督促状の例文テンプレート

個人間の売買や代金立替などで、相手に丁寧に入金をお願いする際に使える文例とテンプレートをまとめました。

事務対応の実務経験をもとに、初回連絡→2回目連絡→最終案内手前までの流れを想定し、メール・手紙・はがき・SMSの例文を用意しています。

法的措置を示す強い表現は使用していないため、関係性に配慮しながら安心してご利用いただけます。なお、個別事情により記載内容は調整してください。(本ページは一般的な情報提供であり、法的助言ではありません)

強い表現が必要な督促状(法的手段の示唆を含む)はこちら

入金のお願い 文例 個人向けテンプレート(丁寧な催促の例)

「入金のお願い」と「督促状」の違いと使い分け

  • 入金のお願い:
    個人向けの任意の依頼です。丁寧なトーンで支払期限・振込先・問い合わせ先を再提示します。初回から2回目連絡での使用を想定します。
  • 督促状:
    支払遅延が長期化し、法的手段の示唆が必要な段階で用います。表現が強く、関係性への影響が大きいため、使う局面を見極めます。
  • 使い分け:
    まずは入金のお願い(本ページ)で段階的に案内し、改善が見られない場合に督促状を検討します。

送付タイミングとトーンの目安

初回連絡(期日当日〜翌日)

  • 事務的・丁寧な案内で期日の再提示
  • 支払方法・振込先・合計金額の再掲
  • 入金済みの場合の連絡依頼も記載
2回目連絡(初回から3〜7日後)

  • 依頼の再確認と具体的な新期日の提示
  • 連絡がない場合の最終案内予定を予告
  • 支払いに関する質問窓口の明示
最終案内の手前(2回目から7日後目安)

  • やむを得ない事情の確認と分割等の提案
  • 最終案内の予定日を記載(本ページは最終案内の一歩手前まで)
  • 関係性を損なわない配慮の一文を添える

文例テンプレート(コピペ可)

メール文例|初回連絡

{相手名} 様

いつもお世話になっております。{差出人名}です。
{取引内容(例:先日お届けした商品の代金)}につきまして、{請求金額}円のご入金期限は{期日}となっております。
お手数をおかけしますが、下記の口座へお手続きをお願いいたします。

金融機関名:{銀行名}
支店名:{支店名}
口座種別・番号:{普通/当座} {口座番号}
口座名義:{名義}

すでにお手続き済みの場合は、本メールと行き違いの可能性がございます。恐れ入りますがご一報いただけますと幸いです。
ご不明点がありましたら、遠慮なくお知らせください。

{差出人名}
{電話}
{メール}

メール文例|2回目連絡(新期日提示)

{相手名} 様

{差出人名}です。
先日のご連絡に続き、{取引内容}のご入金につきまして確認のお願いです。大変恐縮ですが、{新期日}までにお手続きをお願いできますでしょうか。
事情がある場合は{相談期限}までにご連絡ください。分割や振込以外の方法についてもご相談可能です。

下記に再度、振込先を記載いたします。
(振込先情報は省略)

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

手紙(書面)文例|初回〜2回目

{相手住所}
{相手名} 様

{差出人住所}
{差出人名}
{発行日}

入金のお願いについて

{取引日}の{取引内容}につき、代金{請求金額}円のご入金をお願い申し上げます。

つきましては、{期日または新期日}までにお手続きをお願いできますと幸いです。
すでにお済みの場合は、行き違いの可能性がございますのでご一報ください。

ご事情がある場合は、支払い方法や分割など柔軟にご相談を承ります。

以上、よろしくお願い申し上げます。

はがき/SMS短文例

{相手名} 様
{差出人名}です。{取引内容}の{請求金額}円につき、{新期日}までのご入金をお願いいたします。

ご事情のご相談は{相談期限}までにご連絡ください。入金済みの場合は恐れ入りますがご一報ください。

件名・差出人表示の例

  • 件名例:
    入金のお願い({取引内容}/{請求金額}円)/再送:入金のお願い
  • 差出人表示:
    {差出人名}|{屋号・所属}|{電話番号}

書き方チェックリスト(個人向けの必須項目)

  • 請求根拠:
    取引日・商品名・数量・金額
  • 支払期日:
    具体的な日付と時刻(例:{YYYY/MM/DD 15:00})
  • 支払方法:
    振込先・QR決済・現金手渡し等の選択肢
  • 連絡先:
    電話・メール・受付時間
  • 行き違い配慮:
    入金済みの場合の一文
  • 相談の余地:
    分割可・方法変更の相談窓口

NG表現とトラブル回避

  • 威圧的・断定的な脅し文句は避けます(本ページは任意の依頼段階です)。
  • 不正確な金額・期日は記載しません。根拠資料で確認します。
  • 個人情報の取扱いに配慮します。第三者に不必要に共有しません。

同封・添付すると安心な書類

  • 請求書または明細(内訳・合計)
  • 振込先情報(金融機関名・口座名義・QRコード等)
  • 問い合わせ先(担当・受付時間)

個人向け 入金のお願い 文例テンプレート(Word)

ファイル名 tokusoku08.docx
ファイルタイプ ワード
作成バージョン word2013
ファイルサイズ 18.37 KB
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・テンプレートのご利用によるトラブルの対応やサポートはしておりません。

 

よくある質問(FAQ)

個人間の取引でも入金のお願いは書面にしたほうがよいですか?
はい。メールでも問題ありませんが、取引内容・金額・期日を明確に残せる形で送ることをおすすめします。手紙の場合は控えの保管も行います。
期日の再設定はどれくらい先が適切ですか?
状況により異なりますが、1週間程度を目安にし、相手が対応しやすい平日昼間など具体的な時刻まで示すと丁寧です。
最終案内の前に分割払いを提案してもよいですか?
はい。関係性を損なわず支払いを前進させる手段として有効です。合意内容はメールや書面で残してください。
強い文面に切り替える判断基準はありますか?
複数回の依頼にも反応がない、約束が繰り返し守られない等の場合は、督促状への切り替えを検討します。必要に応じて専門家への相談も有効です。