このページでは、書類・物品・データを紛失したときに、経緯や探索状況を整理して提出できる紛失顛末書テンプレート(Word)を無料で提供しています。
紛失対象/最終確認/経緯/探索状況/連絡履歴/再発防止策を1枚にまとめられる、社内提出向けのフォーマットです。

どちらを書くか迷ったとき

顛末書:何を、いつ、どこで紛失し、どう確認・探索・報告したかを整理したいとき
始末書:自分の不注意について謝罪し、反省と再発防止を中心に書くとき
社員証・鍵・セキュリティカードなどで、謝罪文として提出するよう求められている場合は、
紛失時の始末書テンプレートの方が合いやすいです。
顛末書をブラウザだけでPDF作成
ダウンロード不要・個人情報送信なし。急ぎで提出用PDFを作りたいときに使えます。

紛失したもの別に選ぶ

紛失したもの 向いている書類 書く内容の目安
契約書・申請書・請求書 紛失顛末書 最後に確認した日時、保管場所、探索した場所、関係者への確認結果を時系列で書きます。
名刺・名刺入れ 顛末書または始末書 外出先、移動中、名刺交換後など、どの場面で紛失した可能性があるかを整理します。
USB・ノートPC・端末 紛失顛末書 保存データの内容、パスワード設定、社外秘や個人情報の有無、初動対応を書きます。
社員証・鍵・セキュリティカード 始末書寄り 経緯整理だけなら顛末書でも使えますが、謝罪や反省を求められた場合は始末書の方が自然です。
会社備品・貸与品 顛末書または始末書 紛失した物品名、管理番号、使用者、最後に使った場所、今後の管理方法を書きます。
データ・保存ファイル 紛失顛末書 削除や保存ミスに気づいた時刻、復旧作業、バックアップ確認、再発防止策をまとめます。
先に「何を説明する書類か」を決めておく
紛失の書類は、焦って書き始めると「探した場所」だけが長くなりがちです。朝の出社直後や外回りから戻った夕方など、少し慌ただしい時間帯だと、記憶もあいまいになります。まずは、事実を報告する顛末書なのか、謝罪を含める始末書なのかを分けてから書くと、文章が散らかりません。

紛失顛末書テンプレート(無料ダウンロード)

このテンプレートが向いているケース
・契約書、申請書、名簿、請求書、名刺、USB、端末、備品などの紛失が発生した
・個人情報や社外秘を含み、事実関係と対応の流れを整理して報告したい
・最終確認から発見まで、または未発見の時点までの経緯を時系列で残したい

紛失顛末書テンプレート(Word・A4縦)

紛失顛末書テンプレート(Word・A4縦)
対応形式:Word(A4縦)
紛失時に書きたい紛失対象の特定/最終確認/経緯(時系列)/探索・確認状況/報告・連絡/原因/再発防止策を1枚で整理するフォーマットです。

含まれる項目:提出先/提出日/作成者/紛失物(識別情報)/機密区分/最終確認(日時・場所)/影響範囲/経緯(時系列)/探索・確認状況/報告・連絡履歴/原因(直接・背景)/再発防止策/承認欄

紛失顛末書・始末書・紛失届・紛失報告書の違い

紛失顛末書
何を紛失したのか、最後に確認した日時・場所、その後にどう探したか、誰に連絡したかを整理して伝える文書です。事実関係を順番に並べる書類なので、謝罪文よりも報告書に近い形です。

紛失始末書
自分の不注意について謝罪し、反省と再発防止を中心にまとめる文書です。特に社員証・鍵・カード類など、管理責任が重く見られやすい物品では始末書を求められることがあります。

紛失届
貸与品や備品をなくした事実を、社内の担当部署へ届け出るための書類です。細かい原因分析よりも、紛失した物、日時、場所、届出者を記録する意味合いが強いですね。

紛失報告書
紛失の状況を上長や管理部門へ共有する書類です。会社によっては、紛失顛末書とほぼ同じ意味で使うこともあります。

謝罪文としての提出を求められている場合は、
紛失時の始末書テンプレートを参照してください。

この紛失顛末書テンプレートで対応しやすいケース

  • 書類の紛失(契約書・申請書・名簿・請求書・回収書類など)
  • 物品の紛失(名刺・USB・端末・備品・持ち出し資料など)
  • データの紛失(保存ミス・誤削除・媒体紛失・バックアップ漏れなど)
このページで扱うのは「経緯整理」が中心です
名刺を外出先で紛失した、持ち出したUSBが見当たらない、回収した書類が一部不足していた――こうしたケースで、いつ気づき、どこまで確認し、誰へ報告したかをまとめたいときに向いています。
逆に、社員証や鍵の紛失で反省文・謝罪文として出すよう指示されている場合は、始末書の形式の方が通りやすいことが多いです。

紛失顛末書の記入例

書類を紛失した場合の記入例

令和〇年〇月〇日、〇〇株式会社へ訪問した際に持参した契約書控え1部について、帰社後の確認時に所在不明であることが判明しました。
同日17時頃、鞄の中、社用車内、執務机、共有棚を確認しましたが、発見には至っておりません。訪問先にも電話で確認し、応接室および受付周辺に残置物がないことを確認済みです。
現時点で第三者への流出は確認されていませんが、書類に取引先名と契約内容の一部が含まれていたため、上長へ報告し、管理部門へ状況を共有しました。今後は外出時の持ち出し書類を一覧化し、帰社時に担当者と照合します。

