エクセルで組織図を作るなら、最短はSmartArtです。細かく配置を整えたいときは図形、罫線だけで簡単に作りたいときはセルを使う方法が向いています。
このページでは、線をまっすぐそろえるコツ、階層の増やし方、表から作るときの考え方までまとめています。
どの方法で作るか迷ったときの選び方
見た目を細かく整えたいなら図形、罫線だけで簡単にまとめたいならセルと罫線が向いています。「一から作るのは面倒」「すぐ形がほしい」という場合は、テンプレートから直した方が早いことも多いです。
| 方法 | 向いているケース | 特徴 |
|---|---|---|
| SmartArt | まずは早く作りたい / 標準的な組織図で足りる | いちばん手早いです。階層追加もしやすい一方、細かいレイアウト調整はやや苦手です。 |
| 図形 | 線をまっすぐ整えたい / デザインを調整したい | 自由度が高く、見た目を整えやすいです。配置の手間は少し増えます。 |
| セルと罫線 | 罫線ベースで簡易に作りたい / 図形をあまり使いたくない | 軽く作れます。調整もしやすいですが、見た目の自由度はやや限定的です。 |
| テンプレート | すぐ使いたい / 一から作る時間がない | 最初から枠があるので早いです。部署名や役職名だけ差し替えたいときに向いています。 |
エクセル組織図の作り方は3パターン
- SmartArtで作る方法
- 図形(オートシェイプ)で作る方法
- セルと罫線で作る方法
SmartArtで組織図を作成する手順
SmartArtは、エクセルで組織図を作る方法の中ではいちばん早いです。まず形を作ってから調整したいときは、この方法から入るのが楽です。
・標準的な組織図を短時間で作りたい
・部署や役職を後から増やす可能性がある
・見た目をゼロから作るより、まず全体の形を作りたい
STEP1:SmartArtを起動
空白のシートから、 [挿入] メニューの [SmartArt] をクリックすると、SmartArtのダイアログボックスが表示されます。

SmartArtで選べる組織図は、左側の[階層構造] グループをクリックします。
組織図用のサンプルが表示されるので、使用したいものを選択します。

STEP2:組織の要素入力と階層調整
組織図を選択すると、リスト形式でテキストを入力できるようになります。階層は後で修正できるので、まずは必要な要素をすべて入力していきます。

組織の要素を入力したら、階層を正しく修正します。
組織の要素は後で追加することが可能です。
階層の修正は、リストから行います。修正したいボックスの文字を右クリックして、メニューから移動場所を選びます。

SmartArtは、役職名や部署名をあとから足しやすいのが便利です。
「部下を1人増やしたい」「課を追加したい」といった修正は、最初から図形を並べ直すよりかなり楽です。
一方で、表のデータをそのまま自動で組織図に変換する感覚ではなく、一覧を見ながら順番に入れていくイメージです。
STEP3:色やレイアウトをカスタマイズ
組織図ができたら、次にレイアウトや色を変更します。レイアウトは組織図のSmartArtを選んだ状態で、メニューの
「デザイン」→「レイアウトの変更」
色は、同じくメニューの
「デザイン」→「色の変更」
から行います。

これでSmartArtで組織図を簡単に作成できました。

図形(オートシェイプ)で作る組織図の手順
続いて、図形を使って組織図を作る方法です。線をまっすぐ見せたい、ボックスの位置を細かく調整したいときは、この方法が向いています。
STEP1:図形を挿入する
挿入→図形から長方形もしくは、角丸の長方形を選択してセルに挿入します。

長方形のサイズは後から変更できますが、コピーして同じ大きさのボックスを作った方が効率がいいのでできるだけ最初にサイズを決めてしまった方がいいです。
STEP2:図形を整列・コピー
組織図を構成する要素を作ります。最初に作ったボックスをコピーして、貼り付けていきます。
ボックスをコピーする方法は、コントロールキーを押しながらボックスの図形を選択し、コピーしたい場所にドロップします。

貼り付ける前にセルを選択しておくと、選択したセルの左上に合わせられます。
線を引く前にボックスをずれなく並べます。
ボックスがずれてしまうと線がまっすぐに引けず、見た目がかなり崩れます。

