本記事では、実務経験に基づいて「仕切書とは何か」「仕切り書の書き方」「納品書との違い」「仕切精算書の活用法」をわかりやすく解説します。
さらに、すぐに使える仕切書テンプレート(Excel形式)を無料でダウンロードできます。
仕切書とは
仕切書とは、取引内容を明確に記録し、トラブルを防ぐための帳票です。請求と明細が一体化しているケースが多く、特に運送業や流通業で活用されています。市販品は2~4枚複写式が一般的ですが、エクセルで独自に作成する企業も増えています。
仕切書を使う目的
仕切書の主な目的は以下の通りです。
- 取引内容の確認
- 代金請求の根拠
- トラブル時の証拠書類
仕切書と類似書類の違い
仕切書は、納品書や請求書と似ていますが、用途に違いがあります。
納品書: 商品を納品した証明書
請求書: 支払いを依頼する文書
見積書: 商品やサービスの価格を提示する書類
請求書: 支払いを依頼する文書
見積書: 商品やサービスの価格を提示する書類
仕切書は、これらの役割をまとめて記録できる便利な帳票です。
仕切書の書き方
仕切書には決まった書式はありませんが、最低限以下の項目を記載する必要があります。
仕切書に必要な項目
- 宛先
- 発行日
- 発行元(会社情報・連絡先)
- 品名
- 数量
- 単価
- 消費税
- 合計金額
項目ごとの補足説明
発行日
仕切書を発行した日付を記載
発行元
会社名、住所、電話番号、FAX番号など
品名
商品名や部番を記載
数量
納品する数量を明記
単価
商品単価を記録
消費税
対象金額にかかる税額
合計金額
税額を含めた総支払額
仕切書テンプレート【無料ダウンロード】
当サイトでは、実務ですぐに使える仕切書テンプレート(Excel形式)を無料配布しています。フォーマットを変更することで「請求書」「受領書」「仕切精算書」としても利用可能です。
仕切書と納品書の違い
仕切書は納品書と混同されやすいですが、以下の違いがあります。
- 仕切書: 請求や明細をまとめた取引書類
- 納品書: 納品した事実を証明する書類
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よくある質問(FAQ)
仕切書とは何ですか?
仕切書とは、取引内容や金額を明確に記録し、代金請求や証拠として利用できる帳票です。主に運送業や卸売業で使われます。
仕切書と納品書の違いは何ですか?
納品書は商品を納品した事実を証明する書類、仕切書は取引の明細や金額をまとめた書類です。目的が異なります。
仕切書と仕切り書は同じ意味ですか?
はい。仕切書と仕切り書は同じ意味で使われることが多く、表記の違いにすぎません。
仕切書のテンプレートはPDF・Word・Excelがありますか?
はい。当サイトでは主にExcel形式を用意していますが、WordやPDFに変換して利用することも可能です。
仕切書は請求書や受領書の代わりになりますか?
はい。タイトルや項目を変更すれば、請求書や受領書としても利用できます。ただし用途に応じて必要項目を追加してください。
仕切精算書との違いはありますか?
仕切精算書は、複数の取引をまとめて精算する際に使う書類です。仕切書の一種であり、精算用に特化しています。
まとめ
仕切書は、納品書と同じように使われることが多いですが、請求書や受領書、注文書として使用することも可能です。市販されているものは、カーボンでの複写式で手書きの際に便利です。
特にレイアウトやフォーマットは規定されていないため、オリジナルの仕切書を自分で作成することもできます。その際には、このサイトでも紹介しているテンプレートを利用すると効率よく作成することができます。