価格改定や値上げのお知らせは、書き方ひとつで相手の受け取り方がかなり変わります。「急に言われても困る」と思われるか、「この状況なら仕方ないか」と受け止めてもらえるか。その差は、丁寧さだけでなく伝える順番にも出てきます。

このページでは、取引先向けの価格改定文書、価格改定表、飲食店の店頭掲示、料金改定のお知らせなど、実務で使いやすいテンプレートをまとめました。

月末に価格表を差し替えるとき、営業担当が取引先へ案内する前の下準備にも使いやすい形式にしてあります。近いテンプレートを選んで、日付・対象商品・税込税別の表記を自社用に直してお使いください。

このページで使えるテンプレート

【現場からひとこと】
価格改定のお知らせは、問い合わせが入りやすい文書です。特に「いつから変わるのか」「税込なのか税別なのか」「すでに出した見積はどうなるのか」は、先方が気にしやすいところです。

これらを書いておくだけで、電話やメールでの確認がかなり減ります。私も価格表を作るときは、最後にまずここだけ見直すようにしています。

価格改定・値上げのお知らせテンプレートの選び方

価格改定といっても、取引先へ正式に送る文書、店頭に掲示するお知らせ、商品数が多いときの価格表では、向いている形式が違います。

迷ったときは、まず下の表から近い用途を選ぶと早いです。なお同じ「価格改定」でも、書面のタイトルを「価格変更のお知らせ」とする会社もあります。意味はほぼ同じなので、社内で使い慣れている表現に合わせておけば問題ありません。

用途 向いているテンプレート 使う場面
取引先へ正式に伝える 価格改定のお知らせ 製造業、卸売業、継続取引先への通知
商品数が多い 価格改定表テンプレート 旧価格・新価格を一覧で見せたいとき
飲食店で掲示する 飲食店向け 値上げのお知らせ 店頭、レジ横、メニュー横への掲示
月額料金を変える 料金改定のお知らせ サービス料金、保守費、会費の改定
少し柔らかく伝える 価格改定のお願い 長年の取引先へ、協力をお願いする場面

価格改定案内文に入れる内容

価格改定の案内文では、きれいな言い回しよりも、相手が確認したい情報を先に入れる方が使いやすいです。

取引先の担当者は、文面を読んだあとに社内で共有したり、発注担当や上司へ回したりします。そのとき改定日や対象商品があいまいだと、そこで一度止まってしまいます。営業担当に確認メールが来て、また価格表を開いて……という流れになりがちです。

案内文を作るときは、次の内容を入れておくと整理しやすくなります。

  • 改定理由:原材料費、物流費、人件費、光熱費など
  • 対象商品・サービス:一部商品なのか、全商品なのか
  • 改定内容:平均〇%、〇円から〇円など
  • 適用開始日:受注分からなのか、出荷分からなのか
  • 価格表記:税込・税別のどちらか
  • 問い合わせ先:営業担当、部署名、電話番号、メールアドレス
よく迷うところ

  • 「価格改定」と書くか「値上げ」と書くか迷う場合、取引先向けなら「価格改定」の方が落ち着いた印象になります
  • 飲食店や小売店の店頭掲示では、「価格改定のお知らせ」「一部メニュー価格変更のお知らせ」のように短くした方が読まれやすいです
  • すでに見積書を出している場合は、旧価格の見積がいつまで有効かを社内で決めてから案内すると後が楽になります

価格改定・値上げ・料金改定の違い

「価格改定」は、商品の価格を見直すときに使いやすい表現です。取引先向けの文書では、「値上げ」より少し落ち着いた印象になります。

「値上げのお知らせ」は、飲食店や小売店など、一般のお客様向けの案内で使われやすい言い方です。店頭掲示では、かしこまりすぎるより、短く分かりやすい文面の方が読まれます。

「料金改定」は、月額サービス、保守費、会費、利用料などに向いています。商品単価ではなく、継続的なサービス料金を変更するときはこちらの方が自然です。

価格改定のお知らせテンプレート無料|Word・Excel

Excel・Word形式のテンプレートを以下から無料でダウンロードできます。文書として送る場合はWord、価格一覧を整理する場合はExcelが使いやすいです。

テンプレートを使う前は、文章の言い回しや価格表の項目をゼロから考えることになります。使うときは、日付、対象商品、改定後価格、税込・税別の表記を自社用に直すだけで形にしやすくなります。月末の価格表更新や、複数の取引先へ一斉に案内する場面では、この差がけっこう大きいです。

