備品リスト・備品管理表・備品購入リストのExcelテンプレートを5種類、無料で配布しています。社内備品の台帳、購入依頼の取りまとめ、貸出・返却の記録、棚卸の現物確認、1品ごとの履歴管理。使う場面に近いものを選んでください。
配布形式Excel(.xlsx)A4・1枚に収まる印刷設定済み各ファイルに記入例シート付き登録不要

備品リスト・備品管理表テンプレート5種類

備品管理台帳テンプレート(Excel・A4横)の記入例
基本の備品台帳

① 備品管理台帳(A4横)

形式ExcelA4横30行
社内の備品を一覧で管理。管理番号・保管場所・取得額・状態を記録します。状態はプルダウンで選べ、廃棄済はグレー表示です。

備品購入リストテンプレート(Excel・A4横)の記入例

② 備品購入リスト(A4横)

購入依頼から発注・入荷までを1枚で追う表です。金額は自動計算、承認待ち・未入荷の件数を上部に集計。入荷後に台帳へ載っていない行は色で知らせます。
Excel|A4横|30行
備品棚卸チェックリストテンプレート(Excel・A4縦)の記入例

③ 備品棚卸チェックリスト(A4縦)

印刷して現場で使う確認表です。台帳数と現物数の差異を自動表示し、差異の処理(修正日・承認者)を書く欄を付けています。
Excel|A4縦|32行
備品個別台帳(受払記録)テンプレート(Excel・A4縦)の記入例

④ 備品個別台帳・受払記録(A4縦)

1品につき1シート。購入・貸出・返却・修理・廃棄の履歴と在庫数を残します。高額な機器や、数量の出入りがある予備品向けです。
Excel|A4縦|30行
備品貸出簿テンプレート(Excel・A4横)の記入例

⑤ 備品貸出簿(A4横)

複数の備品の貸出・返却を1枚で記録。返却予定日を過ぎて未返却の行は赤く表示します。管理番号を選ぶと備品名が自動で入ります。
Excel|A4横|30行
最初に選ぶなら

まず①の台帳から。購入依頼が月に何件も来るなら②、共用品の貸し出しがあるなら⑤、年1回の棚卸には③を足していく順番がおすすめです。④は1台ごとの履歴を残したい備品だけで十分です。消耗品(コピー用紙・文具など)は在庫管理表テンプレートのほうが向いています。

備品購入リストは「状態」と「台帳登録」の2列で回す

状態依頼から入荷までを追う
台帳登録入荷後の登録漏れを確認

購入リストで一番大事なのは、各依頼がいまどこで止まっているかです。テンプレートの状態欄は「依頼中→承認待ち→承認済→発注済→入荷済」と、見送りの6つにしてあります。承認済と発注済を分けているのは、承認が下りたあとの発注漏れが一覧で見えるようにするためです。

もうひとつの「台帳登録」欄は、入荷した備品を①の台帳に載せたかどうかの印です。台帳と現物のズレは、買ったのに台帳に載せていないところから始まることが多いので、入荷済なのに「済」になっていない行はオレンジで表示されます。消耗品は「対象外」を選んでください。

単価は1点あたりで入れます。次の章のとおり、経理上の扱いは合計額ではなく1点ごとの取得価額で決まるためです。単価10万円以上の行は黄色で表示されます。

台帳に載せる範囲は「1点の取得額」で線を引く

備品をどこまで台帳に載せるかは、取得額で決めると迷いません。基準になるのは経理上の扱いと、毎年1月1日時点の資産を1月31日までに市区町村へ届け出る償却資産の申告です。

1点の取得額 主な経理処理 償却資産の申告
10万円未満 購入した年に全額経費 不要
20万円未満 一括償却資産(3年で均等に償却) 不要
40万円未満 中小企業者等の特例で全額経費(年合計300万円まで) 必要
上記以外 通常の減価償却 必要
※特例の上限は2026年4月1日以後に取得した資産から40万円未満(それまでは30万円未満)。どの処理を選ぶかは会社ごとに異なるので、経理・顧問税理士に確認してください。

つまり、特例で経費にした備品でも申告の対象として残ります。廃棄や移動が台帳に反映されていないと、申告と実物が合わなくなります。10万円以上の備品は取得額を必ず書き、捨てたときも行を消さずに「廃棄済」にしておくのがおすすめです。10万円未満でも、貸し出す物や紛失すると困る物は台帳に載せておくと棚卸が楽になります。

棚卸で差異が出たときの決め方

③のチェックリストは、①の台帳から管理番号・備品名・保管場所・数量を貼り付け、印刷して使います。現物数を書けば差異は自動で出ますが、大事なのはそのあとの処理です。

01

貸出中の備品は差異にしない。⑤の貸出簿で所在を確認し、メモ欄へ残します。

02

見つからない備品はその場で台帳から消さず、再捜索か紛失・廃棄の承認を経てから直します。

03

台帳を直した日と承認者を下の「差異の処理」欄に残します。

弊社は小規模なIT企業で、備品の棚卸は2〜3人で2〜3時間ほどで終わります。差異が出ることはほとんどありませんが、ポケットWi-Fiやマウスを自宅に持ち帰ったままにしていて、数が合わなかったことはあります。こうした小物は記録なしで持ち出されやすいので、⑤の貸出簿に載せておくと、差異が出たときに行き先をすぐたどれます。

貸出・持ち出しは「貸出簿」と「個別台帳」を使い分ける

⑤ 貸出簿いま誰が持っているかを見る
④ 個別台帳1台ごとの来歴を残す

共用のノートPC、プロジェクター、カメラなど、何種類もの備品を日常的に貸し出すなら⑤の貸出簿を1枚置くのが基本です。いま誰が何を持っているかが一覧で見え、返却予定日を過ぎた行は赤くなります。返却予定日を空欄にしないことが運用のコツで、空欄だと期限切れを知らせることができません。

貸出簿は「備品一覧」シートに①の台帳から管理番号と備品名を貼り付けておくと、管理番号を選ぶだけで備品名が入ります。一覧にない番号を入れると「一覧に未登録」と出るので、台帳への登録漏れにも気づけます。

修理歴や購入時からの履歴まで残したい高額機器は、④の個別台帳を1台ごとに作ります。貸出の記録は⑤、機器ごとの来歴は④、と役割を分けると二重入力になりません。

貸出簿を始めたばかりのころは皆の意識が高く、貸出も返却もきちんと記録されます。ただ、慣れてくると書き方が雑になり、返却期限も声をかけないと守られないことが増えてきます。期限超過の件数は表の上部に出るので、確認する曜日を決めて、赤くなった行の人にだけ声をかける形にすると、管理する側の負担も少なく済みます。

よくある質問

管理番号はどう付ければいいですか?

「PC-001」「FN-012」のように分類記号+連番が扱いやすいです。廃棄した番号は再利用しないでください。過去の記録と混ざるためです。

Googleスプレッドシートやスマホでも使えますか?

使えます。Googleスプレッドシートとスマホで実際に開いて確認し、プルダウン・色分け・自動計算はいずれも問題なく動きました。

備品購入リストと物品購入申請書はどう違いますか?

申請書は1件ごとに承認をもらう書類、購入リストは複数の依頼の進み具合をまとめて見る表です。社内で申請書が必要な場合は物品購入申請書の例文・書き方も参考にしてください。

棚卸表は在庫用と同じものを使えますか?

商品や材料の棚卸には金額欄がある棚卸表テンプレートが向いています。③は社内備品の所在確認用です。
作成者編集メンバー:山中 恵
監修者Bizroute編集部長:高橋 一志
最終更新