名刺を紛失した場合の記入例

令和〇年〇月〇日、展示会会場から帰社した後、交換した名刺を入れていた名刺ケースが見当たらないことに気づきました。最後に確認したのは、同日15時頃、会場内の商談スペースです。
会場の受付、利用したタクシー会社、社内の机周辺を確認しましたが、現在まで発見されていません。名刺には氏名、会社名、部署名、連絡先が記載されていたため、上長へ報告し、関係先への連絡要否を確認しています。
今後は、外出先で受け取った名刺をその場で封筒にまとめ、帰社後すぐに保管場所へ移す運用に改めます。

USBを紛失した場合の記入例

令和〇年〇月〇日午前、社内会議で使用したUSBメモリについて、午後の資料整理時に所在不明であることが判明しました。最後に使用した場所は第2会議室で、会議終了後にノートPCから取り外した記憶があります。
会議室、机周辺、ロッカー、持ち帰り用バッグを確認しましたが、発見されていません。USB内には社内資料が保存されていたため、情報システム担当へ連絡し、保存内容と影響範囲の確認を進めました。
今後はUSBの持ち出しを原則控え、やむを得ず使う場合は管理番号付きの媒体を使用し、使用後に返却確認を行います。

紛失顛末書作成時の注意点(テンプレ補足)

  • 紛失対象を具体化し、名称だけでなく管理番号・件名・特徴・数量なども分かる範囲で記載します
  • 最終確認(いつ/どこで)から、紛失に気づくまでの流れを先に整理します
  • 探索・確認状況は「机・車内・訪問先・共有棚・関係者確認」など、実際に行ったことを短く並べます
  • 連絡履歴は、上長・管理部門・取引先など、誰に何を伝えたかが分かる程度でまとめます
  • 再発防止策は抽象的にせず、持ち出し記録・返却確認・保管場所固定・ダブルチェックなど、次回から実行する内容に絞ります
ありがちな失敗:探した場所だけを書いてしまう
紛失顛末書では「机を探した」「車内を確認した」だけだと、読み手が状況を追いにくいです。現場では、最終確認の場所が抜けていて、あとから上長に聞き返されることがあります。少し面倒でも、最後に見た場所 → 紛失に気づいた時刻 → 探した場所 → 連絡した相手の順で書くと、読み手の頭にすっと入ります。
Bizroute編集部でテンプレートを確認したときの補足
紛失顛末書は、項目を増やしすぎると書く人が止まってしまいます。特に、急ぎで提出する場面では、午前中の外出先や帰社直後の記憶をたどりながら書くことが多いはずです。

そこで、このテンプレートでは「経緯」「探索状況」「報告・連絡」「再発防止策」を分け、後から読み返しても流れが分かる形にしています。

よくある質問(FAQ)

Q. 顛末書に紛失の経緯を書くときは、何から書けばいいですか?

A. まず、何を紛失したのか、最後に確認した日時と場所、紛失に気づいたタイミングを書きます。その後に、探した場所、連絡した相手、現在の状況、再発防止策の順で整理すると、読み手が流れを追いやすいです。

Q. 紛失顛末書と紛失報告書は同じですか?

A. 会社によって呼び方が違うことがあります。紛失顛末書は、紛失の経緯や原因、対応、再発防止策まで整理する文書です。紛失報告書は、紛失した事実や現在の状況を報告する意味で使われることが多いです。

Q. 名刺を紛失した場合は、顛末書と始末書のどちらですか?

A. 名刺の枚数、個人情報の扱い、会社のルールによって変わります。経緯や探索状況を報告するだけなら顛末書で足りることがありますが、管理不備への謝罪や反省を求められている場合は始末書の形式が合います。

Q. 社員証や鍵の紛失でも、このテンプレートを使えますか?

A. 経緯整理の用途では使えます。ただし、社員証・鍵・セキュリティカードなどは管理責任が重く見られやすく、始末書の提出を求められることもあります。その場合は、始末書テンプレートを使う方が自然です。

Q. 紛失物が見つかっていない場合でも顛末書は出せますか?

A. 出せます。見つかっていない場合は、未発見であること、探した場所、確認した相手、今後の対応予定を書きます。発見後に必要であれば、追記や再提出を行う形でもよいでしょう。

Q. 「紛失」と「盗難」の可能性が両方ある場合も使えますか?

A. はい。まずは最終確認、移動経路、探索状況、連絡履歴など、事実関係を整理する目的で使えます。盗難の可能性がある場合は、社内規程に沿って担当部署へ報告し、必要に応じて警察への相談も進めてください。

Q. 紛失物の管理番号が分からない場合はどう書けばいいですか?

A. 名称、色、形、件名、保存していた場所、関連する案件名など、特定につながる情報を分かる範囲で書きます。後から判明した情報があれば、追記すれば問題ありません。

まとめ|紛失顛末書テンプレートは「経緯整理」に向いています

紛失が発生したときは、何をなくしたかだけでなく、最後に確認した日時・場所、その後にどう探し、どこまで報告したかを整理しておくと、社内確認が進みます。

本ページの紛失顛末書テンプレート(Word)は、書類・物品・データの紛失について、事実関係と対応の流れをまとめたい場面に向いています。謝罪や反省文として提出する場合は、始末書テンプレートの利用もあわせて検討してください。