営業活動の成果を高めるためには、日々の行動を記録・分析・改善することが欠かせません。
私はこれまで営業組織の仕組み化や顧客管理の改善に携わってきましたが、日報をうまく活用できているチームほど営業成績の安定・売上アップにつながっていました。
本記事では、すぐに使える営業日報テンプレート(エクセル形式・無料DL可)とともに、営業現場で成果を出すための効果的な書き方・活用法を解説します。
営業日報テンプレート(無料エクセルDL)
エクセルで使える営業日報テンプレートを4種類用意しました。取扱商品や対象顧客(法人・個人)によって最適なフォーマットを選べます。
営業日報とは?(基本と役割)
営業日報とは、営業担当者が1日の活動内容を顧客情報・商談記録・進捗管理の形でまとめる書類です。 日報を活用することで「個人の振り返り」「チーム共有」「マネジメント」「経営判断」に役立ちます。
営業日報の目的
・成果を出している営業手法の共有
・顧客管理・商談履歴の蓄積
・マネジメントの指導資料
・将来の営業戦略の基礎データ
営業日報の重要性
営業日報は営業成績向上の基盤です。自己分析、チーム全体の営業力強化、経営層への報告、トラブル防止といった多方面の役割を果たします。
営業日報を書くコツと効果的な書き方
効率的に書くポイント
・決まったフォーマットを使うと、迷わず短時間で日報を仕上げられる
・数字や具体的な事例を盛り込むと、誰が見ても状況が分かりやすくなる
効果的な書き方の例
具体的に書く:「顧客A社と新規事業に関する商談を行い、提案に関する質問を3件受けた」
→ 具体的な社名・内容・件数を入れると、状況が明確になります。
客観的に書く:「顧客は提案資料に強い関心を示し、複数の具体的質問を行った」
→ 感想ではなく事実ベースで書くことで、誰が読んでも同じ理解ができます。
簡潔にまとめる:「午前:顧客訪問、午後:提案資料作成」
→ 時系列で要点だけをまとめると、読み手が短時間で内容を把握できます。
売上アップに繋げる営業日報の活用法
営業日報は「ただの記録」で終わらせず、次の成果に繋げる改善のツールとして使うことが大切です。 書き方を工夫すれば、自分の営業スタイルを振り返り、売上アップにつながるヒントを得られます。
活用のポイント
・うまくいった点/課題となった点を整理し、次回に活かす
・最後に次の行動計画を書いて、翌日の営業に直結させる
具体的なイメージ
例1:
「商談で資料の説明に時間をかけすぎた → 次回は要点だけを3分以内にまとめる」
例2:
「顧客が提案に興味を示した → 次回は関連する実績データを準備する」
このように、日報を「反省・整理・計画」の流れで書くと、毎日の小さな改善が積み重なり、チーム全体の営業力向上・売上増加につながります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
営業日報は、とにかく書けばいいという意識で惰性で作成しているという人もいるでしょう。しかし、本来は、日報を書くことで良い営業方法の共有したり、トラブルや問題があったとき別のメンバーが同じことしないように注意の役割も果たします。
営業日報を丁寧に書くことで、自身の営業方法を振り返ってもっと効率のよい営業方法がみつかることもあります。そのため、営業報告書の良いフォーマットを見つけて、自分とチームが使いやすい書式をつくりましょう。