原材料・人件費の高騰による値上げ通知

円安や原材料費、人件費、物流費の上昇を理由に、取引先へ価格改定を伝えるテンプレートです。

このひな形は「マスコミ報道等で報じられておりますとおり、昨今の世界情勢により〇〇価格が上昇しており円安も相まって」という書き出しになっています。小麦粉のように、報道でも取り上げられやすい原材料の価格上昇を理由にするときに使いやすい形です。

本文の最後は「まずは書中をもってご通知まで」という一文で締め、詳しい価格は「添付書類 改定価格表」として別に添える構成になっています。「自社だけの都合ではなく、外部環境の影響もある」と伝える文面にしておくと、受け取る側も状況を整理しやすくなります。食品メーカーや卸売業など、継続取引がある会社向けです。

この「価格表付き」のテンプレートは、他の書式と違って本文中にそのまま価格表を組み込んであります。「<旧価格>」「<新価格>」の2列に商品名を並べる形なので、別紙を用意する手間がなく、対象商品が数点だけのときに向いています。

カスタマイズ例

  • 改定対象商品ごとに「原料名」「原価率の推移」欄を追加
  • 「原油高騰」「物流費上昇」など要因ごとの背景説明を追記
  • 本文中の価格表に、値上げ幅の列も追加して見やすくする
  • 改定後の価格に「税込・税別」の表記を統一して記載
  • 取引先専用の問い合わせ窓口を明記

価格改定表テンプレート Excel|値上げ資料にも使える一覧表

商品数が多い場合は、本文にすべての価格を書き込むより、価格改定表として別にまとめた方が見やすくなります。

このテンプレートは、商品コード、商品名、現行価格、改定後価格、差額、改定率、適用開始日を一覧で管理できるExcel形式です。営業担当が取引先へ説明するときや、社内で価格変更の確認をするときにも使いやすいです。

価格改定表は、取引先へ送る別紙としてだけでなく、社内で値上げ内容を確認する資料としても使えます。営業会議で「どの商品を、いつから、どのくらい上げるのか」を共有するときは、商品名・現行価格・改定後価格・改定率・適用開始日を一覧にしておくと話が早くなります。

よくあるミスは、税込と税別が混ざることです。表のどこか一か所に「税込」「税別」を書くだけでは、後で行を追加したときに分かりにくくなります。備考欄にも入れておくと確認が楽になります。

価格改定表で確認する項目

  • 商品コードや品番が最新のものになっているか
  • 現行価格と改定後価格の列が逆になっていないか
  • 差額や改定率の計算式が下の行まで入っているか
  • 適用開始日が「受注日」基準か「出荷日」基準か
  • 税込・税別の表記が表内でそろっているか
  • 既存の見積書に反映する日付が社内で共有されているか

飲食店向け 値上げのお知らせテンプレート

飲食店で使いやすい、店頭掲示用の値上げのお知らせテンプレートです。

取引先向けの書面と違い、拝啓・敬具のような頭語や結語は使っていません。「いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。」から始まり、理由は食材費・光熱費・包装資材費の3つをまとめて挙げる短い書き方になっています。日付と店名は文末にまとめて置く形です。

店頭に貼るお知らせは、取引先向けの通知文ほど長く書かない方が読まれます。ランチ前の忙しい時間や会計待ちの数秒で見るものなので、「理由」「改定日」「お願い」の3つがすぐ分かる文面にしておくと使いやすいです。

飲食店向けに直すときの例

  • 「食材費・光熱費・包装資材費」の部分を、自店の実情に合わせて言葉を入れ替える
  • 実施日を「令和○年○月○日より」と大きめに記載
  • 対象を「一部メニュー」「ランチメニュー」「テイクアウト商品」などに変更
  • 店名と掲示日を入れて、いつの案内か分かるようにする
  • メニュー価格表と一緒に掲示する場合は、文面を短めにする

