Windows10で日本語を入力する際に、入力できなくなることがあります。そして右下の「通知領域」には、丸に×マークで「IMEが無効です」というメッセージが表示されます。」

今回は、この「IMEが無効です」というメッセージが出る原因と対処方法について紹介します。
「IMEが無効です」の原因と対処方法
Windows10の右下にある通知領域に「IMEが無効です」というメッセージが出る原因はいくつかあり、アプリの問題であったり、Windows10とアプリとの相性などで起こることがあります。
「IMEが無効です」が表示される原因としては以下のようなものがあります。
・アプリやサイトの制御
・アプリの不具合
・Microsoft IMEの不具合
Windows10が一時的に不安定
Windows10を使い続けていると、残ったメモリや終了できなかったアプリなどが蓄積され不安定になることがあります。
この不安定な状態にIMEの機能が影響を受けて日本語入力が正常に作動しないことがあります。その場合の対処方法は、Windows10を完全シャットダウンで再起動します。
Windows10の完全シャットダウンのやり方
1.「スタート」ボタンをクリックし、表示されたメニューから「電源」をクリック

2. キーボードの「Shift」キーを押しながら再起動をクリック

3. オプションの選択画面が表示されるので「PCの電源を切る」をクリック

これでWindows10を完全シャットダウンで再起動できました。
アプリやサイトの制御
一部のアプリケーションやインターネットを使用中に「IMEが無効です」が表示される場合、ひらがなの入力を意図的に制限していることがあります。
これは、パスワードなど日本語を入力してほしくないためにわざと設定しているので「IMEが無効です」となる状態が正常です。
別のアプリやサイトで正常に日本語入力ができるなら気にしなくていいでしょう。

アプリの不具合
特定のアプリだけIMEが無効で日本語入力ができない場合は、アプリケーション側の不具合の可能性があります。
別のアプリでは問題なく日本語入力ができる場合は、問題があるアプリのアップデートや再インストールを試してください。問題が解消される場合があります。
アプリの最新のアップデートがあるかどうかは、そのアプリの公式ホームページで確認します。
インストールしたアプリの問題
ウイルススキャンソフトのような常駐型のアプリの場合、Windows10との相性が悪くIMEがおかしくなる場合があります。
最近インストールしたアプリがある場合、そのアプリの起動を止めるかアンインストールすることで正常に戻ることがあります。
別の日本語入力ソフトを使う
上記の対処方法でも、原因がわからずにIMEが使用できない状態であるならWindows10に標準でついているMicrosoft IMEをやめて別の日本語入力ソフトを使うという方法もあります。
Google 日本語入力
Googleから出ている日本語変換システムで絵文字や顔文字が使用できるほか豊富な入力支援ができます。無料で利用できるので、辞書などの追加機能が不要ならばこちらで試してみるといいでしょう。

ATOK
MS-DOS時代から一太郎付属の日本語入力ソフトとして愛されてきたATOKは、いまでも変わらず使い続けている人もいます。豊富な経験がある変換システムで辞書や翻訳とも連携できます。

これらの日本語入力ソフトは、インストール後にMicrosoft IMEからすぐに切り替えられるので、面倒な設定はありません。

EXCELでIMEが使用できない場合の対処法
インターネットでダウンロードしたテンプレートや、会社で他の社員から渡されたエクセルファイルが日本語入力できない場合があります。
作成者が入力を制限するために日本語入力を無効にしているので、データの入力規則でこの制限を解除します。
2. データメニューの「データの入力規則」を選択

3. 「日本語入力」タブを選択
4. 日本語入力ドロップダウンリストから「コントロールなし」を選択

5. ダイアログを閉じる
これでエクセルの日本語入力できないセルを解除することができます。
その他のアプリでIMEが使用できない場合
EXCEL以外のアプリで日本語入力ができない場合、アプリのマニュアルやインターネットで日本語入力の制限機能がないか調べてみてください。
ソフトの機能でIMEが制限されている可能性があるのでそれを解除することで使用できるようになります。