休職届(休職願)は、会社で長期の休みを取りたい場合に使用されます。一方で会社としては、従業員に長期で休まれると労働力がダウンするため、休職する場合は上司にその理由を説明し納得してもらうことが重要です。

今回は、休職をする際の休職届・休職願テンプレート、書き方申請の仕方を紹介します。

休職届テンプレート

シンプルな休職届のテンプレートです。設定されている項目は、「休職期間」「理由」「添付書類」「備考」です。
 
表組を使ったシンプルなレイアウトの休職届です。設定されている項目は「休職期間」「理由」「休職中の連絡先」「添付書類」「備考」になっています。最下部には、上長の承認欄が2つ設けてあります。
申請日と承認日、所属、氏名と休職期間、理由、連絡先、備考が表で離れているレイアウトです。備考と添付書類を書く欄は兼用になっています。

休職届の書き方

休職を考えているけど、具体的にどうやって書くかわからない。そもそも会社に休職制度があるかもわからない。という人も多いと思います。

その場合は、まずは会社に休職制度があるかどうかを確認します。

会社に休職制度があるか確認する

休職制度は、会社の義務ではないため大きな企業では整備されていることが多いですが、中小企業では休職制度自体がない場合もあります。

まずは、自分の会社の総務課などで休職制度の有無を確認してください。

休職の事由(理由)は納得のいくものを

休職する場合は、上司や会社が納得できるものが必要です。

従業員が休職すると会社の労働力が少なくなるため、しっかりとした理由が求められます。

休職の理由で多いのが、病気によるものですが、病気での療養の場合には、具体的な病名と医師の診断書を求められることが普通です。

以下に休職の理由の例文を紹介します。ただし、これらの理由で休職が認められるかどうかは会社によります。休職を自分だけで決める前に上司に相談しておくことも大切です。

休職届を申請する理由の例

・会社の業務とは関係ない病気やケガ
・会社外での事故
・海外への留学のため
・ボランティア活動など自己都合
・出向先で働くため自社は休職にする
・議員になるなど公職への就任
・起訴され一定期間家で待機する場合

休職届の添付書類を用意する

休職の理由の証明として添付書類を用意します。

病気やケガの場合は診断書が必要です。診断書は診察を行った医師に依頼することでもらうことができますが、通常は数千円の料金がかかります。

その他、休職の理由を客観的に証明するために、留学の場合は留学先の入学許可書など実際に証明できるものが必要になります。

休職届の例文サンプル

休職届は、会社に規定の用紙があればそれを使用します。なければ、このページで無料ダウンロードできるテンプレートを利用してください。

休職届を申請するには以下のような項目が必要です。提出する場合は、A4用紙1枚に横書きで記入します。書式は、箇条書きや表形式にしてまとめると見やすいでしょう。

提出相手の所属名、役職、氏名
自分の所属部署、氏名、押印
休職期間
休職理由
休職中の連絡先
添付書類
備考
休職届の例文サンプル

まとめ

この記事では、休職届の書き方や例文、無料ダウンロードできるエクセルやワードの休職届テンプレートを紹介しました。

休職届のフォーマットが、会社にある場合はそれを使用し、会社で決められた書き方で提出します。会社に既定のフォーマットがない場合は、テンプレートを使って必要な事項を埋めてください。

通常、休職届には、長期に休職するための正当な理由が必要なので、上司や会社と無用な軋轢が起こらないように気を付けましょう。