価格改定の別紙があるパターン

「コスト削減には取り組んだが、それでも追いつかなかった」という状況を取引先に伝えたいときのテンプレートです。

2種類を用意しています。ひとつは、本文で「経費削減、経営の合理化等の生産コストの抑制に努め製品の価格を据え置いてまいりました」と、これまで値上げを避けてきた経緯をしっかり書き、「同封書類:改定価格表 1通」として詳細を別紙にゆだねる形です。もうひとつは、本文をやや簡潔にして、差出人の住所・電話・FAX・担当者名を文末にまとめて記載する「会社情報下部」の形です。原油価格の上昇を理由にするひな形になっています。

対象商品が多い場合は、本文に全部並べるより、別紙価格表へ分けた方が確認しやすくなります。価格を差し替えるときも、本文と表が混ざっているより作業が楽になります。

カスタマイズ例

  • 通知文内に「別紙価格表をご確認ください」と記載
  • 別紙に改定前後の価格だけでなく「据え置き商品」も記載
  • 価格表の末尾に「値上げ理由の補足説明欄」を追加
  • 商品コード順や売上高順に並べ替えできる表にする
  • 会社情報下部型を使う場合は、住所・電話・FAX・担当者名の抜けがないか確認する

価格改定のお知らせ例文|値上げ・料金改定の案内文

価格改定の通知は、相手が法人の取引先か一般のお客様かで、文体も構成も変わります。改定幅が大きい場合は、理由や開始日を少し丁寧に書いた方が伝わりやすいです。

以下に業種・状況ごとの例文をまとめました。日付・対象商品・開始日・価格表記は、自社の内容に合わせて書き換えてください。

作成時に見ておきたいこと

  • 冒頭は感謝と状況説明を短めにまとめる
  • 値上げの理由は「外部環境」と「自社で対応した内容」をセットにする
  • 開始日・対象範囲・改定幅・税込税別のどれかが欠けると問い合わせが増える
  • 問い合わせ先と、据え置き商品がある場合はその内容も添える

製造業・卸売業向け 価格改定のお知らせ

取引先への正式通知を想定した文面です。

発注や見積、納期にも関わるため、適用開始日と対象範囲はできるだけ具体的に書いてください。口頭で先に伝えていたとしても、書面を出して初めて正式な案内として扱われることが多いです。

令和〇年〇月〇日
お取引先各位
〇〇〇〇株式会社
営業本部 〇〇部
価格改定のお知らせ

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨今の原材料費、エネルギーコストおよび物流費の上昇に対し、弊社では工程改善や経費削減に努めてまいりました。しかしながら、企業努力のみでは現行価格の維持が難しい状況となっております。

つきましては、誠に恐縮ではございますが、下記のとおり価格を改定させていただきます。

  • 対象商品:〇〇シリーズ
  • 改定内容:現行価格より平均〇%の改定
  • 適用開始日:令和〇年〇月〇日受注分より
  • 価格表記:税別価格

今後も品質の維持と安定供給に努めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

以上
お問い合わせ先:営業本部 〇〇部
担当:△△
TEL:00-0000-0000
Mail:sales@example.co.jp

価格改定表を添付する場合の例文

商品数が多いときは、本文を短くして、詳細を価格改定表に分ける方が読みやすいです。

営業担当や取引先の購買担当者は、まず「どの商品がいくら変わるのか」を確認します。本文を整えるより先に、価格表の列名と日付をそろえると作業が進めやすくなります。

価格改定表送付のご案内

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

このたび、原材料費および物流費の上昇に伴い、弊社取扱商品の一部につきまして価格を改定させていただくこととなりました。

改定対象商品、現行価格、改定後価格、適用開始日につきましては、別紙の価格改定表をご確認ください。

お取引先様にはご負担をおかけいたしますが、今後も安定した品質と供給体制を維持できるよう努めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

飲食店向け 値上げのお知らせ(店頭掲示用)

店頭掲示は、長すぎると読まれません。レジ横や入口に貼るなら、ぱっと見て分かる短さにしておく方が向いています。

お客様に向けた文面なので、あまり硬くしすぎず、普段の店の雰囲気に合わせて少しやわらかく直すと使いやすいです。

価格改定のお知らせ

いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。

このたび、食材費・光熱費・包装資材費などの値上がりにより、これまでの価格を続けることが難しくなってまいりました。

つきましては、令和〇年〇月〇日より、一部メニューの価格を改定させていただきます。

できるだけ価格を変えずに続けたい気持ちはありましたが、仕入れのたびに負担が大きくなっており、今回の判断となりました。

お客様にはご負担をおかけいたしますが、これからも変わらず満足していただける料理とサービスを提供できるよう努めてまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

