Windows10の初期状態ではファイルの拡張子は表示されません。

通常はファイルの拡張子を表示する必要はありませんが、パソコンを整理する場合や、セキュリティの観点から拡張子を表示したいときもあります。

この記事では、Windows10でファイルの拡張子を表示させる方法について解説します。

Contents

Windows10で拡張子を表示させる

Windows10でファイルの拡張子を表示させる方法は2つあります。1つはコントロールパネルから行う方法、もう一つはエクスプローラーのオプションから行う方法です。どちらも機能として代わりありませんので、覚えやすい方法で設定してください。

コントロールパネルから拡張子を表示

  1. 検索ボックスで[control]と入力してEnterキーを押す
  2. [コントロールパネル]ウインドウでデスクトップを選択
  3. [デスクトップのカスタマイズ]でエクスプローラーのオプションを選択
  4. [エクスプローラーのオプション]ダイアログで[表示]タブを選択
  5. [登録されている拡張子は表示しない]チェックボックスのチェックをはずす
  6. [OK]ボタンを押して終了する

※拡張子を再度非表示にしたい場合は、同じ要領で5.の[登録されている拡張子は表示しない]のチェックをして[OK]を押します。

エクスプローラーから拡張子を表示

  1. エクスプローラーを起動する
  2. メニューの[表示]タブを選択
  3. [ファイル名拡張子]チェックボックスのチェックをいれる

以前のWindowsで拡張子を表示させる方法

Windows8やWindows7といった、Windows10以前のOSで拡張子を表示する方法は以下のとおりです。

Windows8.X

  1. コントロールパネルを起動
  2. [デスクトップのカスタマイズ]を選択
  3. [デスクトップのカスタマイズ]から[フォルダーオプション]を選択
  4. [フォルダーオプション]ダイアログボックスで、[表示]タブを選択
  5. [登録されている拡張子は表示しない] を選択解除して、[OK]をクリック

※拡張子を再度非表示にしたい場合は、同じ要領で5.の[登録されている拡張子は表示しない]のチェックをして[OK]を押します。

Windows7、Vista

  1. [スタート]ボタンをクリックして [コントロールパネル]を起動
  2. [コントロールパネル]ウインドウで、[デスクトップのカスタマイズ]をクリック
  3. [デスクトップのカスタマイズ]ダイアログの[フォルダーオプション]をクリック
  4. [フォルダーオプション]ダイアログボックスで、[表示]タブを選択
  5. [登録されている拡張子は表示しない] を選択解除して、[OK]をクリック

※拡張子を再度非表示にしたい場合は、同じ要領で5.の[登録されている拡張子は表示しない]のチェックをして[OK]を押します。

WindowsXP

  1. [スタート]ボタンをクリックして [コントロールパネル]を起動
  2. [デスクトップの表示とテーマ]を選択
  3. [フォルダ オプション] をクリック
  4. [フォルダオプション]ダイアログボックスの[表示]タブをクリック
  5. [詳細設定]で、[登録されている拡張子を表示しない]のチェックをはずす
  6. [OK]ボタンをクリック

※拡張子を再度非表示にしたい場合は、同じ要領で5.の[登録されている拡張子は表示しない]のチェックをして[OK]を押します。

ファイルの拡張子で種類がわかる

ファイルの拡張子とは、ファイルの種類をわかりやすくするためにファイルの末尾につける文字列です。Windowsでは通常3文字を.(ドット)の後ろにつけるのが慣例になっています。

また、拡張子は、プログラムと関連付けることでダブルクリックしただけで関連させたプログラムとともに実行できるようになっています。

拡張子とプログラムの関連付けは、Windowsに最初から設定されていたり、アプリをインストールしたとき自動的に設定されるためユーザーが意識する必要はありません。(自分で設定することもできます)

実際には、ファイルの種類と拡張子は必ずしもイコールではありませんが通常はファイルの種類に合った拡張子をつけることが普通です。例えば .txtのファイルならメモ帳で開く、.jpgなら画像編集ソフトで開きます。

初期状態のWindows10ではファイル拡張子を表示されず、非表示になっています。しかし、ユーザーが自分でオプションを切り替えて拡張子を表示することもできます。

拡張子を表示させるメリット

拡張子は、セキュリティの観点から表示させるメリットがあります。

例えば、誤って不明なファイルをダウンロードしてしまった場合、拡張子を表示していないとそのファイルがどんなファイルなのか種類を特定できません。

fooo.jpg.exeやfooo.doc.exeなどウイルスやマルウェアなどは実行ファイルになっていることが多く、拡張子を表示していないとfooo.jpgやfooo.docのように見えることから画像ファイルやワードファイルだと勘違いして実行してしまいます。

拡張子を表示している場合は、fooo.jpg.exeやfooo.doc.exeなどと表示されるため明らかに怪しいファイルだと気がつく人がほとんどでしょう。