金種表とは、現金の取り扱いにおいて、紙幣や硬貨の種類ごとに数量を記録し、現金の総額を計算するための表です。

主に会計や現金管理の現場で使用され、小口現金の管理、給与の現金支給、銀行への預金や引き出し時など、正確な現金の把握が必要な場面で活用されます。

今回紹介するエクセル金種表テンプレートは、金額を入力するとエクセル関数で自動的に金種別に枚数を計算します。

金種表の役割

金種表を使うことで、現金の取り扱いに関するミスを減らし、効率的かつ正確に現金管理を行うことが可能になります。

また、金種別に現金残高を明確に把握できるため、必要な紙幣や硬貨を迅速に準備することができます。

金種表の記入例

金種表は、紙幣と硬貨の種類ごとに数量を記録し、合計金額を算出するために使用されます。以下は、ある日の現金売上を記録した金種表の一例です。

種類 数量 単位 金額
10,000円 5枚 50,000円
5,000円 10枚 50,000円
1,000円 20枚 20,000円
500円 30枚 15,000円
100円 50枚 5,000円
50円 100枚 5,000円
10円 150枚 1,500円
5円 200枚 1,000円
1円 500枚 500円
合計 148,000円

この例では、各種類の紙幣と硬貨を数え、それぞれの数量を記入しています。その後、各行の金額を計算し(数量×単位)、最後に全ての金額を合計して総額を算出しています。

 

エクセル金種表テンプレート

エクセル金種表テンプレート3種を紹介します。アンケートやユーザー登録なしで無料ダウンロード可能です。

シンプル

入力した金額に対する金種を自動計算してくれるシンプルな金種表テンプレートです。オリジナルの金種表を作る場合のたたき台としても利用できます。

金種表テンプレート01

No.氏名欄あり

シンプル版の金種表テンプレートと同じですが、こちらはNo.と氏名欄があるので給与や経費精算などで支払いをするときに金種を把握する目的で使用できます。

金種表テンプレート02

持込、払出用

持込と払出の金種を桁を合わせて入力するタイプの金種表テンプレートです。A4用紙横サイズで印刷します。自動で計算しませんので手動で記入する必要があります。

金種表テンプレート03

まとめ

エクセルで自動計算してくれる金種表のテンプレートを紹介しました。

金種表は、経費精算や現金の把握の場合に使用されますが、金額を金種ごとに管理することで現金管理のミスをなくすことができます。