令和〇年〇月〇日
〇〇店

飲食店向け 値上げのお知らせ(Web・SNS掲載用)

ホームページやSNSに掲載する場合は、店頭掲示より少しだけ説明を足しても大丈夫です。

ただ、長くなりすぎると最後まで読まれにくいので、改定日と対象メニューだけは前半に入れておくと安心です。

一部メニュー価格改定のお知らせ

いつも〇〇店をご利用いただき、ありがとうございます。

当店では、できる限り価格を据え置いて営業を続けてまいりましたが、食材費や光熱費の上昇が続いており、現在の価格でのご提供が難しい状況となりました。

そのため、令和〇年〇月〇日より、一部メニューの価格を見直しさせていただきます。

ランチタイムやお仕事帰りにご利用いただいているお客様には、少し心苦しいお知らせとなります。ただ、味や量を落として続けるよりも、これまで通りの内容でお出ししたいと考え、今回の価格改定を決めました。

新しい価格は、店頭メニューおよび当店ホームページにてご確認いただけます。

今後とも〇〇店をよろしくお願いいたします。

料金改定のお知らせ

月額サービス、保守費、会費、利用料などを変更するときの例文です。

料金改定では「既存契約の人はいつから変わるのか」がよく確認されます。新規申込日と既存契約の反映日が違う場合は、そこを分けて書いてください。

料金改定のお知らせ

平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、システム運用費、人件費、サポート体制の維持にかかる費用の上昇に伴い、下記のとおりサービス料金を改定させていただくこととなりました。

これまで社内調整により価格の維持に努めてまいりましたが、現在の料金のままでは、安定したサービス提供を続けることが難しい状況となっております。

お客様にはご負担をおかけいたしますが、今後も使いやすいサービスとサポート体制を維持できるよう努めてまいります。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

改定内容
対象サービス 現行料金 改定後料金 改定日
月額基本プラン 3,000円 3,500円 令和〇年〇月〇日
スタンダードプラン 5,000円 5,800円 令和〇年〇月〇日
保守サポート費 10,000円 12,000円 令和〇年〇月〇日
既存契約のお客様につきましては、令和〇年〇月ご請求分より改定後料金を適用いたします。
ご不明な点がございましたら、弊社担当者までお問い合わせください。

小売・EC向け 価格改定のお知らせ

既存顧客へのメール配信を想定した文面です。値上げの案内でも、いつも利用してくれている相手には少し柔らかいトーンで書いた方が読まれやすいです。

対象商品の確認先と問い合わせ窓口は、文中のどこかに入れておきます。

件名:一部商品の価格改定について(実施日:〇月〇日)

いつも〇〇ストアをご利用いただきありがとうございます。

昨今の配送コストの上昇および人件費の増加により、誠に心苦しいのですが、一部商品の価格を〇月〇日より改定させていただきます。

対象商品は商品ページ内に「改定予定」と表示しております。

ご不明点はチャットサポートまたは support@example.jp までご連絡ください。

ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

軽微な価格改定のお知らせ

改定幅が小さい場合は、長々と説明するより、理由と開始日を簡潔に伝える方が自然です。言い訳が多く見えると、かえって重い印象になることがあります。

価格改定のお願い

平素より当店をご利用いただきありがとうございます。

仕入価格および配送コストの上昇に伴い、誠に恐れ入りますが、対象商品の価格を平均〇%の範囲で見直しさせていただきます。

実施日は令和〇年〇月〇日です。

引き続きご満足いただける品質とサービス提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

価格改定後に見積書を出す場合

価格改定のお知らせを送ったあと、取引先から「新価格で見積書を出してほしい」と依頼されることがあります。

この場合は、価格改定のお知らせとは別に、通常の見積書テンプレートを使い、備考欄に「〇年〇月〇日価格改定後の価格にて作成」と入れておくと確認が楽になります。

特に月末や年度替わりは、旧価格の見積書が残っていることがあります。営業担当者が前回データをコピーして作ると、単価だけ古いままになりがちです。新価格で見積書を作るときは、商品単価だけでなく、送料、手数料、消費税、適用開始日も一緒に見直してください。

