。Excel版の場合は、手入力や専用システムへの転記が必要になる場合があります。
国税庁フォーマットとの違い
国税庁ではPDF版を提供していますが、エクセル版は独自にカスタマイズ可能です。ただし、提出用としては国税庁指定のレイアウトを必ず守る必要があります。
退職所得の源泉徴収票
退職所得の源泉徴収票は退職金支給時に交付する書類です。令和4年以降の退職所得に関する様式は国税庁HPでPDF版が提供されています。

よくあるミスと実務担当者向けチェックリスト
源泉徴収票を作成する際には、記載内容の誤りや印刷の不具合など、実務で起こりやすいトラブルが多くあります。以下に代表的なミスと防止のためのチェックポイントをまとめました。
1. 記載漏れや入力ミスを防ぐ
氏名、住所、扶養親族の記載漏れや、給与・控除額の入力ミス
入力後、原本や給与台帳と照らし合わせて確認してください。
2. 印刷時のズレや余白の調整
Excelで印刷する際、セル幅や余白の設定がずれると、提出書類として不適切になる
印刷プレビューで確認し、A4用紙にきちんと収まるよう調整しましょう。
3. 提出先ごとの書式の確認
市区町村、税務署、受給者交付用の書類は、それぞれフォーマットが少し異なる
自動反映された入力欄でも、提出先の指定様式に合っているか確認してください。
よくある質問(FAQ)