直訳:最適化
Contents
オプティマイズとは
・GoogleのWebサイト最適化ツールの名称
・パソコン、プログラミング、データベースなどで使われる
簡単な解説
オプティマイズとは最適化を意味する言葉です。最適化とは目的に沿って、内部の構造などを調整して、より良い状況に整えることを意味します。
主にIT業界で使われる言葉で、自動的に最適化するソフトウェアや機能のことをオプティマイザと呼んでいます。
似たような言葉なので混同されがちですが、最適化全般がオプティマイズで、最適化を行うソフトウェアをオプティマイザと呼びます。
オプティマイズの種類
オプティマイズは、ハードディスクやプログラムなどの対象によって、何をどのように最適化するのか異なります。それぞれのオプティマイズについて紹介します。
パソコン
パソコンでオプティマイズといえば、ハードディスクの最適化のことを指します。ハードディスクは、使い続けていると無駄な領域が増えていきます。
最適化することにより、情報を効率的に保存し容量を増やしたりアクセス速度を挙げたりすることができます。Windowsでは、デフラグというツールでハードディスクをオプティマイズできます。

プログラミング
オプティマイズが最も良く使われるのが、プログラミング分野です。同じ機能を持つプログラムでも、より高速に、よりメモリの占有量を小さくした方がよいプログラムになります。
一通りの機能が実装されたあとで、細かい見直しや調整をしますが、それをオプティマイズと言います。
最近ではコンパイラやインタプリタなどのソフトウェアには、効率的なコードを生成する機能が内蔵されていることもあります。
これらをオプティマイザと言いますが、過剰に自動生成を利用すると意図しないバグを起こす可能性が高まるのでバランスが大切になります。
スマートフォン
最も身近にオプティマイズをしているのは、スマートフォンです。
スマホの調子が悪くなったときに、無駄なデータを削減したり、メモリをクリーンアップしたこともあるのではないでしょうか。これもオプティマイズの1つになります。
また、スマホにはオプティマイズをするための専用アプリなども提供されています。
Webサイト
web業界でもオプティマイズが良く使われます。これはウェブサイトの内容を最適化することにより、閲覧者数を増やしたり、目的のページに遷移させることを目的としたものです。
特に有名なのがGoogleが提供する、Googleオプティマイズです。人工知能が使われていて、ウェブサイトをどうすれば最適化できるのかをデータとして見せてくれます。

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/optimize/
画像処理
画像処理の分野でも、オプティマイズは使われます。画層処理では用途に合わせて、画質を限界まで落としたりすることを指します。
何をどのように最適化するのは目的によって異なるのですが、この分野においても常用される言葉です。
データベース
データベースには、SQLの実行を効率化するオプティマイザという機能があります。
オプティマイザは、取得するレコードへの複数のアクセス方法の中から最適な実行計画を決定することができます。
関連用語
オプティマイザ
まとめ
オプティマイズは、パソコンやプログラミングでよく使われる言葉で、対象を最適化するという意味です。
パソコンの他にもスマホや画像処理などで、オプティマイズが使われることがありますが、どれも「最適化」という意味があることを覚えておけばいいでしょう。