示談書は、事故やトラブルが起きたあとに、「どう解決するか」を当事者同士で確認し、書面にまとめたものです。
このページでは、示談書テンプレートと基本的な書き方を紹介しています。まず形をつかみたいときの入口として使いやすい内容です。
示談書テンプレート
示談書は、何について話し合ったのかによって書き方がかなり変わります。事故なのか、物損なのか、金銭の支払いがあるのかでも入れる内容が違ってきます。
そのため、テンプレートはそのまま使うというより、今の事情に合わせて手直ししながら使う形になります。
事故の示談書
一般的な事故を想定した示談書テンプレートです。発生日、場所、事故の状況、合意した内容を書ける、基本的な形にしています。
金銭の支払いがある場合は、その条件を本文の中に入れてもかまいませんし、金額や支払期日を別項目で分けても見やすいです。あとで確認するときは、分けてあるほうが追いやすいこともあります。
傷害事件の示談書
傷害事件で、金銭の支払いを含めて話をまとめる場合の示談書テンプレートです。発生日や場所、示談の内容を書き分けやすいよう、項目ごとに整理しています。
サンプルには、示談金の支払い、今後の請求に関する扱い、今後の対応についての条件などを入れています。こうした部分は言い回しひとつで受け取り方が変わることもあるので、使うときは内容をそのまま写さず確認したほうが安心です。
不貞行為に対する示談書
不貞行為に関する話し合いで、慰謝料の支払いを含めて合意する場合の示談書テンプレートです。慰謝料の金額、振込先、支払期日、今後の接触に関する取り決めなどを書き込める形にしています。
感情が強く動いている場面では、条件を口頭でまとめたつもりでも後から食い違いやすいです。金額だけでなく、連絡方法や接触の扱いまで文面でそろえておくと見返しやすくなります。
物損の示談書
物損について話をまとめるときの示談書テンプレートです。事故の日時や場所、どのような損害が出たか、どのように解決するかを書ける内容になっています。
損害賠償金を振り込む場合は、金額だけでなく、振込先や期限まで入れておくと後でズレにくくなります。
詐欺事件の示談書
詐欺に関するトラブルで使う示談書テンプレートです。発生日時や場所、当事者間で合意した内容を書き込めるようにしています。
短い文面でも作れますが、あとで争いになりそうな点は、曖昧にせず入れておいたほうが無難です。
示談書の簡単な書き方
示談書には、これでなければならないという決まった形はありません。紙で作っても、Wordで整えてもかまいません。ただ、何を書いてもいいわけではなく、抜けやすい項目はいくつかあります。
書くべき内容が足りないと、あとから「どこまで合意したのか」が見えにくくなります。トラブルが長引いたときに困りやすいので、最低限の項目は押さえておいたほうが安心です。
示談書を簡単にまとめる場合は、まず次の内容を入れる形が一般的です。
※実際には、トラブルの内容によって入れる項目は変わります。
- トラブルの内容
- 示談の内容
- 示談金、慰謝料の支払い条件
- 作成年月日
- 加害者の住所、氏名、捺印
- 被害者の住所、氏名、捺印
各項目の解説
- トラブルの内容
- 示談の内容
- 示談金、慰謝料の支払い条件
- 作成年月日
- 加害者の住所、氏名、捺印
- 被害者の住所、氏名、捺印
示談の前提になった出来事を書きます。いつ、どこで、何が起きたのかが見えるようにしておくと、あとから見返したときに別件と混ざりにくくなります。
そのトラブルを、最終的にどう収めるのかを書きます。金銭の支払いで終えるのか、謝罪や接触禁止など別の条件を付けるのか、この部分が示談書の中心になります。
金額だけでなく、いつまでに、どの方法で支払うのかまで入れておきます。ここがあいまいだと、合意したあとにまた揉めやすいので、振込日や回数まで書いておくと安心です。
示談書を作った日付を記入します。西暦でも和暦でも大丈夫ですが、文書の中で混ざらないようにそろえておくと見た目も落ち着きます。
加害者側の住所、氏名を記載し、署名や押印を行います。誰が内容に同意したのかを明確にするための欄です。
被害者側も住所、氏名を記載し、署名や押印を行います。双方の確認がそろっていることを文面上でも残しやすくなります。
実際の示談書の記入例
以下は、交通事故を想定した示談書の記入例です。
任意保険に入っている場合は、保険会社が示談交渉に入ることも多く、自分で書面を作らないケースもあります。ただ、保険を使わないときや、当事者同士で話をまとめる必要があるときは、示談書を作る場面も出てきます。
よくある質問(FAQ)
まとめ
いくつかの示談書テンプレートを紹介しましたが、示談書は署名や押印をして取り交わすと、あとから見返される前提の文書になります。軽いメモのつもりで書くと、思わぬところで引っかかることがあります。
作るときは、金額や支払期日だけでなく、どこまでで解決とするのかまで落ち着いて確認しておきたいところです。相手から示談書を出された場合も、その場で急いで決めず、一度読み直したほうが安心です。
自分だけでは判断しにくい内容であれば、第三者や弁護士に見てもらう方法もあります。特に条件が複雑なときは、そのひと手間でかなり違ってきます。
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