見積書を出す前に確認すること

  • 改定後の単価が反映されているか
  • 旧価格の見積書の有効期限が残っていないか
  • 備考欄に価格改定後の見積であることを書いているか
  • 税込・税別の表記が価格改定表とそろっているか
  • 適用開始日が受注日基準か出荷日基準か、社内でズレていないか

現場でよく見る、価格改定通知のミス

  • 開始日が書いていない「いつから?」の問い合わせが一番多いミスです。受注ベースか出荷ベースかも書いておくと確認が減ります。
  • 税込・税別の表記が混在している本文と別紙で表記が違うと、受け取った側が正しい価格を判断できません。
  • 値上げの理由が一言だけ「コスト上昇のため」だけでは、相手は納得より疑問を持ちやすいです。外部要因と自社の対応をセットで伝えます。
  • 通知口調が強すぎる値上げは事実でも、文面では協力をお願いする姿勢を残した方が角が立ちにくくなります。
  • 旧価格と新価格の列が逆になっている価格表を急いで作ると意外と起きます。印刷前に金額の大小だけでもざっと見直してください。
  • 見積済み分の扱いが決まっていない旧価格で出した見積が残っていると、あとで営業担当と経理担当の間で確認が発生します。

よくある質問

価格改定のお知らせはいつ頃送るのがよいですか?
改定の2〜4週間前が目安です。取引先が社内で確認や承認を進められる期間を取っておくと、後から「急すぎる」と言われるトラブルを減らせます。
価格改定の理由は書いた方がいいですか?
書いた方が伝わりやすいです。「コスト上昇のため」だけではなく、原材料費、物流費、人件費など、背景を一言入れると受け取り方が変わります。
WordとExcelのどちらを使えばよいですか?
文章だけの通知ならWord、商品数が多くて一覧を添えたい場合はExcelが使いやすいです。迷ったらWordで本文、Excelで価格表を作る組み合わせにすると整理しやすいです。
価格改定表には何を入れればよいですか?
商品コード、商品名、現行価格、改定後価格、差額、改定率、適用開始日、備考を入れておくと確認しやすいです。特に税込・税別の表記は忘れやすいので、備考欄にも入れておくと安心です。
飲食店の値上げ案内はどのくらいの長さがよいですか?
店頭掲示なら短めがおすすめです。食材費や光熱費の上昇、改定日、今後も品質を保つ旨が入っていれば、長く書きすぎなくても伝わります。
価格改定後の見積書はどう作ればよいですか?
通常の見積書テンプレートを使い、備考欄に「価格改定後の価格で作成」と書いておくと確認しやすいです。旧価格で作った見積書が残っている場合は、有効期限や適用条件も確認してください。
例文をそのまま使っても大丈夫ですか?
構成としてはそのまま使えます。ただし、自社名、商品名、改定日、価格表記を直したうえで、一文だけでも自社の状況に合わせると、受け取る側に届きやすくなります。

関連リンク

価格改定の通知に説得力を持たせたい場合は、公的なデータを根拠として添える方法もあります。取引先が社内で承認を取る際に、数字があると話が通りやすくなることがあります。

まとめ

価格改定のお知らせで難しいのは、値上げそのものよりも、相手が納得しやすい流れを作ることです。

いきなり新価格を見せるより、まず背景を伝え、次に改定日と対象を示し、最後に価格表で確認できるようにしておきます。そうすれば読み手は状況を整理しやすくなります。

テンプレートを使う前は、文章の言い回しに時間を取られがちです。使うときは、文面をゼロから考えるより、日付・対象商品・価格表記を確実に直す方に時間を使えます。

特に月末の価格表更新や、取引先への一斉案内では、税込税別、適用開始日、問い合わせ先の3つを最後に見直しておくと安心です。見積書を出す運用がある会社では、旧価格の見積が残っていないかも一緒に見ておくと、後日の確認がかなり減ります。

■ このページについて
本ページは、株式会社エクシアが作成しています。価格改定のお知らせ、値上げ通知、料金改定案内を実際に過去に制作・公開した書式をもとに、テンプレートを設計しています。

■ 著者
佐藤 祐樹(Bizroute編集部)

■ 監修
株式会社エクシア

■ 最終更新日
2026年7月9日