直訳:組み立てユニット
モジュールとは
・プログラミングのまとまった部分
簡単な解説
モジュールとは寸法や機能の単位として使われます。
英語のModuleを元にしたもので、意味としてはほぼ同じですが、様々な分野で若干異なる意味で使われます。
パソコン用語としてのモジュールとは、交換ができる構成要素という意味になります。例えば、パソコンのCPUやハードディスク、マザーボードなどは部品単位で交換できます。これらはすべてモジュールと呼ばれます。
モジュールの詳細な意味
パソコン以外にも、モジュールという用語を使う場面は多くあります。
プログラミング
プログラミングでは、モジュールとは機能をひとまとめにしたパーツ(ファイル)のことをいいます。例えば、エクセルやワードで使用するVBA(Visual Basic Application)では機能のひとまとまりを別のモジュールという単位で作成します。

こうすることにより、この機能はこのファイルと整理することができ、メンテナンス性が高まります。また、外部から提供された機能の集まったファイルをモジュールと呼ぶこともあります。
よくあるのが、特定のデータベースの機能を呼び出して使用できるモジュールです。
モジュール化
プログラミングでよく使われるモジュール化は、特定の機能を分割してファイルなどの別の集まりにまとめることです。モジュール化しておくと、プログラムが見やすくなったり、修正がしやすくなったりするので便利になることが多いです。

工業業界
工業製品のモジュールもパソコン用語と同じく、交換できる構成要素という意味になります。
例えば自動車の部品であったり、規格化された交換可能な構成要素としてモジュールが使われるのです。他にも多くの工業製品で同じように使われています。
建築
建築分野でもモジュールは寸法のことを意味します。
例えば日本では伝統的な建築の寸法として、尺という単位がありますが、これを尺モジュールと言います。最近ではメートル法を基準としたものが主流になりつつあり、こちらはメーターモジュールと呼びます。
歯車
歯車でのモジュールというと歯車の周囲についているギザギザの部分の大きさを表す単位になります。
歯車は別の歯車と噛み合うことで、動力を伝えていく工業部品で、様々なことに使われています。歯車の直径を歯の数で割った数値が、モジュールになります。
仮に直径が100mmとして、歯の数が10枚とするとモジュール10mmと表現します。
まとめ
モジュールとは、簡単にいうと部品のことです。パソコンやプログラミングなどで若干ニュアンスは違いますが、総じて部品のことと覚えておけば大きく間違うことはありません。