直訳:属性、特質、特性
プロパティとは
・オブジェクトの状態(プログラミング)
簡単な解説
プロパティの意味は、簡単に言ってしまうと何かの「詳細情報」です。
パソコンでファイルのプロパティといえばファイルの詳細情報、スマホの画像でプロパティといえば画像サイズやファイル形式、ファイルの大きさといった、詳細情報のことだと覚えておけば間違いありません。
プロパティの詳細な意味
パソコン用語でのプロパティは、ファイルや周辺機器といった対象の詳細な情報のことです。ファイルに保存されている内容は、ファイルを開くことで見ることができますが、ファイル自体の属性や詳細はプロパティとして管理されています。

C#やJavaなどのプログラミング言語でもプロパティという用語を使いますが、オブジェクトの状態や属性という意味なので大まかには同じ意味になります。
設定されるプロパティは、個々のファイルやプリンタなどの対象によって異なります。
例えば、Windows10におけるファイルのプロパティは以下のようなものがあります。
一般的なファイルのプロパティ
関連付けされているプログラム
ファイルの場所
ファイルサイズ
ディスク上のサイズ
作成日時
更新日時
アクセス日時
ファイルの属性
アクセス権の設定
ファイルのバージョン
プリンタのプロパティ
モデル
モデル番号
カテゴリ
説明
パソコンでのプロパティの出し方
Windowsでプロパティを出すには以下の3つの方法があります。
対象を右クリックして表示する
一番よく知られているプロパティの出し方は、対象を右クリックしてメニューを出し「プロパティ」を選択する方法です。

ちなみにAltキーを押しながらダブルクリックするとメニューを出すことなくプロパティを表示できます。
キーボードで表示する方法
キーボードだけでもプロパティを表示することができます。キーボードでプロパティを表示するには、対象を選択した状態で
を押します。
Altキーを先に押さないとファイルが起動されてしまうので注意してください。
フォルダーの機能から表示する方法
もう一つ、フォルダーを開いた状態でもプロパティを表示することもできます。
フォルダーを開く
フォルダー上部にある「リボン」内の「プロパティ」ボタンを押す
という手順で表示できます。

内容は、右クリックのメニューやキーボードでの表示と同じなのでやりやすい方法で表示すればいいでしょう。
スマホのプロパティ
スマホのプロパティもパソコンのプロパティと同じで、ファイルの詳細情報という意味で使われます。
例えば、スマホで撮った写真が保存されているアルバムを開き「三点リーダー(3つの点)」をタップすると、画像の編集メニューと共にプロパティ(詳細)メニューが表示されます。それを選択すると、写真のサイズや保存先、幅や高さなどの詳細を知ることができます。

プログラミングでのプロパティ
プログラミングで使われるプロパティは、クラスの中に保持する変数のことを指します。クラスを定義するときに同時に定義することが一般的です。
プロパティは、クラスを使用できる言語ならどの言語にも登場するのでプログラミングでは必須の用語です。プロパティの使用方法は、言語によって定義の仕方や呼び出し方が変わってくるので各言語毎に覚える必要があります。
まとめ
パソコン用語としてのプロパティとは、ファイルやプリンタといった対象の詳細情報のことをいいます。プログラミングでのプロパティは、オブジェクトの属性や詳細という意味で使用します。
Windowsでプロパティを表示するには、
キーボードで表示
フォルダの機能から表示
という3つの方法があります。一般的には、対象を右クリックして出現するメニューから選ぶ方法を使う人が多いですが自分のやりやすい方法で行えばいいでしょう。
特にキーボードでのショートカットは覚えておくと早くて便利です。