図形をそろえる方法は、手動で行わずに書式→配置を使います。
1. そろえたい図形をコントロールキーを押しながら選択していきます

2. メニューに描画ツール[書式]が表示されるので、それをクリックします。
![Excelの描画ツール[書式]メニューの表示画面](https://exia.co.jp/bizroute/wp-content/uploads/clipart4.png)
3. 「書式」メニューの「配置」を選択して、図形をそろえます。

今回は「上揃え」で整列させ、このようになりました。
ボックスの整列については以下のページを参考にしてください。
オブジェクトを整列または配置する
STEP3:線を引き、テキストを追加
ボックスをキレイに配置できたら、最後に線を引きます。線は「挿入」→「図形」から直線を選びます。

最後に図形に文字を入力します。
図形に文字を入力するには、図形を選択し右クリックから「テキストの編集」を選びます。

これで図形(クリップアート)による組織図が完成しました。
独自のカラーやタイトルなどを設定してください。
セルと罫線で作る組織図の手順
組織図の作成で一番簡単なのが、セルと罫線を使って組織図を作る方法です。図形をあまり使いたくないときや、シート上で軽く作りたいときに向いています。
STEP1:セルを正方形にする
セルを小さい正方形の方眼紙状態にします。
正方形にすると、図形がつくりやすく、罫線をキレイに引くことができます。

正方形のサイズは組織図のボックスの量で決めます。作りたい組織図ボックスが多ければサイズの小さい正方形、組織図ボックスが少なければ正方形のサイズを大きくした方が扱いやすいです。
今回は、縦x横を20ピクセルでやってみます。
1. 左上の「すべて選択ボタン」をクリック

1.2 [ホーム] タブの [セル] グループで、[書式] をクリック
![[ホーム] タブ [セル] グループ[書式] ボタン](https://exia.co.jp/bizroute/wp-content/uploads/sosikizu_excel_all2.png)
1.3 [セルのサイズ] の [列の幅の自動調整] をクリックしてサイズを入力
STEP2:ボックスの作成と罫線の引き方
セルを選択して好きな大きさの組織図の各要素のボックスを作ります。
図形のサイズは自分の組織図の要素によって変更しますが、必ず偶数個のセルを結合させます。
セルを偶数個にしておくと、罫線を真ん中で引くことができるためです。

ボックスを選択した状態で右クリックし「セルの書式設定」からボックスの枠をつくります。

セルの書式設定ダイアログから、線種を選んで「外枠」で囲みます。

同じ要領で組織図の要素数分のボックスをつくり並べます。ボックスの結合は、この段階でしてしまってもかまいません。もちろん後で結合してもOKです。

STEP3:罫線で接続して完成
各ボックスを罫線でつなぎます。偶数個のボックスを作成すれば罫線をボックスの真ん中にひくことができます。

最後に各ボックスに文字を入力していきます。お好みでボックスに色をつけてかっこよくしてください。
これで、セルと罫線で組織図が完成です。

エクセル組織図の作成でよくある失敗と注意点
- 図形が揃わず、線が曲がって見える:手動で合わせず、「配置」を使って先にボックスをそろえると整います。
- SmartArtで階層がずれる:最初に全部入力してから、あとで親子関係を直す方がやりやすいです。
- セルと罫線で中央が合わない:ボックスは偶数個のセルで作ると、真ん中に線を通しやすくなります。
- 表の一覧からそのまま自動生成できると思っていた:Excelだけで完全自動というより、一覧を見ながら整えていく作り方に近いです。
- 印刷時に切れる:印刷範囲の設定や余白の調整を最後に確認した方が安心です。
自作が大変ならテンプレートを使う
自作が難しい方は、ある程度つくられた組織図のひな形を使うことで時間短縮になります。
部署名や役職名を入れ替えるだけで済むなら、その方が早いこともあります。
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よくある質問(FAQ)
まとめ|まずはSmartArt、こだわるなら図形でもOK
今回は、エクセルで組織図を作る3つの方法を紹介しました。
まず形を早く作りたいならSmartArt、線や配置をきれいに整えたいなら図形、シート上で簡易に作りたいならセルと罫線、という考え方で選ぶと迷いにくいです。
一から作るのが大変な場合は、テンプレートから直した方が早いこともあります。作りやすさと直しやすさの両方で選ぶと、あとで困りにくいはずです。